食品中の脂肪酸のはなし1

今回は前回の食品中の脂肪酸のはなしに続きまして
脂肪酸について書いてみようと思います。

脂肪酸とは、脂質を構成する重要な成分で
炭素元素(C)が鎖のように長くつながったものが
土台になっています。
食品中の脂肪の約9割が脂肪酸でできており、
肉の脂肪や牛乳の脂肪、魚の脂などのほとんどが
「脂肪酸」にあたります。

脂肪酸は、炭素(C)と水素(H)、酸素(O)で構成されています。
グリセリンは脂肪酸と結合するための手を3つもっており、
脂肪酸の炭素(C)の数や、炭素(C)と炭素(C)のつながり方の
違いで脂肪酸の種類や性質が決まります。

炭素(C)と炭素(C)のつながり方で、一本の手でつながっているもの(C-C)を
「飽和脂肪酸」といい、二本の手でつながっているもの(C=C)、
つまり二重結合のものを「不飽和脂肪酸」といいます。

次回は、今回の飽和脂肪酸や不飽和脂肪酸のはなしから
食品中の脂肪酸について例を挙げてかいていこうと
思います。

研究検査部 山田

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