【食中毒】カンピロバクター 下痢や発熱 焼き鳥 岐阜
12月4日、岐阜県は、大垣市の焼鳥店で食事をした20~30歳代の男性4人が腹痛や下痢、発熱などの症状を訴える食中毒が発生したことを発表しました。
店舗では、鶏肉の刺し身や串焼きなどが提供されていたとのことです。
患者の便からはカンピロバクター属菌が検出され、患者4人に共通する食事が焼き鳥店のものに限られることから、当該店舗を原因とする食中毒と断定されました。
再発防止措置が講じられるまでの間、当該店舗は営業禁止処分となっています。
カンピロバクターは家畜(牛・豚など)や家禽(鶏・うずら・七面鳥など)の腸管等で検出されることが多い細菌類で、食中毒の原因となることで有名な細菌類です。
カンピロバクターは乾燥に弱く、室温では次第に死滅していきますが、湿気があり、ある程度低温の冷蔵庫のような環境下では長期間生存することもある為、食品等の調理時はきちんと加熱調理して殺菌することが求められます。
人への感染は、カンピロバクターに汚染された食品・飲料水の摂取や、動物との接触によって起こります。
特に鶏肉からの感染が多く、そのほとんどが生や加熱不足の鶏肉を食べることによって発生しています。
カンピロバクター検査(食品)の詳細はこちら