静岡県富士宮市の養豚場で発生した豚熱への対応で、日本の家畜防疫が新たな一歩を踏み出しました。静岡県は7日、同農場でのブタの殺処分が完了したと発表。今回の対応には、今年5月の法令改正で新設された「選択的殺処分」が全国で初めて適用されました。
従来の制度では、感染が確認された農場の家畜は原則として全頭処分の対象となっていましたが、新制度では感染リスクの低い個体を残すことが可能に。今回は、飼育されていた1200頭のうち、リスクの低い繁殖用の母ブタなどを除いた1092頭が対象となりました。
国(農林水産省)の職員も派遣される中で進められた今回の措置。今後は1週間ごとに消毒が実施され、7月21日までに防疫措置を完了、その後も8月中旬まで厳重な監視プログラムが敷かれます。一律処分による生産者への甚大なダメージを抑えつつ、いかに迅速に感染拡大を防ぐか、今後の伝染病対策のモデルケースとして注目が集まります。
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