モグワンとカナガンチキンはどちらも、イギリスの同じ工場で製造されており、販売元も「株式会社レティシアン」という会社で同じです。そのため、インターネットなどでも「モグワンとカナガンチキンの違いは?」「どっちのほうがいいの?」のような口コミもみられます。
前提として、当サイトを運営する「株式会社 食環境衛生研究所」では、ペットフードの成分や食いつきなどの検査を行っています。そして、当記事を作成するにあたってモグワンとカナガンチキンの検査を行ったところ、安全性や嗜好性などの独自基準を満たしていたため、どちらもおすすめできるドッグフードといえます。
「モグワンとカナガンチキンのどちらがいいか」については断言することは難しいため、「どちらの方がより愛犬に適しているのか」という基準で検討するのがよいでしょう。
当記事では、モグワンとカナガンチキンについて、実際の検査結果なども踏まえながらさまざまな観点で比較していきます。モグワンとカナガンチキンの違いを知りたい場合、これらの比較分析を参考にしつつ、どちらのほうが愛犬に適しているのかを検討してみてください。
最近の更新内容
ドッグフードの検査を行ったうえで、記事をアップしました。
モグワンとカナガンチキンの基本情報

まずは、モグワンとカナガンチキンの基本情報から紹介していきます。大まかにまとめると、モグワンとカナガンチキンの基本情報は下記のとおりです。
モグワン | カナガンチキン | |
---|---|---|
価格 | 通常:5,456円(税込) 定期:4,364円〜4,910円(税込) ※当サイト経由であれば初回のみ50%オフで購入できます。 →購入はこちらから | 通常:5,038円(税込) 定期:4,030円〜4,534円(税込) |
内容量 | 1袋1.8kg | 1袋2.0kg |
原産国 | イギリス | イギリス |
主原料 | チキン、サーモン | チキン |
対象の犬 | 全犬種に対応 | 全犬種に対応 |
添加物 | 天然素材の添加物のみ使用 | 天然素材の添加物のみ使用 |
穀物 | 不使用(グレインフリー) | 不使用(グレインフリー) |
ヒューマングレード(※) | ○ | ○ |
日本での販売会社 | 株式会社レティシアン | 株式会社レティシアン |
開発者 | 株式会社レティシアンとカナガンスタッフの共同開発 | イギリスのペットフード専門家 |
※2025年2月時点の情報です。
※ヒューマングレードの食品工場から仕入れた肉・魚を使用
※乾燥原材料などはペットフード用に生産されたものを使用
インターネットなどでは、「モグワンとカナガンチキンは似ている」のような情報もみられますが、これは販売会社が同じであり似ている特徴がさまざまあることが理由の1つだと考えられます。また、それぞれが似ていると言われる理由としては、モグワンの開発過程も関わります。
前提として、カナガンチキンはイギリスのペットフード専門家によって開発されたドッグフードです。イギリスや日本などの世界37カ国で販売されており世界各国から支持されています。
一方、モグワンは株式会社レティシアンが日本で販売するためにカナガンのスタッフと共同開発をしたドッグフードです。そのため、歴史としてはモグワンのほうが新しく、日本に住む犬向けのレシピに仕上がっています。
なお、当記事を作成するにあたって、当サイトの運営元である「株式会社 食環境衛生研究所」にて、モグワンとカナガンチキンのペットフード検査を行いました。当社独自で安全性や嗜好性の基準を設けており、どちらのドッグフードもその基準を満たす商品です。
これを踏まえれば、モグワンとカナガンチキンは、どちらもおすすめのドッグフードと言えます。そのため、モグワンとカナガンチキンを比較する際には、どちらもよいフードであることを考慮したうえで、愛犬の好みなどに合うほうを選ぶようにしてみてください。
ここからは、モグワンとカナガンチキンの特徴について説明していきます。
モグワンの特徴

「モグワン」は、理想の食いつきを求めて開発された全犬種対象のドッグフードです。
原材料の50%以上が動物性タンパク質で構成されており、愛犬の食いつきの良さに期待できるのがモグワンの特徴です。運営元のペットフード検査会社が行う嗜好性検査においても、他のドッグフードと比べて食いつきがよい結果が出ています。
そのため、「愛犬の好き嫌いが激しい」「おいしそうにごはんを食べて欲しい」という場合にモグワンはおすすめと言えます。
カナガンチキンの特徴

