「消化されやすい炭水化物」

前回の「炭水化物は本当に太るのか?」で学習したように、
消化しにくい「オリゴ糖」「多糖類」は、
消化されないと吸収できない為、
エネルギーとして使えるようになるまで、
ちょっと時間がかかってしまいます。

逆に、「ブドウ糖」をはじめとする最小単位一個だけの「単糖」は
食べると、あまり消化しなくともすぐ吸収できる状態であるため、
「1g=4カロリー」で即効性のエネルギー源となります。

果実、砂糖など「甘い物」の甘さ成分って大体、
エネルギー転換効率の良い「単糖」か「オリゴ糖」です。
疲れていると無意識に「甘い物」が欲しくなる原因はこれです。
体が即効性のあるエネルギー源を欲しているということでしょう。

普段、朝に体のだるさを感じる人や、寝ても疲労感で元気が出ない人、
それは、夜間まで活動していたなどの理由により
体がエネルギー不足に陥っているという、可能性があります。

そういったとき、「果物」や「果物飲料」、
また、油を使ってない、脂肪分があまり含まれていない「甘味」
例えば「羊羹」などの和菓子ですね。
食べると意外にすぐだるさが解消されたりします。
是非おためしあれ。

ストレートに「ごはん」であれば、上記よりちょっとだけ消化されにくいので
その分、お腹に長くとどまって、腹持ちが良いです。

まとめ、「消化されやすい炭水化物」は即効性のエネルギー源。
それを避けることはエネルギー不足の元です。

ただ、注意点が1つ、文中の
「油を使ってない、脂肪分があまり含まれていない」
ってのが健康維持には結構大事。

次回、「インスリン~肥満ホルモンって何?~」
という長いタイトルで、その理由、
「炭水化物」と「脂肪」の関係を化学します!!

( Analyst  6 )

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