柴犬におすすめのドッグフード7選！柴犬に特化したフードの選び方も解説

柴犬は「皮膚の炎症」「アレルギー」「足腰の衰え」のような悩みを抱えやすい犬種です。このような悩みがあるために、柴犬向けのドッグフードを探している人もいることでしょう。

柴犬向けのドッグフードの例として、柴犬専用のフードが挙げられます。そのようなドッグフードであれば、柴犬が抱えやすい症状をケアできるような設計がされているのが一般的です。

とはいえ、柴犬に本当に良いドッグフードを選ぶのであれば、柴犬専用のフードだけでなく全犬種対応のフードを視野に入れるのが得策です。全犬種対応のドッグフードのなかにも、柴犬の悩みを解消できるような特徴があるフードもあるためです。

そこで、当記事では、柴犬専用だけでなく全犬種対応のドッグフードのなかでおすすめのフードを7選紹介していきます。運営元のペットフード検査会社で実際に成分などを検査し、編集部でその結果を比較検討したうえで「本当に良い柴犬向けのドッグフード」を紹介するため参考にしてみてください。

また、柴犬が抱えやすい悩みに合わせたドッグフードの選び方も解説していくため、柴犬向けのドッグフードを探す際にはこちらも参考にしてみてください。

柴犬専用のドッグフードなら悩みやすい症状をケアできる成分が配合されている

ドッグフードのなかには、特定の犬種を専用としたフードもあります。そのようなドッグフードは、特定の犬種で起こりやすい症状や悩みをケアできるような成分が配合されていたり、粒の形状や大きさが工夫されていたりします。

そして、ドッグフードには柴犬専用のフードもあり、柴犬に起こりやすい症状や飼い主が悩みがちな症状をケアできるように設計されています。

より具体的に言うと、柴犬は皮膚の炎症や足腰の衰えで悩みやすい犬種です。そのため、柴犬専用のドッグフードは、皮膚の炎症や骨や関節をケアできる成分が配合されている傾向があります。

柴犬のためのドッグフードを探している場合、愛犬の悩みを改善できるようなフードを探していることでしょう。柴犬専用のドッグフードであれば、そのような悩みを解消できるような設計がされているため、まずは柴犬専用のドッグフードを検討するのもよいでしょう。

無理に柴犬専用のドッグフードを選ぶ必要はない！全犬種対応の総合栄養食も視野に入れてみるべき

矛盾していると感じるかもしれませんが、柴犬専用のドッグフードが必ずしも柴犬に最適なフードであるとは言い切れません。

全犬種に対応する総合栄養食のなかには、柴犬専用のフードよりも愛犬の悩みに寄り添ってくれる設計のドッグフードも存在する可能性があるためです。そのうえ、食いつきの改善などにも期待できるような設計のドッグフードもあります。

そのため、愛犬にとって本当に良いドッグフードをあげたい場合、柴犬専用のフードだけでなく全犬種対応の総合栄養食も視野に入れたうえで、そのなかで最も愛犬に合ったフードを探すようにしてみてください。

総合栄養食とは、そのフードと水だけがあれば健康管理ができるペットフードのことです。米国飼料検査官協会が定めている栄養基準（AAFCO基準）を満たしたペットフードのみ、総合栄養食とみなされます。

詳しくは「柴犬向けのドッグフードおすすめ10選！ペットフード検査会社・編集部で比較検討したおすすめのフードを紹介」の見出しで解説しますが、ドッグフードにはそれぞれに特徴があります。

柴犬のためのドッグフードを探す際には、専用フードや全犬種向けの総合栄養食の特徴を確認しながら、「愛犬に関する悩みごとは何か」「その悩みを解消できるような成分配合や設計がされたフードはどれか」のようにフードを探してみるのがよいでしょう。

他の目的・悩み別にドッグフードを探す

柴犬に特化したドッグフードの選び方！悩みやすい症状ごとにドッグフードを探そう

柴犬の場合、主に皮膚の炎症や足腰の衰えのような症状がみられやすいです。そのため、柴犬のためのドッグフードを探している場合、このような症状を改善できるようなドッグフードを探している飼い主の方もいることでしょう。

その場合、改善したい悩みをケアできるような特徴があるドッグフードを探してみるのがよいでしょう。柴犬で悩みやすい症状と、それを解消できるようなドッグフードの特徴をまとめましたので参考にしてみてください。

皮膚の炎症：オメガ3脂肪酸が配合されているドッグフードを選ぶ

柴犬は皮膚の炎症などのトラブルが起こりやすい犬種です。そのため、柴犬のためのドッグフードを探している人のなかには、皮膚の炎症を解消できるようなフードを探している人もいることでしょう。