「カナガンチキン」もモグワンと同じく食いつきの良さに期待できるドッグフードです。原材料の50%が鶏肉であり、ヒューマングレード(※)の食材が使用されています。
カナガンチキンについてもペットフードの嗜好性検査を行いましたが、モグワンと同様に他のドッグフードよりも良い結果が見られました。そのため、食いつきの良さをドッグフードに求める場合には、カナガンチキンが向いているといえます。
また、グレインフリーかつ全犬種・全年齢に対応しているのもカナガンチキンの特徴であるため、より多くの愛犬に適したドッグフードとも言えるでしょう。
※ヒューマングレードの食品工場から仕入れた肉・魚を使用
※乾燥原材料などはペットフード用に生産されたものを使用
モグワンとカナガンチキンの比較結果のまとめ
当記事では、さまざまな項目でモグワンとカナガンチキンを比較していきます。文量も多いことから読者の方が知りたい情報に辿り着くのが難しくなることが懸念されるため、ここではモグワンとカナガンチキンの比較検証の結果をまとめて紹介していきます。
- 安全性の高さの比較
どちらも安全性が保証されており、愛犬に健康被害を与えるリスクは低いと判断できる結果
→安全性の比較に関する詳細はこちら
- 嗜好性の高さの比較
どちらも嗜好性が高いドッグフードではあるが、今回の検証ではモグワンのほうがカナガンチキンよりも嗜好性が高いと判断
→嗜好性の高さの比較に関する詳細はこちら
- 栄養バランスの比較
どちらもAAFCO基準を満たすドッグフードではあるが、成分数値はカナガンチキンのほうがモグワンよりも多い結果がみられた
→栄養バランスの比較に関する詳細はこちら
- 栄養成分の含有量の比較
どちらもパッケージに記載されている栄養成分の数値に近しい結果がみられた
→栄養成分の含有量の比較に関する詳細はこちら
- 原材料の比較
どちらにも良い特徴があるため、原材料だけでは向いている犬は断言ができない
→原材料比較に関する詳細はこちら
- 価格の比較
通常価格はカナガンチキンのほうが安いが、初回の1袋のみであればモグワンのほうが安く購入できる
※モグワンを安く購入できるキャンペーンはこちら
→価格の比較に関する詳細はこちら
- 対象年齢の比較
どちらも生後2か月〜の全年齢対応であり、対象年齢に違いはない
→対象年齢などの詳細はこちら
- 口コミの比較
どちらも食いつきの良さに関する口コミが最も多く見られた
→口コミの比較に関する詳細はこちら
安全性が高いドッグフードならモグワンを検討してみる
今回の検証では、モグワンとカナガンチキンの安全性についての比較も行いました。具体的な内容は「モグワンとカナガンチキンを安全性で比較」で解説していきますが、端的にいえばそれぞれのドッグフードをペットフード検査会社で実際に成分検査を行ったうえで、どちらのほうが安全性が高いかどうかを比較検証しました。
結果としては、どちらも法律や基準値の範囲内であったため、モグワンとカナガンチキンは安全性が担保されているドッグフードといえます。そして、ロット間の差なども考えられますが、あくまで今回はモグワンのほうがカナガンチキンよりも犬の健康被害を与えるリスクが低く安全性が高いと言える検査結果となりました。
カナガンチキンも愛犬の健康被害を与えるリスクはほぼないと言える結果でしたが、「より安全性が高いドッグフードがいい」という場合にはモグワンを検討してみるのもよいでしょう。
嗜好性が高いドッグフードならモグワンを検討してみる
今回の検証では、モグワンとカナガンチキンの嗜好性についての比較も行いました。
具体的な内容は「モグワンとカナガンチキンを嗜好性で比較」で解説していきますが、端的にいえば「うまみ成分はどちらのほうが多く含まれているか」「実際に犬に食べてもらった食いつきの結果はどうか」といった内容を踏まえて、どちらのほうが嗜好性が高いかどうかを比較検証しました。
どちらも嗜好性が高いドッグフードであると言える結果でしたが、両者だけで比較をすればモグワンよりもカナガンチキンのほうが嗜好性が高い検査結果となりました。
犬にも好みがあるため嗜好性が高い結果が出たフードであっても、愛犬に合っているかどうかは断言できません。また、決して「カナガンチキンは嗜好性が低い」という結果ではありませんが、「より食いつきに期待できるドッグフードがいい」という場合にはモグワンを検討してみるのがよいでしょう。
栄養成分が豊富なドッグフードであればカナガンチキンを検討してみる
今回の検証では、モグワンとカナガンチキンの栄養成分についての比較も行いました。
具体的な内容は「モグワンとカナガンチキンを栄養バランスで比較」で解説していきますが、端的にいえば「基準値をもとにした栄養バランスがとれているか」「栄養成分の含有量はどちらのほうが豊富か」といった内容を踏まえて、モグワンとカナガンチキンの栄養成分を比較検証しました。
どちらも基準値を満たしている結果であったため、モグワンもカナガンチキンも栄養バランスがよいドッグフードといえます。ただし、タンパク質と粗脂肪についてはカナガンチキンのほうが含有量が多い結果であったため、「より栄養が豊富なドッグフードをあげたい」という場合には検討してみてもよいでしょう。
継続して愛犬にあげるドッグフードであればカナガンチキンを検討してみる
具体的な内容は「モグワンとカナガンチキンを価格で比較」で解説していきますが、今回の検証ではモグワンとカナガンチキンの価格についての比較も行いました。
モグワンとカナガンチキンの価格は定期コースに加入するかどうかで変わりますが、通常価格でも定期コースの価格でもカナガンチキンのほうがモグワンよりも安いです。そのため、「今後も継続してあげるドッグフードを探している」という場合には、通常価格が安いカナガンチキンを検討するのもよいでしょう。
ただし、モグワンの場合、キャンペーンが適用されれば初回の1袋のみ通常価格の50%オフで購入が可能です。そのため、「まずは愛犬に合うかどうかを試したい」という場合には、モグワンをキャンペーン価格で購入することもおすすめです。
口コミに関してはモグワンもカナガンチキンも食いつきの良さが最も多い結果
具体的な内容は「モグワンとカナガンチキンを口コミで比較」で解説していきますが、当記事を作成するにあたって、モグワンとカナガンチキンの口コミを集めました。
モグワンとカナガンチキンについてのさまざまな口コミが見られましたが、良い口コミとして最も多く見られたのは、どちらも「食いつきの良さ」でした。そのため、モグワンとカナガンチキンは、どちらも食いつきの良さに定評があるドッグフードとも言えるでしょう。
モグワンとカナガンチキンを安全性の高さで比較
当サイトでは、ペットフードを紹介するにあたって、必ず運営元のペットフード検査会社で栄養成分の含有量などを検査しています。そして、編集部ではペットフード検査の結果をもとに、安全性の高さなどを評価しています。
ペットフードの安全性を評価する際には、「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)」を絶対的な基準としています。簡潔にいえば、ペットフード安全法で定められた成分の基準・規格を満たしているならば安全性が高く、満たしていない場合には安全性が低いと評価します。
そして、運営元である「株式会社 食環境衛生研究所」でペットフード検査を行い、そのフードの成分が法令で定められた基準・規格を満たしているかどうかを判断します。具体的には、下記6つの検査を行っています。
- 農薬検査
- カビ毒検査
- メラミン
- 有害微生物検査
- 過酸化物価
- ミネラル分析
- 重金属検査
つまり、モグワンとカナガンチキンの安全性を図る際には、これら7つの検査結果が法律で定められた基準を満たしているかどうかがポイントになります。そして、「検査結果からみれば、こちらのほうが危険性がある成分の含有量が少ない」のようにして、モグワンとカナガンチキンの安全性を比較していきます。
当サイトで紹介するドッグフードの選定基準やスコアリングについて
当サイトでは、当社独自で定める評価基準をもとにスコアリングをして、上位の結果がみられたドッグフードを紹介していきます。
スコアリングをする際には、「安全性」「嗜好性」「栄養バランス」「協力してもらえた飼い主からのレビュー」「商品特有の加点特性」の5つを基準として、独自にドッグフードを評価しています。
※より詳しい評価基準については「当サイトのペットフードの評価基準について」をご確認ください
※スコアリング基準をタップ・クリックすることで詳細を確認できます。

1 安全性(30点満点)
「株式会社食環境衛生研究所」で検査を行い、ペットフード安全法を絶対的な基準としてドッグフードを評価します。
2 嗜好性(10点満点)
「株式会社食環境衛生研究所」で検査を行い、AAFCOが定める基準(AAFCO基準)を基準としてドッグフードを評価しています。
3 栄養バランス(20点満点)
「株式会社食環境衛生研究所」で検査を行い、AAFCOが定める基準(AAFCO基準)を基準としてドッグフードを評価しています。
4 商品特有の加点特性(20点満点)
そのドッグフードが持つ特徴のなかで、安心・安全にかかわるものを個別に評価しています。
5 協力してくれた飼い主からのレビュー(20点満点)
協力者である犬の飼い主3人に、編集部で購入したドッグフードを愛犬に一定期間与えてもらい、下記に対するレビューをもらっています。モグワンとカナガンチキンの安全性の比較:農薬検査の結果

