紅葉

秋を求めて志賀高原までちょっと。 ~放射能調査も兼ねて~
志賀高原には、一沼、琵琶池、丸池、蓮池など、数多くの池が散在しています。

              一沼
ちょっと紅葉には早い気がしましたが、行ってみると一沼当たりの紅葉が真っ盛りで、道は渋滞、俄かカメラマンが、夢中でファインダーを覗いていました。
天気も良く、眺めが良さそうだったので、横手山のロープウエイに乗って山頂までいってみると、辺りの樹木には夜露でできた氷が葉に付着し、光に当たって、キラキラ輝き雪のようでした。

              横手山

放射能汚染のことなど忘れさせられた一時でした。

生食用食肉(牛肉)の規格基準について

富山県等で発生した腸管出血性大腸菌(O111)による食中毒事件では、肉を生で食べた方数名が亡くなられ、重症者も多数報告されています。
 生肉や加熱不十分な肉を食べることには、腸管出血性大腸菌による食中毒になるリスクがあります。若齢者、高齢者、抵抗力が弱い方は、生肉や加熱不十分な肉料理を食べないように特に注意しましょう。(厚生労働省の生食用食肉(牛肉)の規格基準より抜粋)

そこで新たに生食用食肉(牛肉)の規格基準について「腸内細菌科菌群が陰性でなければならない」という成分規格が設けられました。「腸内細菌科菌群」は、腸管出血性大腸菌サルモネラ菌属を含む衛生指標菌として設定されました。

もちろん食環研でも「腸内細菌科菌群」について試薬、培地などを準備して検査を行える体制を整えました。

また、腸管出血性大腸菌(O157)による食中毒事故も毎年報告されています。この7年間では死者は出ていないようですが、発症者は毎年100~1000名と、とても安心といえる状況ではありません。食品加工に携わる業者の方、飲食店の方、特に家庭の食事にも注意が必要と思います。いっそ細菌が見えればいいのにとも思いますがそれは漫画の世界ですね。しかし、衛生管理をしていくとだんだんこの辺に細菌がいるなとか、こうゆう環境では菌が増殖するなとかだんだん見えてくるような気がしてくるのは気のせい?(イワザキ)

残留農薬の話 「その1」

一時期、世間を騒がせた食品の残留農薬汚染。
最近のニュースにおいては放射性物質の話題に押され、
残留農薬の基準値違反について触れることも少なくなりました。
農家、食品輸入業者、食品メーカーからしてみれば、
この不景気なご時世、残留農薬検査を行うにもお金がかかる、
仮に検査に出したとして、ほとんどが「不検出」(農薬がほぼ含まれない)
という結果が出ることに、「残留農薬検査は本当に意味があるのか?」
と疑問に思ってしまうことと思います。

確かに、弊社でも残留農薬依頼検体の7~9割は「不検出」となります。
「作物の9割から農薬が出ない」ということは、
食品の生産現場を知らない消費者にとって、
「最近は無農薬で作物を栽培している所が多いからなのでは?」
と受け取れるかもしれません。

しかし現実は、食品のほぼ9割以上
(直接・間接含めて)農薬を使用しております。
野菜、果物、穀物類における残留農薬はもちろん規制対象となっていますし、
食肉にしても、エサの飼料、また、ハエ等の防除に使う殺虫剤や抗菌剤にも、
農薬と同じ成分が使用され、農薬規制の対象となっています。

正直な所、農薬汚染のリスクが0な食品はありません。
強いて言うならば、医療品、サプリメントなど、
プラントで生産される形式の化学物質くらいでしょう。

では、農薬を使用しているのに残留農薬が検出されない理由は何か?

それは長くなってしまうので次回にお話しします。

( Analyst 24 )

放射性物質分析食品検査残留農薬残留抗生物質
株式会社 食環境衛生研究所

殺ウイルス試験

最近、清潔と安全に対する消費者の意識が高まり、「抗菌」をうたった商品が日常生活の中に溢れていませんか?
抗菌・・・殺菌・・・除菌・・・・・・・・・?
私もあまり理解しているわけではありませんが、ちょくちょく試験依頼が舞い込んできます。誰もが理解しているようで完全に理解していないようです。

                 レジオネラ試験
ウィキペディアによれば、
抗菌とは、本来、細菌の増殖を抑制したり殺したりすることだそうです。しかし、その定義は曖昧で殺菌剤、抗生物質、防カビ剤といった広い範囲での微生物を制御する物質を含んでいう場合もあります。

