昨年11月24日付けでマラカイトグリーン試験法の改正がありました。
改正理由としては一部の食品において回収率が低いという事が分かっており試験法の開発が進められていました。
内容としては主に抽出・精製部分での変更がされており、抽出では光分解されやすいマラカイトグリーンを分解しにくい条件で脂質・タンパク質の多い食品からも抽出が出来る条件へと変更されました。
精製では脱脂の部分において固相カラムを追加し、環境負荷の高いジクロロメタンを用いた脱脂精製を除いています。
マラカイトグリーンとは主に観賞魚等の殺菌剤等で使用されていますが日本では養殖魚への使用は禁止されており、またマラカイトグリーンが検出された食品の流通もしては行けない事になっています。
毒性については発がん性の疑いが有る物質となっています。
新しい分析法
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000185571.pdf