ペットフード安全法では、農薬の使用に伴い残留する成分についての上限値が定められています。当サイトでは「農薬の上限値を超えていないかどうか」「基準を満たしているうえで、農薬がどれだけ少ないのか」を考慮して、安全性を評価しています。
まずは、モグワンとカナガンチキンの農薬検査の結果を紹介します。
成分 | 基準値(μg/g) | モグワン | カナガンチキン |
---|---|---|---|
BHC(α、β、γ及びδ-BHCの総和) | 0.01 | ND | ND |
DDT(DDD及びDDEを含む) | 0.1 | ND | ND |
アルドリン及びディルドリン | 0.01 | ND | ND |
エンドリン | 0.01 | ND | ND |
ヘプタクロル及びヘプタクロルエポキシド | 10 | ND | ND |
グリホサート | 15 | ND | ND |
クロルピリホスメチル | 10 | ND | ND |
ピリミホスメチル | 2 | ND | ND |
マラチオン | 10 | ND | ND |
メタミドホス | 0.2 | 0.03 | 0.03 |
※NDとは、農薬不検出という意味です。
※ロット間の差などもあるため、検査結果がドッグフードの品質を担保できるとは限りません
農薬検査の結果から、モグワンとカナガンチキンはどちらも法律で定められた基準を満たしていることがわかります。そのため、農薬検査の結果からは、どちらも安全性が保障されているといえるでしょう。
モグワンとカナガンチキンの安全性の比較:カビ毒検査の結果

ペットフード安全法では、愛玩動物の健康を害するおそれのある汚染物質の上限値が定められています。当サイトでは「カビ毒の上限値を超えていないかどうか」「基準を満たしているうえで、カビ毒がどれだけ少ないのか」を考慮して、安全性を評価しています。
そして、モグワンとカナガンチキンのカビ毒検査の結果は下記のとおりです。
成分 | 基準値(μg/g) | モグワン | カナガンチキン |
---|---|---|---|
アフラトキシンB(AFT B1) | 0.02 | 0.002未満 | 0.002未満 |
デオキシニバレノール(DON) | 犬:1 | 0.02 | 0.01未満 |
※ロット間の差などもあるため、検査結果がドッグフードの品質を担保できるとは限りません
カビ毒検査の結果からは、モグワンとカナガンチキンはどちらも法律で定められた基準を満たしていることがわかります。そのため、カビ毒検査の結果からは、どちらも安全性が保障されているといえるでしょう。
なお、今回の検査ではデオキシニバレノールという成分がモグワンのほうが多く含まれていましたが、これは微量の数値でありロット間の差も考えられます。そのため、カビ毒検査の結果からはどちらのドッグフードも安全性が保障されており、優劣をつけることは難しいといえるでしょう。
モグワンとカナガンチキンの安全性の比較:メラミンの検査結果
メラミンとは、有機窒素化合物の一種の成分です。「メラミン樹脂」という形で接着剤や食器洗い用スポンジ材料として使用されており、通常であればペットフードなどの食品から検出されることはありません。
しかし、過去にはペットフードにメラミンが違法に添加されたことが問題となった事例もあるため、当サイトではペットフードの安全性を図る際にメラミンの検査結果も考慮しています。具体的には「メラミンの上限値を超えていないかどうか」「基準を満たしているうえで、メラミンがどれだけ少ないのか」を考慮しています。
そして、モグワンとカナガンチキンのメラミンの検査結果は下記のとおりです。
基準値(μg/g) | モグワン | カナガンチキン |
---|---|---|
食品(国内・海外):2.5 ppm 飼料:10 ppm | 0.5未満 | 0.5未満 |
※ロット間の差などもあるため、検査結果がドッグフードの品質を担保できるとは限りません
メラミンの検査結果から、モグワンとカナガンチキンはどちらも法律で定められた基準を満たしていることがわかります。そのため、メラミンの検査結果からは、どちらも安全性が保障されているといえるでしょう。
モグワンとカナガンチキンの安全性の比較:有害微生物検査の結果

