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しかし、吉牛。。。このピンチのおかげで組織が強くなった、牛丼なくてもやってける、って言ってますね。強い・・・

しかし、牛タン。。。名物にしてる某観光地がTVのインタビューで「輸入再開しないとヤバイ」って言ってるのを見て、あ、これも輸入品だったのかって・・・いまさら妙なところに感心してます・・・

いな

混入じゃないでしょぉ!

BSE問題にからみ、「アメリカからの輸入牛肉より、脊椎の混入が発見され・・」とニュースが流れた。「混入」と聞いて、非常に微細な、それこそ爪の先ほどの脊椎の破片が入っていたのを、きっと最新の分析技術で検出したのだろうな、と思ったのが、はじめの感想。

ところが。後日公開された実物の画面をみてびっくり。素人が一目みただけで「背骨」と解る大きなものが、どーーんと、パック表面に見えてるじゃないですか!

車を運転しながら聞いていたニュース番組の中で、インタビューに答えた某(牛肉使用系)外食チェーンの方が、「当社では、アメリカの食肉処理場各所を独自に視察調査した結果、安全性を担保できる状況にないと判断したため、輸入解禁後も、購入・使用をみあわせていた」と話していた。

おいおい、民間が、身銭を切って、採算よりも安全性(と、それに伴う信頼性の維持)のためにこれだけのことをやってるんだぞ。輸入再開の判断もきわめて解りやすく「政治決着」だったけど、閣議決定問題もからめ、今回の問題を国内の政争材料に使ってるだけのおじ様方!  与党も野党もひっくるめて、せめてみんな恥ずかしく思ってねぇ!!

いな

ノロウイルス②

 第一の理由として挙げられるのは、ウイルスの感染力が強いということです。10~100個程度で感染発病させることが出来るといわれています。ノロウイルスは感染者の腸内で増殖し糞便によって排出されますが、糞便1g中に1億個以上のウイルスの存在が確認されたデータもあります。つまりは、糞便などによる汚染が極めて少量のものであったとしても、そこには大量のウイルスの存在が推測されるのです。

 第二の理由としては、熱や消毒薬による殺滅が容易ではないということです。ウイルスの不活化には、85℃、1分間以上の加熱が必要とされていますし、食品製造現場において良く使用されている消毒用のアルコールや次亜塩素酸ナトリウムに対する耐性も高いのです。
さらには、感染者の症状消失後もウイルスを輩出することも理由の一つとなります。症状が消失後1週間から1ヶ月程度ウイルスの排出が続くといわれていますので、特に食品を取り扱っている方は、ノロウイルスの症状消失後であっても、直接食品に手を触れないなどの対策が必要です。

これらの理由によって、対策が難しく、多発性が高いノロウイルス感染を防ぐには、どのようにすれば良いのでしょうか?

それは、特殊なことではなく、加熱と洗浄がポイントとなります。具体的には、調理器具や食材などで加熱可能なものは85℃、1分間以上加熱し、手指の洗浄などはブラシなどを使用して、より丁寧にウイルスを洗い流すといったことです。このようなことは、食品調理や加工に従事している方は、当たり前と思っているかもしれません。しかし最後に、もう一つ理由を挙げるならば、食品を扱っている方々の当たり前のことが出来ているか否かということかも知れません。

ノロウイルス①

この時期に、“食中毒 ニュース”といったキーワードでネット検索をすると必ず「ノロウイルス」「集団感染」といった単語が目に映ることと思います。ここ数年、特に一昨年の暮れには、高齢者福祉施設の連続集団発生が起こり、マスコミを賑わせたこともあって、多くの方がこのウイルスに関して目や耳にする機会が増えたことでしょう。では、なぜ、ノロウイルスによる食中毒事件、感染症が多発するのでしょうか?(続く)

中田物産のニュースをみて②

 当社の、食品衛生管理のお客様(食品加工会社、レストラン等)からは、アレルゲン表示がはじまった当初、なぜそんなごく一部の特殊な客のために、金と労力がかかる表示を行うのか、といった質問が寄せられました。

 我が家のボーズほどひどくは無くとも、アレルギーを持つ子どもは沢山います。そして、その子や親にとり、表示があることで、安心して買える商品が、一気に広がるのです。つまり、企業にとっては、短期的には経費のアップでも、長期的にはリスク回避と、顧客増加の両方のメリットがあることを、当社のお客様には説明しました。

 中田物産は、96年には既に民間の消費者団体から偽装を摘発され、書籍においても名を上げて批判されていました。農水省の指導の、10年前からです!