                 抗カビ試験
また、殺菌とは、病原性や有害性を有する糸状菌、細菌、ウイルスなどの微生物を死滅させることです。
両者の違いが分かりますか。抗菌は、細菌の増殖を抑制(必ずしも殺す必要もなく増殖を抑えれば)効果があり、殺菌では死滅(完全に微生物を「ゼロ」にする)する必要があるようです。
 また、似たような言葉で除菌があります。除菌とは対象物質から増殖可能な細菌数を有効量減少させることだそうで、抗菌と同義語?でしょうか? でも、抗菌では細菌の増殖抑制だけでなく殺したり(殺菌)も含まれますのです。

                 殺ウイルス試験(発育鶏卵試験)
では、抗菌をうたうためにはどうしたらよいでしょうか?
食環研は、農林水産省からGLPGCP、および学術研究機関の適合施設として認定され、また、群馬県より衛生検査所、環境計量事業所として登録を受けている検査・分析機関です。
 当研究所では、これらの通常の抗菌試験に加えて、さまざまなご要望にお応えすべく、特殊な菌を取りそろえて抗菌試験殺菌試験に対応しております。

                  殺ウイルス試験(細胞培養)
迷ったら、食環研へ !!
ご一報をお持ちしております。

上高地(その2)

そろそろ紅葉の季節かと思いましたがまだ早かった上高地。
河童橋から梓川の右岸を歩いて少しすると岳沢の入り口があります。

樹林帯のなかを緩やかに登っていきます。
雪崩で崩れた登山道もきれいに整備されて迂回ルートになっています。

もうひと登りすると風穴です。しかし、この日は外気も涼しいためか、何の音沙汰もなくただの穴でした。

すこしすると視界が開けて岳沢のガレ場に到着。
とりあえず、河童橋を見下ろしながら放射線測定
少し高め?標高のせい?異常なしでしょう。
ここで残り時間が無くなってしまったので引き返すことにしました。

名残惜しいので梓川の支流で一枚。
あと2週間もすればきれいに紅葉するでしょう。

上高地への道すがら放射線測定をしてきましたが、携帯している積算線量計はどうも下限表示がすでに0.05μSv/hのようで舗装の上と、地面の上とで放射線測定の値に若干の差がある程度でとくに異常はありませんでした。ここまで来てこんなことを気にする人もいないでしょうが・・(イワザキ)

地域一丸で

 関東地方では、豚のオーエスキー病の清浄化に向けての動きが見られます。
たとえば、母豚や雄豚の全頭採血、初乳のグロブリン検査、屠場でのサーベイなど様々です。

農林水産省が発表した、全国のオーエスキー病浸潤マップを参考にすると、平成23年9月29日現在で、オーエスキー病の浸潤県は、13都県となっております。やはり、浸潤県は養豚が盛んな地域が目立ちます。

オーエスキー病は、豚ヘルペスウイルス1によって引き起こされる疾病です。主な症状は、繁殖母豚の死流産や哺乳豚の死亡です。

日本では1981年に発生が確認され、1983年に届出伝染病に指定されました。その後、1991年より発生地域限定で生ワクチンの使用が許可されました。20数年もの期間ワクチン接種をしてきたにもかかわらず、なかなか清浄化できずにいるのには、オーエスキー病が豚ヘルペスウイルスという厄介な疾病だからです。感染した豚は、ウイルス抗体を産生しますが、体内からは感染したウイルスがいなくなることがないという特性があります。つまり、抗体を保有しているにも関わらず、体内の潜伏ウイルスが時折、再活性化され感染源となってしまうのです。

この強敵に向かって生産者の方々もワクチン接種を励行し、地域一丸となって清浄化に向けてスパートをかけています。

ヤマダ

紅葉にはまだ早い上高地

今回は少しだけ日本アルプス気分。
大正池から望む穂高連峰。左の雲に隠れているのが奥穂高岳、右が前穂高岳、間の吊尾根から手前に伸びているのが岳沢。

今回も積算放射線量計を携帯しています。これで放射線量測定をしてみたいと思います。
とりあえずバスターミナルにて放射線量測定、0.08μSV/hで異常なし。
梓川にて放射線量測定、0.12μSV/hでこの程度は自然にある放射能として異常なし。
積算線量計の誤差範囲とも考えられます。

少し紅葉してきた風に一枚、六百山。

穂高岳の入り口、岳沢登山口。

今回の日帰り旅を企画してくれた山歩き同好会の二人とはここでお別れ。

すでに帰りのバスの出発時刻まで残りあと2時間となり、ようやく復活した岳沢ヒュッテまでは間に合いそうもないので、とりあえず岳沢のガレ場まで行くことにしました。
生ビールはおあずけです。

来年、ひそかに計画している奥穂高岳。
うまくすれば日帰りでいけるらしいです。
つづく。(イワザキ)

皇海山偵察行(その2)

前回、根利方面から途中断念した皇海山の登山口をめざして、今回は追貝から偵察に出発。
とりあえず、老神温泉で放射線量測定。渓谷の道路上にて異常なし。

林道入り口にはおなじみの「自己責任でどうぞ」の看板がありました。

途中岩壁をくり抜いただけのトンネル。

これが原因の崩落現場。

とりあえず放射線量を測定。なぜか少し高い数値ですが?