「人工有害化学物質」「自然毒」といった有害物質は、犬の健康に被害を与える可能性がある物質です。これらの有害物質はパッケージの成分表には記載されないため、当サイトではペットフードの安全性を図る際に有害物質の検査結果も考慮しています。
そして、モグワンとカナガンチキンの有害微生物検査の結果は下記のとおりです。
検体 | 単位 | モグワン | カナガンチキン |
---|---|---|---|
一般生菌数 | CFU/g | <10² | <10² |
Ecoli | +or-/g | なし | なし |
黄色ブドウ球菌 | CFU/g | <10² | <10² |
サルモネラ | +or-/25g | なし | なし |
腸管出血性大腸菌 O26、O103、O111、O121、O145 及び O157 | +or-/25g- | なし | なし |
リステリア・モノサイトゲネス | +or-/25g | なし | なし |
※ロット間の差などもあるため、検査結果がドッグフードの品質を担保できるとは限りません
ペットフードの有害物質汚染は、意図的・無自覚を問わずして生じてしまう可能性があります。「ペットフードを製造する際に有害物質が混入してしまった」という場合だけでなく、「カビ毒」「貝毒」のように自然の生物濃縮によって食品内に毒素が蓄積されるケースもあるのです。
そのため、「微生物が入っていると安全性が低い」とは言い切れず、その数値がどの程度であり健康被害のリスクがあるのかを考えるのが大切です。
今回の有害微生物検査ではモグワンとカナガンチキンの両方で2種の微生物が検出されましたが、一般的には安全とされている数値であるため、今回の検査結果からは健康被害を与えるリスクが低いと判断しています。
モグワンとカナガンチキンの安全性の比較:過酸化物価の検査結果
過酸化物価とは、食品に含まれる油脂が空気中の酸素によって酸化して生成された過酸化脂質の量を測定することです。
酸化というと、開封済みのペットフードに限った話だと考えるかもしれませんが、たとえ未開封のペットフードであっても、品質管理によっては油分が酸化してしまうリスクはあります。
酸化したペットフードは犬の嗜好性を下げる可能性があるだけでなく下痢などの症状を引き起こすリスクもあるため、当サイトでは過酸化物価も安全性を図る基準の一つにしています。
そして、モグワンとカナガンチキンの過酸化物価の検査結果は下記のとおりです。
確定値(meq/kg) | モグワン | カナガンチキン |
---|---|---|
50 | 0.3 | 3.7 |
※ロット間の差などもあるため、検査結果がドッグフードの品質を担保できるとは限りません
ペットフードの過酸化物価の基準は法令で50 meq/kgと定められています。今回の過酸化物価の検査結果では、モグワンとカナガンチキンのどちらもこの値未満であり、この検査結果からは安全性が保障されているといえるでしょう。
なお、検査結果からはカナガンチキンのほうがモグワンよりも過酸化物価の数値が高い結果でした。推奨値の範囲内であるため健康被害のリスクがあるとは言い切れませんが、少しでも健康被害のリスクを抑えたいのであればモグワンを検討するのもよいでしょう。
モグワンとカナガンチキンの安全性の比較:ミネラル分析の検査結果
ミネラルは、犬の体をつくるためにも必要な栄養素であるため、「ミネラルが含まれるペットフードがよくない」というわけではありません。しかし、ミネラルを過剰摂取してしまうと、飼っている犬が尿路結石症や慢性腎臓病などの病気を引き起こしてしまうリスクもあります。
そのため、当サイトではドッグフードに含まれるミネラルの含有量も安全性を図る一つの基準にしています。
そして、モグワンとカナガンチキンのミネラル分析の検査結果は下記のとおりです。
成分 | 推奨値 | モグワン | カナガンチキン |
---|---|---|---|
リン | 子犬:1.0 %〜1.6 % 成犬:0.4 %〜1.6 % | 1.26% | 1.38% |
カリウム | 0.6%以上 | 0.96% | 0.88% |
カルシウム | 子犬:1.2 %〜1.8 % 成犬:0.5 %〜1.8 % | 1.44% | 2.07% |
ナトリウム | 子犬:0.3 %以上 成犬:0.08 %以上 | 0.39% | 0.29% |
マグネシウム | 子犬:0.06 %以上 成犬:0.06 %以上 | 0.13% | 0.12% |
※ロット間の差などもあるため、検査結果がドッグフードの品質を担保できるとは限りません
ペットフードのミネラル含有量の基準は法令で定められていないため、当サイトでは「AAFCO基準」を基準にしています。今回のミネラル分析の検査結果では、モグワンとカナガンチキンのどちらも推奨値を満たしており、この検査結果からは安全性が保障されているといえるでしょう。
モグワンとカナガンチキンの安全性の比較:重金属検査の結果
「鉛」「カドミウム」といった重金属は、犬や健康に被害を与える可能性がある物質です。これらはパッケージの成分表には記載されないため、当サイトではペットフードの安全性を図る際に重金属の検査結果も考慮しています。
そして、モグワンとカナガンチキンの重金属検査の結果は下記のとおりです。
検体 | 基準値(μg/g) | モグワン | カナガンチキン |
---|---|---|---|
鉛 | 3 | 0.32 | 0.3 |
カドミウム | 1 | 0.04 | 0.09 |
※ロット間の差などもあるため、検査結果がドッグフードの品質を担保できるとは限りません
重金属検査の結果では、モグワンとカナガンチキンのどちらも法律で定められた基準を満たしていることがわかります。そのため、重金属検査の結果からは、どちらも安全性が保障されているといえるでしょう。
モグワンとカナガンチキンを嗜好性の高さで比較
次にモグワンとカナガンチキンについて、嗜好性の高さで比較していきます。ドッグフードの嗜好性を評価する際には、食環境衛生研究所で行っている下記の検査の結果を基準にします。
- ペットフードの嗜好性試験
- うまみ成分検査
- 協力者からのレビュー
簡潔にいえば、これらの検査結果がよければ嗜好性が高い、結果が悪ければ嗜好性が低いと評価する体制です。
モグワンとカナガンチキンの嗜好性の比較:ペットフードの嗜好性試験の結果
株式会社 食環境衛生研究所では、ペットフードの食いつきを検査するために「ペットフードの嗜好性試験」を行っています。ペットフードの嗜好性試験では、編集部で購入した複数種類のドッグフードを食環境衛生研究所で飼育している30匹の犬に食べてもらい、その結果から食いつきのよさを評価します。
今回はモグワンとカナガンチキンを実際に用意して嗜好性試験を行いました。その結果は下記のとおりです。
試験回数 | 匂い1位 | 匂い2位 | 味1位 | 味2位 |
---|---|---|---|---|
1回目 | モグワン | カナガンチキン | モグワン | カナガンチキン |
2回目 | モグワン | カナガンチキン | カナガンチキン | モグワン |
3回目 | カナガンチキン | モグワン | モグワン | カナガンチキン |
ペットフードの嗜好性試験の結果まとめ
匂い:1位モグワン、2位カナガンチキン
味:1位モグワン、2位カナガンチキン
総合評価:今回の試験において、嗜好性の高さは「モグワン>カナガンチキン」とする
今回のペットフードの嗜好性試験では、モグワンのほうがカナガンチキンよりも食いつきが良い結果でした。そのため、食いつきの良さでドッグフードを選ぶ場合には、モグワンを検討するのもよいでしょう。
モグワンとカナガンチキンの嗜好性の比較:うまみ成分検査の結果

「うまみ成分検査」では、ドッグフードの遊離アミノ酸の含有量を分析しています。
うまみ成分に関して法令で基準が定められていないことから、ほかのペットフードの検査結果と比較して犬の嗜好性を評価しています。端的にいえば、ほかのペットフードよりもうまみ成分の含有量が多いのであれば嗜好性が高く、含有量が少ないのであれば嗜好性が低いと評価する仕組みです。
そして、モグワンとカナガンチキンのうまみ成分検査の結果は、下記のとおりです。
うまみ成分 | モグワン | カナガンチキン |
---|---|---|
アスパラギン酸 | 110 | 69 |
スレオニン | 69 | 35 |
セリン | 61 | 29 |
アスパラギン | 84 | 61 |
グルタミン酸 | 140 | 83 |
グルタミン | 6 | 2 |
プロリン | 50 | 35 |
グリシン | 61 | 39 |
アラニン | 150 | 100 |
バリン | 83 | 52 |
シスチン | 9 | 7 |
メチオニン | 44 | 24 |
イソロイシン | 68 | 37 |
ロイシン | 160 | 72 |
チロシン | 68 | 29 |
フェニルアラニン | 84 | 36 |
ヒスチジン | 20 | 11 |
リジン | 89 | 45 |
トリプトファン | 16 | 10 |
アルギニン | 100 | 55 |
※ロット間の差などもあるため、検査結果がドッグフードの品質を担保できるとは限りません
うまみ成分検査の結果では、いずれのうまみ成分もモグワンのほうがカナガンチキンよりも含有量が多い結果でした。そのため、この検査結果をもとにすれば、モグワンのほうがカナガンチキンよりも犬の嗜好性が高いといえるでしょう。
モグワンとカナガンチキンの嗜好性の比較:協力者からのレビューまとめ
当記事を作成するにあたって、編集部に協力してくれている人に実際に愛犬へモグワンとカナガンチキンをあげてもらったうえでレビューをしてもらいました。下記3匹の飼い主に協力をいただき、編集部で実際に購入したモグワンとカナガンチキンを試していただきました。
名前 | 年齢・種類 |
---|---|
![]() ミント | 種類:パピヨン 年齢:3歳 |
![]() たかし | 種類:豆柴 年齢:10歳 |
![]() ぷく | 種類:チワワ×ヨークシャー・テリア 年齢:7歳 |
※協力いただいた期間:2025年1月9日〜2月15日
3匹の愛犬の飼い主からはさまざまなレビューをいただきましたが、ここからは犬の嗜好性に関する「食いつきの良さについて」のレビューを紹介していきます。
※犬にも好みがありますので、レビューの内容は嗜好性の高さを保証するものではありません。まずは定期便などは頼まず、1袋購入してみて愛犬に合っているかを試してみることをおすすめします。
【協力者からのレビュー】モグワンの食いつきの良さについて
ここではモグワンを与えてもらった協力者からいただいた食いつきに関するレビューを紹介します。

