3月は比較的暖かい日と真冬のように寒い日があり、1日の中でも最高気温と最低気温の差が大きい日と、それほどでもない日があります。この気温の変動は、人間だけでなく家畜にとってもストレスとなり、体調不良や疾病を誘発します。寒暖差が大きかった日の数日後、家畜に肺炎や下痢症状が発生した農場が見受けられます。温度管理が難しい季節ですが、窓をこまめに開け閉めして温度調節をし、飼養衛生管理を徹底しましょう。
ブロイラーの発育不良症候群
犬に寄生するノミ
乳房炎ワクチンが承認
ペットフードの安全性
2009年6月1日、「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)」が施行されました。これまで規制のなかった犬用・猫用のペットフードについて、その安全性を確保するため、事業者の届出や安全基準などを定めた法律です。これにより、ペットの健康に悪影響を及ぼすペットフードの製造、輸入又は販売は禁止され、消費者に対して適切かつ十分な情報を提供するために製造業者名や賞味期限などの表示が義務付けられました。また、国は国内に流通するペットフードを監視し、問題が起きた時はその廃棄、回収を事業者に対して命令することができるようになっています。
封入体肝炎(IBH)
成牛のコロナウイルス
輸入ソーセージの牛肉混入
2010年2月16日、農林水産省は、オーストリアから輸入したソーセージに牛肉が混入していたことから、同国から輸出される豚肉及び豚肉製品について、輸入に必要な検疫証明書の発行を保留したことを発表しました。オーストラリアからの牛肉の輸入は、BSE(牛海綿状脳症)の影響によって2001年以降禁止されています。2月15日、動物検疫所中部空港支所がオーストリアから対日輸出されたハム等の現物検査を実施し、牛肉を含むソーセージが含まれていることを確認したため、当該貨物の輸入手続を停止し、今後は、オーストリア政府に対し、衛生条件に違反した検査証明書を発行した原因について、詳細な調査と改善措置を要請するようです。
