夏でもインフルエンザに注意 神奈川・埼玉で流行開始の目安を超える
通常は冬に流行するインフルエンザですが、2026年は夏の時期にも、神奈川県と埼玉県で流行開始の目安とされる定点当たり報告数「1.0」を上回りました。各自治体が公表した第33週(8月10日~8月16日)のデータに基づく状況です。
2026年夏のインフルエンザ流行状況
神奈川県では、令和8年第33週の定点当たり患者報告数が1.37となり、流行開始の目安である1.0を超えました。県は、昨年と比べて約1か月半早く流行開始の目安に達したとしています。
埼玉県では、同じ第33週に定点医療機関から238人の患者報告があり、定点当たり報告数は1.70でした。
なお、国立健康危機管理研究機構(JIHS)の感染症発生動向調査週報は、第33週分を2026年8月28日に発行予定としており、記事作成時点では全国の第33週の週報は公表前です。このため、本記事では全国的な流行状況を断定せず、自治体が公表した最新の地域データを紹介します。
神奈川県・埼玉県の発表内容
神奈川県の定点当たり報告数は、第30週の0.31、第31週の0.51、第32週の0.93から第33週の1.37へと増加しました。県は、手洗いや咳エチケットなどの感染対策を呼びかけています。
埼玉県も、定点医療機関からの報告を基に毎週流行状況を公表しています。第33週の定点当たり報告数1.70は、流行期の目安として同県が示す「県全体で1を超えた週」に該当します。
インフルエンザとは
インフルエンザは、インフルエンザウイルスへの感染によって起こる病気です。厚生労働省によると、日本では例年12月から3月が流行シーズンです。主な症状は、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感のほか、のどの痛み、鼻水、咳などです。
主な感染経路
感染した人の咳やくしゃみなどのしぶきを吸い込む飛沫感染のほか、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる接触感染が知られています。インフルエンザは食品を介して感染する食中毒ではありません。
夏場でも注意したい感染対策
夏場も、外出後や食事前の手洗い、室内のこまめな換気、咳やくしゃみが出る場合の咳エチケットを心がけましょう。十分な休養と体調管理も基本です。
食品工場、飲食店、事業所などでも、体調不良時は無理をせず、必要に応じてマスクを着用するなど、周囲へ感染を広げないための基本的な対策が重要です。