【PFAS】地下水や河川 242地点で暫定目標値超えの検出

4月25日、環境省は全国の河川や地下水のPFAS(有機フッ素化合物)含有量調査の結果、2023年度は22都府県242地点で、国の暫定目標値(50ナノグラム/L)を超えるPFASが検出されたことを明らかにしました。
いずれも飲用ではないということです。
今回の調査は、39都道府県の2078地点で行われており、調査地点および目標値超過地点ともに前年と比べて大幅に増加していたとのことです。
PFAS濃度が最も高かったのは、大阪府摂津市の地下水で、1Lあたり26,000ナノグラムの値でPFASが検出されました。
大阪府によると、以前、近くの空調機器メーカーの工場で部品の製造過程でPFOAが使用されており、工場が汚染源のひとつとみられています。
環境省は、PFAS目標値超の検出地点がある自治体に対し、井戸水や河川の水を飲用に使用しないよう注意を呼びかけています。
 
PFAS(有機フッ素化合物)をめぐっては、暫定目標値を超えて検出される事例が相次いでいます。
浄水場から暫定目標値を大きく超えてPFASが検出された岡山県吉備中央町では、全国初となる公費の血液検査がおこなわれました。

 

PFAS血液検査・畜水産物検査開始いたしました

弊社では、PFAS血液検査(血液・血漿・血清)、畜水産物検査を開始いたしました。

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PFASとは

有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS(ピーファス)」と呼び、多種類の物質があるとされています。
PFAS(ピーファス)の中でも、PFOS(ピーフォス)(ペルフルオロオクタンスルホン酸)およびPFOA(ピーフォア)(ペルフルオロオクタン酸)は幅広い用途で使用されています。

 

PFASによる人体への影響

人においてはコレステロール値の上昇や発がん、免疫系統と関連が報告されています。しかし、どのくらい入ると影響が出るのかは解明されておりません。
国際がん研究機関(IARC)では、PFOA(ピーフォア)を「ヒトに対して発がん性がある(グループ1)」、PFOS(ピーフォス)を「ヒトに対して発がん性がある可能性がある(グループ2B)」と評価しています。
分解されにくく、蓄積されやすい性質から人体に入ることで、体内に長期に渡り残留し、健康リスクを引き起こす可能性があることからも調査が進められています。
上記より、暫定目標値の取扱いについて、専門家による検討を進めている段階です。

 

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