中国から持ち込まれた山羊肉から感染性のある口蹄疫ウイルスを初検出|農林水産省が注意喚起
農林水産省の動物検疫所は、2026年1月に中国から日本へ持ち込まれた山羊肉から、感染性のある口蹄疫ウイルスが分離されたと公表しました。
これまで、輸入検査で不合格となった畜産物のうち3検体から口蹄疫ウイルスの遺伝子が検出されていましたが、感染性のあるウイルスが分離されたのは今回が初めてです。
口蹄疫とは
口蹄疫は、口蹄疫ウイルスによって起こる家畜の伝染病です。
牛、豚、山羊、めん羊、鹿などの偶蹄類が感染対象となり、国内では家畜伝染病予防法に基づく家畜伝染病に指定されています。
感染力が非常に強いことから、国内への侵入や農場間での感染拡大を防ぐことが重要です。
なお、今回の発表は日本国内の家畜で口蹄疫が発生したというものではありません。
海外から持ち込まれた畜産物を動物検疫所が検査した結果、ウイルスが確認された事例です。
海外からの肉製品の持ち込みに注意
農林水産省では、口蹄疫やアフリカ豚熱などの家畜伝染病が発生している国・地域から、肉や肉製品を持ち込むことを原則として禁止しています。輸入には動物検疫が必要であり、肉、脂肪、内臓なども指定検疫物に含まれます。
農林水産省は、海外からの家畜伝染病の侵入を防止するため、空港や港での検査や消毒を実施するとともに、海外旅行者や畜産関係者に対して注意を呼びかけています。
水際対策の重要性
今回、感染性のある口蹄疫ウイルスが実際に分離されたことで、海外から不適切に持ち込まれる畜産物が家畜伝染病の侵入リスクになり得ることが改めて示されました。
海外から帰国する際には、肉や肉製品を安易に持ち込まず、動物検疫に関するルールを確認することが重要です。