 当社は、民間の検査機関であり、コンサル会社です。指導に法的な後ろ盾があるわけではありません。適正な検査をし、適正な指導を行うことにより、ときには軋轢を生じ、あるいは、利害対立にまきこまれることもあります。

 しかし、長い目で見れば、適正な検査をし、適正な指導をすることは、必ず、消費者を守り、企業を守ります。

 そして、まわりまわって、我が子の命を守ることに繋がっているんだなと、ニュースを見ながら思いました。

 いな
 

中田物産のニュースを見て①

 株式会社中田物産が、有機農産物加工食品でないハーブティーに、「有機農産物ハーブティー」という表示を付けて販売していたとして、農林水産省は平成18年1月18日、同社に対し、不適正な表示を除去または抹消するよう、日本農林規格(JAS)法に基づく命令を行いました。(農水省のプレスリリース)

http://www.maff.go.jp/www/press/cont2/20060118press_3.html

 フジテレビの「スーパーニュース」での2度にわたる特集もくまれ、この問題を耳にした人も多いと思います。「有機」偽装、「産地」偽装、「生産者」偽装、「アレルゲン表示」偽装。はやりの「偽装」オンパレード、食品版です。

 私はこのなかで、「アレルゲン表示」偽装に、耳目を奪われました。アレルゲンとは、アレルギーを引き起こす物質のことです。

 なぜなら、我が家のボーズ、ニュースの中で被害者としてでていた子どもと同じ、重度なアレルギー反応(アナフィラキシー反応・・・対応が遅れれば命にかかわる)を起こす体質をもっているからです。(アトピー性皮膚炎や喘息など、一連のアレルギー体質ももっていますが・・)

 うちの子が、「偽装」商品にあたっていたら、病院行きかあの世行きか・・・

 

残留抗生物質

「LC-MS」いわゆる液マスを購入することにした。
大変な出費だがポジティブリスト制に対応するには欠かせないのだ。
これからは、残留農薬だけでなく抗生物質や抗菌剤の残留検査も行なえるようになるが、信頼される検査機関として努力することは元より、より安価な検査費用を設定し、利用しやすいものとしていきたい。
頑張りますので、どうか宜しくお願いします。
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初投稿

皆さん初めましてハンドルネームたかはしです。これからちょくちょく投稿させていただきますのでお付き合いよろしくお願いします。(ハンドルネームたかはし)

消費者の安全意識②

 このことは、「食品の安全性に関して不安のある事柄は何か?」というような質問でも同様です。やはり「食品添加物」や「農薬」の項目が上位に挙げられます。しかし実際には、微生物による「食中毒事件」が事例として最も多く、ごく身近にある危険となっています。
 
 だからと言って、食品製造を行っているメーカーや食品流通に関連している企業が「食品添加物」や「残留農薬」に対して、ないがしろに考えて良いわけではありません。確かに、これらの事柄に対して、一般消費者が過剰に問題視している側面はあるでしょう。しかし、最も重要なのは一般消費者が持っている『漠然とした不安』をいかにして軽減させることができるかと言うところにあると思うのです。食品業界に携わる方々は日々この問題に対して頭を悩ましているかと思いますが、食品の安全性の向上と食品業界全体の未来は、悩み続ける皆さんの頭の中にあるのではないでしょうか。

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消費者の安全意識①

 皆さんは、「がんの原因は、何だと思いますか?」と聞かれたらどのように考えるでしょうか。タバコ?生活習慣?一般消費者の代表ともいえる主婦層にこのように質問すると、ベスト3に入るのは、「食品添加物」、「農薬」、「タバコ」となるそうです。しかし、がんの疫学者(疫学とは、人間集団の中で病気がどのようにおこっているのかを調べ、病気の予防や健康の増進に役立てようとしている学問を言います。)に同様の質問をすると、「農薬」や「食品添加物」といった項目は挙がりません。むしろ、ほとんど影響はないと考えられているようです。「タバコ」に関しては共通して「がんの原因」として考えられていますが、がんの疫学者が項目としてあげるのは「普通の食べ物」や「ウイルス」、「放射線・紫外線」などであり、主婦層からは挙がらない項目が出てきます。どうしてこのような見解の違いが生じるのでしょうか?その一つの理由として考えられるのは、「身近であるかどうか」ということにあるのではないかと思います。
 
 一般消費者にとって、食品中に含まれている「食品添加物」や生産過程で用いられる「農薬」などは、実際に見たことがなく、食品に含まれていてもパッと見ただけでは判らない「良くは知らないけれども、何だか体に悪そう」といった類の『漠然とした不安』というイメージがあるのではないかと思うのです。
(続く)