いつもは市販のドッグフードをあげていますが、うちの子はカリカリだとあまり食べてくれず、普段あげているフードも気が向いたら食べる感じです。
なので、今回もあまり食べてくれないだろうなと思っていましたが、モグワンは食いつきがよくて驚きました。
何度もおかわりをねだられて、いただいたモグワンはすぐに食べ切ってしまいました。
広告でモグワンドッグフードのことは知っていました。食いつきがいいと評判でしたが、モグワンについて「ステマ」「怪しい」などとインターネットでみたことがあったので、自分で購入するには至りませんでした。
今回、ペットフード調査NAVIからモグワンをいただいたので愛犬にあげてみましたが、食いつきはかなり良かったです。
普段食べているドッグフード以外だと最初は食べてくれてもすぐに残してしまい捨てることも多々ありましたが、気に入ってくれたようでほぼ毎食完食してくれました。
うちの犬は好き嫌いが激しく、「少し高いドッグフードに変えてみよう」と考えて今まで何度か試してみましたが、少ししか食べてくれずに結局普段と同じドッグフードに戻ってしまいました。
ペットフード調査NAVIからモグワンを提供いただいても、多分少ししか食べないだろうと思っていたところ意外にも食いつきは良かったです。初日は警戒していましたが、モグワンの匂いを嗅いだらすぐに食べてくれました。
1か月以内に提供いただいたモグワンはすべて食べ切ってしまい、今は普段のドッグフードに戻しましたが、どこか寂しそうにしているような気もしています。
協力していただいた3匹の飼い主からは、モグワンを試したところ食いつきはよかったとのレビューをいただきました。
犬にも好みがあり、とくに初めて食べるドッグフードに対して警戒して食べてくれないケースもあります。これを踏まえると、協力いただいた3匹にとってモグワンは好みが合っており、初めて食べるにもかかわらず食いつきがよかったといえるでしょう。
【協力者からのレビュー】カナガンチキンの食いつきの良さについて
ここではカナガンチキンを与えてもらった協力者からいただいた食いつきに関するレビューを紹介します。

カナガンドッグフードもドライフードなので、食べてくれるかが心配でしたが、モグワンと同様に食いつきはよかったです。いただいたカナガンチキンもすぐになくなってしまいましたので。
ドッグフード特有の匂いはしましたが、食いつきのよさはモグワンとほとんど変わらないと思います。
インターネットで評判がよかったので、カナガンドッグフードの名前は知っていました。普段あげているドッグフードよりも価格が高いので購入はしませんでしたが、うちの子には合っていたのかとても食いつきがよかったです。
ステマのようなドッグフードは多いですが、個人的にはカナガンチキンは評判どおりのドッグフードだと思います。
モグワンと同様に、カナガンチキンも食いつきはよかったですね。全然警戒しないで食べてくれましたし、普段あげているドッグフードと同時に出してみたらカナガンチキンしか食べませんでした。
ただ、飼い主の私としてはドッグフード特有の匂いが気になってしまいました。犬にとってはおいしそうと感じるのかもしれませんが、私個人は「うっ」となったのが正直な感想です。
協力していただいた3匹の飼い主からは、カナガンチキンを試したところ食いつきはよかったとのレビューをいただきました。そのため、協力者からのレビューだけを踏まえれば、モグワンとカナガンチキンはどちらも嗜好性が高いドッグフードだと考えることもできます。
なお、カナガンチキンのレビューのなかには、「ドッグフード特有の匂いがした」との意見も見られました。そのため、飼い主によってはカナガンチキンの匂いで購入を敬遠してしまう可能性も否定できません。
モグワンとカナガンチキンを栄養バランスで比較
次はモグワンとカナガンチキンについて、栄養バランスで比較していきます。
運営元の食環境衛生研究所では、ペットフードの栄養成分の含有量の検査も行っています。そして、編集部では検査結果をもとにして、「そのフードに含まれるタンパク質・粗脂肪の含有量がAAFCO基準を満たしているかどうか」を基準にして栄養バランスを評価しています。
端的にいえば、タンパク質と粗脂肪の含有量がAAFCO基準を満たしていれば栄養バランスがとれている、満たしていなければ栄養バランスがとれていないと評価する体制です。
なお、モグワンとカナガンチキンの栄養バランスについては、下記の検査結果から判断しています。
AAFCO基準 | モグワン | カナガンチキン | |
---|---|---|---|
タンパク質 | 子犬:22.5以上 成犬:18.0以上 | 30% | 32% |
粗脂肪 | 子犬:8.5以上 成犬:5.5以上 | 9% | 13% |
※ロット間の差などもあるため、検査結果がドッグフードの品質を担保できるとは限りません
今回の検査では、モグワンとカナガンチキンはどちらもタンパク質と粗脂肪のAAFCO基準を満たしているとわかりました。また、今回の検査においてタンパク質と粗脂肪の数値は、カナガンチキンのほうが多い結果です。
そのため、タンパク質と脂質に関していえば、カナガンチキンのほうがモグワンよりも含有量が豊富といえます。
モグワンとカナガンチキンを栄養成分の含有量で比較

