引き続きノロウイルスに注意!

前回の投稿でもあげましたが、ノロウイルス等、
ウイルス性の感染症が流行っております。

更新された第51週のデータを見ると、減少に転じましたが、
変異したノロウイルスや新型ノロウイルスが流行っているため、
まだまだ油断ができない状況です。

実際、弊社にも多数のノロウイルス検査の依頼が来ておりますが、
陽性となる確率は例年より高くなっております(数値は非公開)。

新型のノロウイルスが厄介な点はいくつかございますが、主に以下の2点になります。

1:例年流行っているノロウイルスに対して免疫を持っている方であっても、今までに感染したことがないウイルスなので、発症者が多くなる
2:高感度検査(リアルタイムRT-PCR法等)では検出可能だが、簡易検査(イムノクロマト法等)ではウイルス量が多くないと正しい検査結果が出ない可能性がある

そのため、対策としては、少しでも体調が悪いと感じたらノロウイルスを疑って対応を取ることと、確認のための検査は確実性を高めるためにも、高感度検査を行うことです(少し、値は張りますが・・・)。

また、勘違いしやすいことですが、ノロウイルスによる食中毒は必ずしも嘔吐と下痢が併発するわけではない、ということです。つまり、下痢のみだったり、嘔吐のみだったり、あるいはどちらの症状も出ない場合があります。

どちらかだけだから大丈夫、と勝手に判断せず、少なくとも流行期においてはノロウイルスを疑った対応が必要だと思います。

嘔吐物は必ずノロウイルスを疑った対応を取り、感染拡大が起こらないように、他人から移されないように常に注意を払いましょう。

食品・環境衛生営業部 K.K

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