長野県の旅館でサルモネラ食中毒 81人が発症
今回の食中毒の概要
長野県は2026年8月20日、諏訪市内の旅館で調理・提供された食事を原因とするサルモネラ属菌食中毒が発生したと公表しました。2026年8月8日から9日に当該施設の食事を喫食した49グループ176人のうち、34グループ81人が発症しました。
長野県の発表内容
長野県によると、有症者は2026年8月9日午前10時頃から、下痢、腹痛、発熱などの症状を呈しました。松本保健所および関係自治体が行った行政検査では、患者便と食品からサルモネラ属菌が検出されています。
諏訪保健所は、共通して当該施設で調理・提供された食事を喫食していたこと、検査結果、症状や発症状況などから、当該施設が提供した食事による食中毒と判断しました。施設には2026年8月20日から8月22日までの3日間、営業停止が命じられました。原因となった具体的な食品名は、県の発表では示されていません。
サルモネラ属菌とは
サルモネラ属菌は、動物の腸内や河川など自然界に広く生息する細菌です。厚生労働省によると、卵やその加工品、食肉などで食中毒の発生が報告されています。ペットやネズミなどの動物を介した食品汚染のほか、調理器具や手指を介した二次汚染にも注意が必要です。
主な症状と注意点
サルモネラ属菌による食中毒では、腹痛、下痢、発熱、嘔吐などがみられます。発症までの時間はおおむね半日から2日程度とされます。体調に異変を感じた場合は、早めに医療機関に相談しましょう。
食中毒を防ぐためのポイント
食品事業者や家庭では、肉や卵を十分に加熱し、中心部が75℃で1分間以上となることを確認することが基本です。生の食材に触れた手指や調理器具は、他の食品を扱う前に洗浄し、二次汚染を防ぎましょう。調理後の食品は室温に長く置かず、必要に応じて速やかに冷蔵保存することも大切です。
参考・出典
関連する検査サービス
食品の品質管理、食中毒防止に必須の検査については、食品微生物検査をご覧ください。