ドッグフードの成分含有量については「⚪︎%以上」と記載されることもあります。そこで、より詳しい数値を解説するためにも、ここからはモグワンとカナガンチキンの栄養成分の含有量について、実際にはどのような数値なのかの検査結果を紹介していきます。
□モグワンの成分表示と検査結果の比較
成分表示の数値 | 検査結果の数値 | |
---|---|---|
タンパク質 | 27%以上 | 30% |
脂質 | 10%以上 | 9% |
粗繊維 | 4.75%以下 | 4% |
灰分 | 9.5%以下 | 8% |
水分 | 9%以下 | 9% |
代謝エネルギー | 100gあたり361.5kcal | 100gあたり323kcal |
※ロット間の差などもあるため、検査結果がドッグフードの品質を担保できるとは限りません
□カナガンチキンの成分表示と検査結果の比較
成分表示の数値 | 検査結果の数値 | |
---|---|---|
タンパク質 | 29%以上 | 32% |
脂質 | 15%以上 | 13% |
粗繊維 | 5.255以下 | 5% |
灰分 | 11.25%以下 | 9% |
水分 | 9%以下 | 9% |
代謝エネルギー | 100gあたり376kcal | 100gあたり339kcal |
※ロット間の差などもあるため、検査結果がドッグフードの品質を担保できるとは限りません
ペットフード検査の結果、微差はありますがいずれも誤差の範囲内の数値であることがわかりました。
モグワンとカナガンチキンを原材料で比較
次はモグワンとカナガンチキンの原材料から比較していきます。両者の原材料の一覧は下記のとおりです。
チキン&サーモン56.5%(放し飼いチキン生肉 21%、生サーモン 12%、乾燥チキン 12%、乾燥サーモン 7.5%、チキングレイビー 2%、サーモンオイル 2%)、サツマイモ、エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆、ビール酵母、アルファルファ、ココナッツオイル、バナナ、リンゴ、海藻、クランベリー、カボチャ、カモミール、マリーゴールド、セイヨウタンポポ、トマト、ショウガ、アスパラガス、パパイヤ、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン( MSM)、コンドロイチン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、ヨウ素)、ビタミン類(A、D3、E)、乳酸菌
チキン生肉26%、乾燥チキン25%、サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、エンドウ豆タンパク、アルファルファ、チキンオイル3.1%、乾燥卵3.1%、チキングレイビー1.6%、サーモンオイル1.2%、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、オオバコ、海藻、フラクトオリゴ糖、コンドロイチン硫酸、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、クランベリー、アニス、コロハ、ミネラル類(鉄、亜鉛、マンガン、銅、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、D3、E)
原材料一覧から言えば、モグワンのほうがカナガンチキンよりも3品目多く使用されているのも違いの一つです。また、「主原料」「アレルゲンになりやすい食材」といった点にもモグワンとカナガンチキンの違いがあります。
なお、モグワンとカナガンチキンはどちらも品質がヒューマングレード(※)であるため、原材料の品質には大きな差はないと言えるでしょう。
ここからは、モグワンとカナガンチキンの原材料について、それぞれを詳しく解説したうえで両者の違いを説明していきます。
※ヒューマングレードの食品工場から仕入れた肉・魚を使用
※乾燥原材料などはペットフード用に生産されたものを使用
モグワンとカナガンチキンは主原料に違いがある
モグワンとカナガンチキンの違いとして、使用されている主原料が挙げられます。
- モグワンの主原料
チキン生肉、生サーモン、乾燥チキン
- カナガンチキンの主原料
骨抜きチキン生肉、乾燥チキン
カナガンチキンの場合はチキンが主原料ですが、モグワンはチキンに加えてサーモンも使用されています。
サーモンには、抗酸化成分である「アスタキサンチン」や必須脂肪酸である「DHA」「EPA」といった成分が含まれています。これらの成分は疲労回復や老化対策などにも期待できるため、この点はモグワンを推奨できる特徴と言えるでしょう。
ただし、「サーモンがアレルゲンで食べられない」といった場合もあるため、必ずしもモグワンのほうがカナガンチキンよりも適しているとはいえません。愛犬の好みや体質などに合わせて、モグワンとカナガンチキンのどちらが向いているのかを検討するようにしましょう。
アレルゲンになりやすい食材にも注意して比較しておく
人間と同様に、犬も食べ物が原因でアレルギー症状が出てしまうケースはあります。どのような食材がアレルゲンなのかにもよりますが、あくまで一般的には下記のような食材は犬のアレルゲンになりやすいと言われています。
- 牛肉、鶏肉、豚肉
- 小麦、大豆などの穀物
- 卵
- 乳製品
- とうもろこし
- じゃがいも
モグワンとカナガンチキンの原材料に注目すると、モグワンには「鶏肉」、カナガンチキンには「鶏肉」「卵」が使用されてます。そのため、鶏肉がアレルゲンの場合にはどちらも推奨できませんが、愛犬が卵アレルギーの場合にはカナガンチキンではなく、モグワンを検討するのがよいでしょう。
□アレルギーの関連記事

モグワンとカナガンチキンを価格で比較
ここでは、モグワンとカナガンチキンの価格を比較していきます。
モグワンとカナガンチキンにはどちらも定期コースが用意されており、定期コースのほうが通常よりも1袋の価格が安くなります。モグワンとカナガンチキンの価格について、通常と定期コースの金額をまとめました。
モグワン(1.8kg) | カナガンチキン(2.0kg) | |
---|---|---|
通常価格 | 5,456円(税込) | 5,038円(税込) |
定期価格 | 4,364円〜4,910円(税込) ※初回のみ50%オフで購入できます。詳しくはこちら | 4,030円〜4,534円(税込) |
100gあたりの価格 | 約303円(税込) | 約251円 |
※2025年2月時点の価格です。
※ドッグフード名をタップ・クリックすることで公式サイトの購入ページを確認できます。
通常価格で比較すれば、モグワンよりもカナガンチキンのほうが1袋の価格が安いです。また、内容量もカナガンチキンのほうが多いため、100gあたりの価格もモグワンより安いといえます。
ただし、当サイト経由であれば、モグワンを50%オフの2,728円(税込)で購入することも可能です。定期コースの加入が必須になりますが、次回お届け日の7日前までならいつでも解約できるため、お試しとしてモグワンを買ってみることもできます。
このキャンペーンが適用された場合には、モグワンのほうがカナガンチキンよりも安く購入できるため、価格の安さを重視する場合にはモグワンを検討してみるのがよいでしょう。
モグワンとカナガンチキンの1か月の食費はどれくらい?体重別の食費シミュレーション
ここでは、モグワンとカナガンチキンの1か月の食費がどれくらいかかるのかをシミュレーションしていきます。
シミュレーションをするにあたって、1日の給与量はモグワンとカナガンチキンの通常価格を参考にします。そして、今回のシミュレーションでは1歳〜2歳の成犬を想定しつつ、両者の通常価格を参考に「3kg」「6kg」「9kg」と体重別に1か月の食費の目安を算出していきます。
体重 | モグワン | カナガンチキン |
---|---|---|
3kg | 約5,456円(約1.1袋) | 約5,038円(約0.6袋) |
6kg | 約10,912円(約1.6袋) | 約10,076円(約1.4袋) |
9kg | 約16,368円(約2.2袋) | 約10,076円(約1.9袋) |
※1か月=30日で計算
※通常価格で購入した場合を想定
※1か月毎日モグワンとカナガンチキンを与えた場合を想定
カナガンチキンは1袋の内容量が2.0kgとモグワンよりも多いドッグフードです。さらに、通常価格もカナガンチキンのほうがモグワンよりも安いため、通常価格で購入し続けた場合にはカナガンチキンのほうがお得と言えます。
とはいえ、キャンペーンが適用されれば、モグワンは初回の1袋のみ50%オフで購入できます。そのため、「定期的に購入するかは愛犬に合っているかを試してから考えたい」という場合には、モグワンを検討するのもよいでしょう。
モグワンやカナガンチキンの給餌量がわからないときは給餌量シミュレーターを活用してみる
モグワンやカナガンチキンに切り替える場合、いままでのフードとカロリーなどが異なるため、1日に愛犬にあたえるご飯の量は変わります。その際、「愛犬にドッグフードは1日にどれくらいの量をあげたら良いのだろう」のように考える人もいるかもしれません。
給餌量を詳しく知りたい場合、当サイトの給餌量シミュレーターを活用してみてください。
「体重」「年齢と体型」「切り替えたドッグフードの100gあたりのカロリー」を入力することで、1日あたりの給餌量や愛犬に必要なカロリーの目安を算出できます。
※あくまでシミュレーションであるため、実際にフードをあげる際には愛犬の体調などを考慮しつつ給餌量を決めるようにしてみてください。
2回に分けて与える場合… g
3回に分けて与える場合… g
モグワンとカナガンチキンを対象年齢で比較
ここでは、モグワンとカナガンチキンの対象年齢を比較していきます。
モグワン | カナガンチキン | |
---|---|---|
対象年齢 | 生後2か月〜 | 生後2か月〜 |
モグワンとカナガンチキンはどちらも生後2か月の犬を対象としたドッグフードです。そのため、対象年齢においてはモグワンとカナガンチキンに違いはないといえます。
なお、編集部でモグワンとカナガンチキンを実際に購入したところ、モグワンのほうがカナガンチキンよりも粒がやわらかめであるとわかりました。子犬やシニア犬の場合、粒が硬いと食べづらさを感じさせてしまう可能性もあるため、食べやすさを考慮するのであれば、モグワンのほうがカナガンチキンよりも適しているといえるでしょう。
モグワンとカナガンチキンを口コミで比較
愛犬に与えるドッグフードを選ぶ際には、実際に利用した人の口コミを気にすることも大切です。そこで、ここからはモグワンとカナガンチキンの口コミを比較していきます。
当サイトではインターネットでアンケートを行い、実際にモグワンとカナガンチキンを購入したことがある人からの口コミを集めました。全227人から口コミをいただいたので、ここからはモグワンとカナガンチキンの良い口コミと悪い口コミを紹介していきます。
調査方法:セルフ型アンケートツール「QiQUMO」を使ったインターネット調査
集計期間:2024年9月26日〜2025年2月5日
アンケート回答人数:計227人
132人の愛犬家に聞いたモグワンの良い口コミ
ここでは、モグワンの良い口コミについてアンケートした結果を紹介していきます。モグワンを利用したことがある132人の愛犬家に対して、「モグワンの最も良いところを教えてください」と質問をしたところ、下記の結果になりました。

