【PFAS】井戸水 宇土市の最終処分場井戸から3.8倍検出

1月28日、熊本県の宇城広域連合(宇城、宇土、美里の2市1町)は、宇土市松山町の最終処分場の監視井戸から、PFAS(有機フッ素化合物)が国の暫定目標値の3.8倍検出されたことを発表しました。

現在の日本国内における水道水のPFAS暫定目標値は、PFOSとPFOAの合算値で、1Lあたり50ナノグラムとなっています。

検出された井戸からは、190ナノグラムのPFASが検出されたとのことです。

また、半径500m内にある井戸所有者に対して、追加調査の結果が出るまで井戸水を飲まないよう呼びかけています。
 
【検査義務化】

環境省は発がん性が指摘されるPFAS(有機フッ素化合物)について、2026年4月の施行をめどに、水道法の省令を改正し、水質基準項目に「PFOS」と「PFOA」を加える方針を固めています。

これにともない、水道事業者を対象とした定期的な水質検査の実施と、基準値を超えた場合の原因特定や改善措置が義務付けられます。
 

PFASとは

有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS(ピーファス)」と呼び、多種類の物質があるとされています。

PFAS(ピーファス)の中でも、PFOS(ピーフォス)(ペルフルオロオクタンスルホン酸)およびPFOA(ピーフォア)(ペルフルオロオクタン酸)は幅広い用途で使用されています。
 

PFASによる人体への影響

人においてはコレステロール値の上昇や発がん、免疫系統と関連が報告されています。しかし、どのくらい入ると影響が出るのかは解明されておりません。

国際がん研究機関(IARC)では、PFOA(ピーフォア)を「ヒトに対して発がん性がある(グループ1)」、PFOS(ピーフォス)を「ヒトに対して発がん性がある可能性がある(グループ2B)」と評価しています。

分解されにくく、蓄積されやすい性質から人体に入ることで、体内に長期に渡り残留し、健康リスクを引き起こす可能性があることからも調査が進められています。
 
 

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