SHEIN発がん性物質が検出?専門機関が教えるカドミウムのリスク

近頃、SHEINやTemu、AliExpressなどの海外通販サイトで販売される商品から、有害物質が検出される事例が相次いでいます。

指輪やネックレス、ブレスレットなどの金属製アクセサリー類からは、発がん性物質とされるカドミウムが、基準値を大幅に超えて検出されています。
 
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「カドミウム」とは

カドミウムとは、鉱物中や土壌中などに天然に存在する重金属で、人に対して発がん性がある物質です。

長期間にわたり体内に取り入れられることにより、腎臓、肺、肝臓に障害を生じさせることで知られています。特にカルシウム代謝を阻害し、栄養不足等の要因と合わさり骨粗鬆症、骨軟化症を発症させる可能性が指摘されています。
 
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「イタイイタイ病」との関係は

「イタイイタイ病」は、富山県の神通川流域で発生した公害であり、水俣病、新潟水俣病、四日市ぜんそくとともに四大公害病のひとつです。

イタイイタイ病は、神岡鉱山(岐阜県飛騨市)から排出されたカドミウムが神通川の水や流域を汚染し、この川水や汚染された農地で育った米などを通じて体内に入ることで引き起こされました。

患者が「イタイ、イタイ」と泣き叫ぶことからイタイイタイ病と名付けられ、1968年には日本で初の公害病と認定されました。

(参考:富山県ホームページ)
 

「カドミウム」はどんなものに含まれているのか

カドミウムは、土壌や水など環境中に広く存在しています。

そのため、米、野菜、果実、肉、魚など多くの食品に含まれています。

カドミウムは海水や海の底質中にも含まれ、貝類、イカやタコなどの軟体動物、エビやカニなどの甲殻類の内臓に蓄積されやすいとされています。

国内においては、カドミウムを米から摂取する割合が最も多いとされています。
 

「カドミウム」を多く含む米は食べても問題ないのか

日本人のカドミウムの1日摂取量の約4割は米から摂取していると推定されています。

日本産の米1kg中に含まれるカドミウム量は平均して0.06ppmとなっており、0.4ppmを超える場合、流通停止の措置がとられています。

また、国は「一般的な日本人における食品からのカドミウム摂取が健康に悪影響を及ぼす可能性は低いと考えられる。」としています。
 

食品以外からの「カドミウム」摂取は

食品や飲料水からの経口摂取のほかに、呼吸器を介して体内にカドミウムが吸収され、体内を循環することによる摂取もあります。

例として、たばこの煙の中にはカドミウムが多く含まれています。

そのため、たばこを吸う人は、吸わない人と比べてカドミウム摂取量が多いとされています。
 

参考

厚生労働省:「食品に含まれるカドミウム」に関するQ&A

環境省  :カドミウムに関する物質情報
 

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