132人にモグワンの良い口コミをアンケートしたところ、最も多かったのは「食いつきの良さ」に対する口コミでした。食いつきの良さに対する回答者数は77人で全体の58.3%を占めます。
ほかにも、「便の調子の改善」「粒の大きさや形状」といった点について、モグワンの良い口コミがみられました。
モグワンの良い口コミの一例
ここでは、132人に聞いたモグワンの良いところの口コミを紹介していきます。
- 食いつきの良さ(ミニチュアダックスフンド 3歳)
もう1年ほど購入していますが、食いつきの良さが購入している理由です。
モグワンの前はなかなか新しいドッグフードを食べてくれませんでしたが、モグワンは最初から食いつきがよく、おいしそうにがっついて食べてくれる愛犬の姿がみれました。
- 便の調子の良さ(ポメラニアン 4歳)
愛犬の健康を思ってモグワンを購入してみました。ヒューマングレードなどの品質の高さが伺え、その点もよかったですが、愛犬の便秘が改善したことが最もよかったです。うんちの回数が増えましたが、形や硬さもよくなったので今後も購入する予定です。
- 粒の大きさや形状(ポメラニアン 約3か月)
まだ生後3か月程度で、どのようなドッグフードを選べばいいかがわからず、安心で安全なものをと思いモグワンを購入しました。ふやかしは必要ですが、粒の大きさや形がちょうどよく食べてくれます。
- 原材料のこだわり(豆柴 2歳)
「愛犬にはなるべく良いものをあげたい」と思って最初は国産のドッグフードを探していましたが、インターネットでモグワンを知りました。原材料がヒューマングレードでタンパク質が豊富とあり、これならおいしく食べてくれそうと思い購入しました。
□モグワンの口コミに関する記事

132人の愛犬家に聞いたモグワンの悪い口コミ
ここでは、モグワンの悪い口コミについてアンケートした結果を紹介していきます。モグワンを利用したことがある132人の愛犬家に対して、「モグワンの改善点があれば教えてください」と質問をしたところ、下記のような悪い口コミもありました。

132人にモグワンの改善点に関する口コミをアンケートしたところ、最も多かったのは「価格の高さ」に対する口コミでした。価格の高さに対する回答者数は96人で全体の72.7%を占めます。
ほかにも、「便の調子」「食いつき」といった点について、モグワンの改善点に関する口コミがみられました。
モグワンの悪い口コミの一例
ここでは、132人に聞いたモグワンの悪いところの口コミを紹介していきます。
- 価格の高さ(パグ 3歳)
普段よりもよいドッグフードをあげようと思ってモグワンを買いましたが、やはり定期的に買うとなると価格が高いです。もう少し安くなれば良いのですが。
- 便の調子(柴犬 5歳)
モグワンをあげてから食いつきはよくなりましたが、軟便が続いていました。あげる量は普段と変わらないのですが、あげ方が悪かったのでしょうか。
うんちの回数も増えたので、この辺りが改善したらとても評価できるのですが。
- 食いつき(ヨークシャー・テリア 3歳)
今まで何度も新しいドッグフードを試しましたが、なかなか好みのフードが見つからず、その時にモグワンを知りました。
普段よりも価格は高かったですが、うちの子のためならと思い買いましたが、やはり最初から食べてくれませんでした。食いつきのよさが評判だったので余計に残念でした。
- 賞味期限の長さ(プードル 5歳)
これまで半年以上モグワンを購入していますが、残り4か月で賞味期限が切れる商品が届いたのが残念です。品質は高いと思いますが、1袋1.8kgなのでもう少し賞味期限が長いものを送ってもらいたいです。
95人の愛犬家に聞いたカナガンチキンの良い口コミ
ここでは、カナガンチキンの良い口コミについてアンケートした結果を紹介していきます。カナガンチキンを利用したことがある95人の愛犬家に対して、「カナガンチキンの最も良いところを教えてください」と質問をしたところ、下記の結果になりました。

95人にカナガンチキンの良い口コミをアンケートしたところ、最も多かったのは「食いつきの良さ」に対する口コミでした。食いつきの良さに対する回答者数は53人で全体の55.8%を占めます。
ほかにも、「原材料のこだわり」「コスパの良さ」といった点について、カナガンチキンの良い口コミがみられました。
カナガンチキンの良い口コミの一例
ここでは、95人に聞いたカナガンチキンの良いところの口コミを紹介していきます。
- 食いつきのよさ(パピヨン 5歳)
食いつきのいいドッグフードを探していたところ、カナガンチキンを知りました。普段のドッグフードは飽きてしまったのか全然食べてくれませんが、カナガンチキンはよく食べてくれてとてもうれしかったです。
- 原材料のこだわり(チワワ 1歳)
新鮮な鶏肉がメインで、ヒューマングレードの食材が使用されているので安心してあげられます。「国産のドッグフードのほうがいいのかな」とも考えましたが、決してそれが正しいわけではないんですね。
- コスパの良さ(ゴールデンレトリバー 5歳)
1袋2.0kgと多めの内容量の点がいいと思います。うちの子は体が大きめでよく食べるので、なるべく量が多いドッグフードを普段買っています。
カナガンチキンは食いつきもいいですし量も多いので、コスパがいいドッグフードだと思います。
- 便の調子の良さ(プードル 4歳)
食いつきのよさにも驚きましたが、うんちの調子が変わったのもうれしかったです。軟便が続いていたので獣医師さんに相談したところ、ドッグフードを変えてみるといいとのことでした。インターネットで評判がいいカナガンチキンをあげてみたところ、軟便はなくなりました。
95人の愛犬家に聞いたカナガンチキンの悪い口コミ
ここでは、カナガンチキンの悪い口コミについてアンケートした結果を紹介していきます。カナガンチキンを利用したことがある95人の愛犬家に対して、「カナガンチキンの改善点があれば教えてください」と質問をしたところ、下記の結果になりました。

