コーヒーって本当に健康によいのか?

先日、テレビの某番組でこういった話題が上がっていました。

「認知症(ボケ)の予防にコーヒーが効く!!」

「コーヒー」と「認知症」の関係については、
多くの研究結果、疫学的報告がなされ、
確かに認知症予防になるらしいということがわかっています。

しかし、将来「認知症」や「アルツハイマー病」が心配だから、
明日から毎日コーヒーを飲もう・・・という考え。

単純すぎます。

どんな良薬にも副作用があるように、
「コーヒー」の持つ不健康的な側面も知っておいて下さい。

①依存性・中毒性がある
一度習慣的に飲み始めると、毎日必ず飲まずにはいられなくなるといいます。
いわゆるカフェイン中毒というものです。
麻薬と同じで依存性があり、摂取し続けるうちに、
カフェインの効果である興奮作用等がだんだん落ちていき、
効かなくなっていき、結果として摂取量が増えるという
悪循環に陥る可能性もあります。

②集中力の低下、鬱や疲労感を誘発する
人間の脳はずっと興奮状態を維持することができません、
カフェイン等で強制的に興奮状態にした脳は、カフェインが切れると、
その反動で一時的な疲労状態に陥ります。
日常的な大量のカフェイン摂取で慢性的に脳と副腎の疲弊をおこし、
精神面にも肉体面にも悪影響を与えるという研究報告も多くあります。
学力の低下につながるといった研究結果もあるくらいです。

ですから、情報に流され、その側面を調べることもせず、
「毎日5杯のコーヒー摂取を習慣化しよう」、
「コーヒーの嫌いな両親に無理矢理飲むのを勧める」
「子供にもコーヒーを飲ませよう」などという思想については、
絶対ではありませんが、個人的にはNGです。

私も以上の理由から、コーヒーを習慣的に飲むことは避けていますが、
実は、某喫茶店がオリジナルブレンドで煎れてくれる
コーヒーとトースト、サラダのブレックファーストセットと、
銭湯の風呂上がりに飲むコーヒー牛乳は大好きです。

どうせ飲むのであれば、「認知症予防薬」として飲むのではなく、
適量を守った上で、至福のひとときを得るための、人生を豊かにする
「コーヒー」摂取を目指してみてはいかがでしょう?

( Analyst 17 )

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