靴ひもを締めなおして出発すると、今度は土石流によって道が寸断。

崩落地点から5キロほどで登山口。崩落地点の手前には登山者の車が3台ほど停まっていました。5キロくらいなら1時間プラス(往復2時間)で日帰り登山も問題ない事が確認されました。とりあえずここでも放射線量測定、誤差範囲にて異常なし。

さらに3キロほど進むと前回轍が発見された橋に辿り着きました。

これで納得。今回の偵察行は終了としました。

使用した放射線量計「MEASURE WORKS AT2503A ATOMTEX」
線量率測定範囲は0.1μSv/h~0.1Sv/h。(イワザキ)

お茶系ダイエット飲料の効果って・・・?「その2」

前回に引き続き・・
今回は「黒○龍茶」について考察したいと思います。

こちらの商品、前回の「脂肪を燃焼させる」と謳う商品とは異なり、
「脂肪を吸収しにくくする」ことを効能として掲げています。
原理としては「ウーロン茶重合ポリフェノール(OTPP)」が
脂肪を分解する膵リパーゼの作用を阻害し、
腸管からの脂肪吸収を阻害することを原理としています。

OTPPの効能については、意外と論文がそろっていて、
上記効果により血清トリグリセリド(TG)値が低下するという
結果は明らからしいです。TG値というのは、
簡単に、腸管から吸収された、血液中の
中性脂肪の量と考えていただいて大丈夫だと思います。

ただ、「吸収しにくくする」という点には落とし穴があります。

一つは、人体に有効な成分まで吸収しにくくしている可能性があること、
言わずもがな、過剰の中性脂肪は肥満の原因ですが、
適量の中性脂肪は人体を維持するために必要不可欠です。
また、こういった中性脂肪になじみやすい物質(親油性の栄養素)についても、
腸内で中性脂肪が分解されないために、吸収されにくい状態で維持され
少なからず排出されてしまっているのでは?と推測しています。

もう一つは、直接食べた中性脂肪分にのみ多少有効ということなので
炭水化物の食べ過ぎにより、体内合成される中性脂肪については、
原理的に効果の対象外です。

少し話がそれますが、吸収されないで腸管を通過した脂肪分が
他の食物繊維等の割合に比べ大量であった場合、
下痢の原因になります。
吸収されなかった油分はそのまま液体として排出されるからです。

前回と同様のまとめとなってしまいますが、
健康食品を過信してはいけません。
これさえ飲めば、いくら食べても大丈夫!
・・それは確実に「幻想」です。

製品の特性を理解した上で、今日は中性脂肪の多い食品を摂る予定だから、
少しでも吸収を抑制するために、この商品を一緒に飲もうという発想。
・・・結構です。
健康的な食事がしたいという考えに違いはありません。
ただ、その方向性として、
通常の食事に、少し高いけど高機能を謳う
「健康食品」をプラスする生活か、
肉、お酒を少し減らして、その分、少し高いけど
食物繊維豊富で満腹作用のある「野菜」をプラスする生活か・・

「適切な食事をとる」という事を視点に、
皆さんのライフスタイルにあわせた感覚で
自己判断していただけたらと思います。

( Analyst 23 )

放射性物質分析 食品検査食品分析残留農薬残留抗生物質
株式会社 食環境衛生研究所

森林の放射能の影響は?

積算線量計を買ってもらったのでせっかくの会社のブログなのでいろいろ測定してみようと思います。
放射能の汚染状況調査も兼ねて林道探索ということで。

林道に入って沢を渡るたびに、魚の居そうなポイントを探してしまいますが放射能の影響は?
渓流魚は川の水が留まっていないので比較的大丈夫なようです。池や沼、湖などの魚はすこし注意したほうがよいでしょう。渓流魚でも養殖の放流が多いですが(私に釣れるのは><)そこは漁協で管理しているようなので大丈夫でしょう。渓流の女王ヤマメ(春頃なので放流したてサイズ)

あまり見かけない花も。放射能による変異株なども出現してくるのでしょうか?
ただ名前を知らないだけ?

6万円くらいの線量計では細かい影響はよくわかりませんが、健康に影響がでる線量レベルならしっかり感知できるようです。
結局、送付された検体を測ってみてびっくりの検査室が一番危険な気がする・・(第二登山部)