95人にカナガンチキンの悪い口コミをアンケートしたところ、最も多かったのは「価格の高さ」に対する口コミでした。価格の高さに対する回答者数は38人で全体の40.0%を占めます。
ほかにも、「ドッグフードの匂い」「便の調子」「食べない・食いつきの悪さ」といった点について、カナガンチキンの改善点に関する口コミがみられました。
カナガンチキンの悪い口コミの一例
ここでは、95人に聞いたカナガンチキンの悪いところの口コミを紹介していきます。
- 価格の高さ(ダックスフンド 2歳)
インターネットで評判がよかったので購入しました。よく食べてくれるのはうれしいですが、その分出費がかさむので結局やめてしまいました。もう少し安かったら購入するのですが。
- ドッグフードの匂い(チワワ 4歳)
食いつきは良いですし、インターネットの評判も良かったのですが、匂いが気になりました。
うちの子はよく食べてくれるので品質は問題ないと思いますが、部屋全体が匂うほどなので、飼い主目線ではあまりあげたくないなと思ってしまいました。
- 便の調子(柴犬 3歳)
よく食べてくれたのですが、うんちの量や匂いがとても変わりました。とても匂いが強い軟便が続いたので、体質的に合わなかったのかなと思います。
- 食べない・食いつきが悪い(チワワ 8歳)
食いつきがいいと評判だったので購入しましたが、全然食べてくれませんでした。うちの子には合わなかった話だと思いますが、ほとんど食べずに廃棄したのでとても残念でした。
モグワンとカナガンチキンを実際に編集部で比較検証!パッケージや粒の大きさ、香りなどを比較
当サイトでは、ドッグフードを紹介するにあたって必ずそのフードを編集部で用意しています。モグワンとカナガンチキンについても実際に編集部で用意したものをペットフード検査会社で検査を行い、協力者へ提供しています。
そこで、ここからは編集部で用意したモグワンとカナガンチキンを、パッケージや粒の大きさなどについて比較していきます。
モグワンとカナガンチキンをパッケージで比較
まずはモグワンとカナガンチキンのパッケージから比較していきます。

モグワンとカナガンチキンはどちらもジッパーがついているため、保管がしやすいパッケージといえます。また、内側はアルミ素材であり、遮光性に優れているパッケージです。
パッケージの比較結果としては、モグワンとカナガンチキンはどちらも遮光性にすぐれており保管がしやすいパッケージと言えるでしょう。
モグワンとカナガンチキンを粒の大きさや形状で比較
次は、モグワンとカナガンチキンを粒の大きさや形状で比較していきます。

モグワンとカナガンチキンはどちらもドーナツ型の粒であり、フード自体の色も似ています。また、粒の大きさも8mm~10mm程度であり、厚みもほぼ変わりませんでした。
モグワンもカナガンチキンも全犬種対応のドッグフードであるため、超小型犬・小型犬にも与えやすい粒だと言えるでしょう。
モグワンとカナガンチキンを匂いで比較
次はモグワンとカナガンチキンを匂いで比較していきます。


モグワンとカナガンチキンはどちらもドッグフード特有の香りがしますが、編集部ではモグワンよりもカナガンチキンのほうが香りが強く感じました。
なお、モグワンはチキンとサーモンが、カナガンチキンは鶏肉が豊富に使われているドッグフードです。素材そのものがふんだんに使われているからこそ、ドッグフード特有の香りがするといえます。
とくに動物性タンパク源が豊富なドッグフードであれば食いつきにも期待できるため、モグワンとカナガンチキンの香りの強さは、愛犬の嗜好性につながるものともいえるでしょう。
モグワンとカナガンチキンはどっちがおすすめ?比較分析からおすすめできる犬の特徴
ここまでは、モグワンとカナガンチキンをさまざまな観点から比較をしました。ここでは、これまでの比較結果を踏まえて、モグワンとカナガンチキンがどのような犬に適しているのかをまとめていきます。
モグワンとカナガンチキンを検討している場合、下記を参考にして愛犬がどちらに適しているのかを確認してみてください。
向いているケース | |
---|---|
モグワン | ・他のフードでは愛犬の食いつきがよくない ・穀物や卵がアレルゲンでも食べられるドッグフードを探している ・愛犬が肉だけでなく魚も好む ・子犬やシニア犬でも食べられるドッグフードを買いたい ・まずはお試しとして費用がかからないフードを買いたい |
カナガンチキン | ・愛犬が子犬で栄養価が高いドッグフードをあげたい ・愛犬の体型が痩せ気味、または少食 ・定期的にドッグランに行くなど、運動量が多い ・定期的に購入する場合の食費を抑えたい ・コスパがいいドッグフードをあげたい |
まとめ
モグワンとカナガンチキンは同じ販売会社であり、どちらにも「ヒューマングレード」「タンパク質が豊富」「グレインフリー」といった特徴があります。運営元のペットフード検査会社の検査でも、安全性や嗜好性などでよい結果が出ていることから、モグワンとカナガンチキンはどちらもおすすめできるドッグフードと言えます。
とはいえ、モグワンとカナガンチキンにはさまざまな違いがあり、これらを踏まえてどちらのほうが愛犬に適しているのかを考えるのが大切です。たとえば、どちらも主原料として鶏肉が使われていますが、モグワンであれば生サーモンも使用されているため、「肉と魚を好んで食べてくれる」という場合にはモグワンのほうがカナガンチキンよりも向いていると言えます。
なお、当記事で紹介したようにモグワンとカナガンチキンには、改善点の口コミもあります。当然ですが犬にも好みがあるため、モグワンやカナガンチキンに切り替えたからといって、それが愛犬に必ず合うとは言い切れません。
まずはどちらが愛犬に適しているのかを調べて、お試しとして1袋を購入して愛犬に与えて食いつきを見たうえで、今後も継続して購入するかを考えてみるのも良いでしょう。
口コミを投稿する
当サイトでは、本当に良いペットフードを紹介することを目的として情報発信をしています。この目的を果たすためにも、運営元であるペットフード検査会社でフードの成分や食いつきなどを検査したり、協力者からレビューをいただいたりしたうえで、総合的によい結果がみられたドッグフードを記事で紹介しています。
また、ドッグフードを購入して愛犬に与えたことがある人からの口コミはペットフードの検査結果よりも有益な情報であると考えているため、編集部では提供いただいた口コミも重視して本当に良いドッグフードを日々探しています。
しかし、インターネットなどでみられるステマのような口コミは、編集部でドッグフードの情報収集をする際の阻害になっているのが実状です。
そこで、実際に購入して愛犬に与えたことのあるドッグフードについて、口コミを投稿していただけないでしょうか。「長年愛犬に与えているもの」「過去に試してみたけど全然食べてくれなかったもの」「数回しかあげていなくても愛犬が喜んで食べてくれたもの」など、実際に与えたことがあるフードであれば、どのような口コミでも歓迎します。
「愛犬やその飼い主の方々の暮らしを少しでも豊かにするためにも、利益にとらわれず本当に良いドッグフードをおすすめしたい」
この想いでこれからもドッグフードを紹介していきますので、是非投稿をしていただけると幸いです。