豚丹毒

群馬県内での豚丹毒の発生は2008年に急増し、と畜場での心内膜炎型の摘発増加と強毒株による敗血症型の流行がみられました。豚丹毒の原因菌は、豚以外の健康な動物にも感染し、自然界にも広く分布しています。健康な豚の扁桃、胆嚢、腸管、皮膚などからも分離されることがありますので、ワクチン接種の効果を高めるため、日常の良好な飼養管理と衛生管理を徹底し、発生予防に努めましょう。豚丹毒の治療にはペニシリン系薬剤の投与が有効ですが、投与量は通常の10倍量が必要とされているので用量に注意が必要です。また、豚丹毒を疑うような突然死した豚は病性鑑定を受けるようにしましょう。斃死豚は速やかに豚舎から運び出し、集積場は野生動物が侵入しないような対策をとりましょう。集積場や豚舎の周囲に石灰を散布することも侵入防止に効果的です。

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