皮膚の炎症を改善するために柴犬向けのドッグフードを探している場合、オメガ3脂肪酸が配合されているフードを選ぶのもよいでしょう。

オメガ3脂肪酸は主にマグロやイワシ、サバといった青魚に含まれている必須脂肪酸のことです。抗炎症作用があるため、オメガ3脂肪酸が配合されたドッグフードであれば皮膚の炎症のケアに期待できます。

皮膚の炎症を改善するために柴犬向けのドッグフードを探している場合、「青魚が使われているか」「魚が使われていなくてもオメガ3脂肪酸が配合されているか」という点を原材料一覧から確認してみるのもよいでしょう。

アレルギー：愛犬のアレルゲンが入っていないドッグフードを選ぶ

柴犬は食物アレルギーを引き起こしやすい犬種でもあります。そのため、柴犬のためのドッグフードを探している人のなかには、アレルギー症状が出ないようなフードを探している人もいることでしょう。

当然ですが、愛犬のアレルゲンが特定できている場合、その食材が使用されていないドッグフードを選ぶことが大切です。パッケージに記載された原材料一覧からアレルゲンが入っていないかどうかを確かめておきましょう。

とはいえ、愛犬のアレルゲンが特定できていないケースも考えられます。その場合、アレルゲンになりやすい原材料が入っていないようなドッグフードを選ぶのがよいでしょう。

あくまで目安にすぎませんが、犬のアレルゲンになりづらいと言われている原材料には、下記が挙げられます。

	具体例
引き起こしやすい原材料	・牛肉、鶏肉、豚肉 ・小麦、大豆などの穀物 ・卵 ・乳製品 ・とうもろこし ・じゃがいも
引き起こしづらい原材料	・魚類 ・馬肉 ・鹿肉 ・ラム肉 ・ダック（鴨やアヒル） ・ターキー（七面鳥）　など新奇タンパク質となりうるもの

一般的に牛肉や鶏肉、乳製品などは、犬のアレルゲンになりやすい食物とされています。一方、魚類や馬肉、鹿肉といった「新奇タンパク質」と呼ばれる今まで食べたことのないタンパク質は、犬のアレルゲンになる可能性が比較的低いとされており、アレルギー治療でも用いられることがあります。

また、犬のアレルギーを引き起こしやすい原材料としては、小麦や大豆といった穀物も挙げられます。これは穀物に含まれている「グルテン」というタンパク質の1種が関わっています。

グルテンが原材料として使われていない「グレインフリー」のドッグフードもあるため、アレルゲンが特定できていない場合に柴犬向けのドッグフードを選ぶ際には、グレインフリーかつ新奇タンパク質が原材料として使われているドッグフードを選ぶのも良いでしょう。

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足腰の衰え：骨や関節をケアできる成分が配合されており良質なタンパク源が使われているドッグフードを選ぶ

柴犬は、後肢の筋肉が発達した犬種です。そのため、とくにシニア期に入ったばかりの柴犬の場合、以前よりも筋肉量が減ってしまったために、後肢が震えるなどの症状がみられやすいです。

そのため、愛犬の足腰の衰えを感じている場合には、骨や関節をケアできる成分が配合されているかどうかでドッグフードを選ぶのもよいでしょう。あくまで一例ですが、柴犬の骨や関節の健康をサポートできる成分をまとめましたので、参考にしてみてください。

また、足腰の衰えを感じている場合、上記のような成分以外にも、良質なタンパク源が使われているかどうかも重要です。タンパク質は犬の生命活動に必要なあらゆるものを構成する栄養素であり、良質なタンパク源であれば筋肉の維持や増強をサポートしてくれます。

愛犬の足腰の衰えを感じている場合、「骨や関節の健康をサポートできる成分が配合されているか」以外にも、下記を参考にしつつ良質なタンパク源が使われているドッグフードを探してみてください。

柴犬のためのドッグフードを選ぶときに他に気をつけること

柴犬にとって本当によいドッグフードを選ぶためには、愛犬に関する悩みを解消できるような特徴があるフードを選ぶこと以外にも重要なことがあります。安心・安全にかかわる選び方もあるため、柴犬のためのドッグフードを探す際には下記のような選び方も把握しておきましょう。

ここからは、柴犬のためのドッグフードを選ぶときに他に気をつけることについて、それぞれ詳しく解説していきます。

愛犬の体格や体重に合っているドッグフードを選ぶ

柴犬は、一般的に中型犬に分類される犬種です。ドッグフードのなかには中型犬専用のフードもあり、そのようなフードであれば粒の大きさやひと粒あたりの栄養価が中型犬に適した設計になっています。

そのため、柴犬向けのドッグフードを選ぶ際には、中型犬のフードを選ぶのも悪くはありません。

とはいえ、柴犬であれば必ず中型犬に分類されるわけではなく、愛犬の体格や体重によっては「小型犬」「大型犬」に分類されるケースもあります。現状では体重で分類するのがわかりやすい方法とされているため、あくまで目安ではありますが下記を参考にして愛犬がどれに該当するかを確かめておくのもよいでしょう。

