牛の妊娠を人工授精後2週間で診断できる手法を岩手大学の教授が開発したと報告されました。牛は3週間周期の発情期に合わせて人工授精されますが、人工授精後2週間で採血し、免疫に関与する遺伝子の発現量をPCRなどを使って約4時間で妊娠を判別できるようになるようです。現在は直腸検査や超音波検査などで3週間以上経過してから判別しているので、授精していない場合は次の機会まで待たなければいけません。2週間でわかる今回の診断方法の実用化で、コスト削減等が期待されます。
動物愛護管理法
この法律は、動物の虐待の防止、動物の適正な取り扱い、その他動物の愛護に関する事項を定めて、国民の間に動物を愛護する気風を招来し、生命尊重、友愛および平和の情操の涵養に資するとともに、動物の管理に関する事項を定めて、動物による人の生命、身体および財産に対する侵害を防止することを目的とした法律です。平成18年6月1日から規制が強化され、動物の販売・保管・貸出し・訓練・展示を行う業者は、動物取扱業の登録を受けなければならなくなり、事務所ごとに専属の動物取扱責任者を1名以上配置することが義務付けられ、動物取扱責任者は自治体が開催する研修を年1回以上受講するよう決められています。日本は規制がやさしいという意見もあり、ココロない業者や飼い主を取り締まることがなかなかできていないのではないでしょうか。責任を持って取り組まれている方々も多くいらっしゃいますから、将来さらなる対策が望まれています。
犬に寄生するダニ
3月
ブロイラーの発育不良症候群
犬に寄生するノミ
乳房炎ワクチンが承認
ペットフードの安全性
2009年6月1日、「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)」が施行されました。これまで規制のなかった犬用・猫用のペットフードについて、その安全性を確保するため、事業者の届出や安全基準などを定めた法律です。これにより、ペットの健康に悪影響を及ぼすペットフードの製造、輸入又は販売は禁止され、消費者に対して適切かつ十分な情報を提供するために製造業者名や賞味期限などの表示が義務付けられました。また、国は国内に流通するペットフードを監視し、問題が起きた時はその廃棄、回収を事業者に対して命令することができるようになっています。