使われているタンパク源や油脂が明確なドッグフードを選ぶ

基本的にドッグフードには、動物や植物から採られる油脂が使用されています。油脂には犬のエネルギー源になると同時に、体温調節などの生理機能を維持する効果があります。

ドッグフードによっては、「動物性油脂」「植物性油脂」のように、どの動物・植物・魚から採られた油脂であるかが明確に記載されていないことがあります。このようなドッグフードだと油脂の品質を判断するのが難しいです。

また、ドッグフードのなかには、「家禽類」「ミートミール」「動物性脂肪」のように使われている動物性タンパク源が不明瞭なものもあります。こちらも同様に品質を判断するのが難しく、場合によっては本来は食用ではない部位が使用されていることも否定できません。

愛犬にとって本当に良いドッグフードを選ぶためには、少なくとも品質を判断できるような情報が必要です。そのため、柴犬向けのドッグフードを選ぶ際には、「どのようなタンパク源や油脂が使われているのか」といった点を確認することも大切です。

柴犬の健康にかかわりがない添加物が入っていないドッグフードを選ぶ

ドッグフードのなかには、品質や見た目などを維持する目的で人工的な化学合成の添加物が使われているフードもあります。すべての人工添加物が犬の健康によくないとは言い切れませんが、柴犬にとって本当に良いドッグフードを探すのであれば、犬の健康に関わりがないような添加物が使用されていないフードが好ましいです。

なお、人工添加物のなかには、「ペットフード安全法」という法律で含有量の上限値が定められているものもあります。愛犬の健康に影響を与えるリスクもあるため、柴犬のためのドッグフードを探す際には、下記のような人工添加物が入っていないフードを選んでみてください。

人工添加物	具体例
着色料	二酸化チタン、赤色○号、黄色○号、青色○号 など
甘味料	ソルビトール、グリシリジン、アンモニエート、グリセリン など
発色剤	亜硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム など
酸化防止剤	BHA、BHT、没食子酸プロピル、エトキシン、エリソルビン酸 など

※上記はあくまで一例であるため「これらの人工添加物が入っていない＝絶対に安全」とは言い切れません。

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ドッグフード91種類をペットフード検査会社にて徹底検証！検証したフード一覧と評価基準を紹介

当サイトでは、ドッグフードを実際に編集部で購入し、運営元である「株式会社 食環境衛生研究所」にてペットフード検査をしています。そのうえで、当サイトが定めるコンテンツポリシーや評価基準に該当しているフードのみ紹介する体制です。

そして、今回はドッグフードを91種類用意して、運営元のペットフード検査会社で検査をしました。そのうえで、それぞれスコアリングして点数が高かったドッグフードを「柴犬にとって本当に良いおすすめのドッグフード」として紹介していきます。

なお、今回検査を行った91種類のドッグフードと評価項目については下記のとおりです。

柴犬向けのドッグフードおすすめ7選！ペットフード検査会社・編集部で比較検討したおすすめのフードを紹介

ここからは、当サイトがおすすめする柴犬向けのドッグフードを紹介していきます。

おすすめのドッグフードを紹介するにあたって、上記で解説した定義を基準として設け、実際に91種類のドッグフードを比較検討したうえで、総合的に高い評価であった7商品を紹介していきます。

柴犬の1日のご飯の量がわからないときは給餌量シミュレーターを活用する

柴犬向けのドッグフードに切り替える場合、いままでのフードとカロリーなどが異なるため、1日に愛犬にあたえるご飯の量は変わります。その際、「柴犬向けのドッグフードは1日にどれくらいの量をあげたら良いのだろう」のように考える人もいるかもしれません。

柴犬向けのドッグフードの給餌量を詳しく知りたい場合、当サイトの給餌量シミュレーターを活用してみてください。

「体重」「年齢と体型」「切り替えたドッグフードの100gあたりのカロリー」を入力することで、1日あたりの給餌量や愛犬に必要なカロリーの目安を算出できます。

※あくまでシミュレーションであるため、実際にフードをあげる際には愛犬の体調などを考慮しつつ給餌量を決めるようにしてみてください。

まとめ

ドッグフードのなかには柴犬専用のフードもあります。しかし、「専用」だけが理由でドッグフードを選ぶのではなく、全犬種対応の総合栄養食も視野に入れつつ柴犬のためのドッグフードを選ぶのが大切です。

また、柴犬は皮膚の炎症やアレルギー、足腰の衰えといった悩みを抱えやすい犬種です。そのため、柴犬向けのドッグフードを選ぶ際には、このような症状をケアできるようなドッグフードを探すようにしてみてください。

当記事では、当サイト独自の基準を満たしたドッグフードを7選紹介しました。柴犬で悩みやすい症状のケアに適したドッグフードを紹介しているため、柴犬向けのドッグフードを探している場合には参考にしてみてください。