カンピロバクター食中毒 飲食店利用者7人が発症 三重県

三重県は、桑名市内の飲食店が提供した食事を原因とするカンピロバクター食中毒が発生したと発表しました。

三重県の発表によると、令和8年7月16日から18日までに当該飲食店を利用した6グループ28人のうち、7人が同様の症状を呈しました。有症者は全員回復しています。

三重県の発表内容

令和8年7月31日、桑名市内の医療機関から桑名保健所に対し、患者の便からカンピロバクターが検出されたこと、および患者が同市内の飲食店で鶏たたきなどを食べていたことから、食中毒の疑いがあると通報がありました。

保健所の調査では、有症者2人の便からカンピロバクター属菌が検出されました。潜伏期間や症状がカンピロバクター属菌の特徴と一致していたこと、有症者に共通する食事がほかになかったこと、医師から食中毒の届出があったことなどから、当該飲食店が提供した食事を原因とする食中毒と断定されました。

三重県は同日付で、当該飲食店を営業禁止処分としています。なお、原因食品は「当該飲食店が提供した食事」とされており、個別の料理名は特定されていません。

カンピロバクターとは

カンピロバクターは、鶏や牛などの腸管に存在する細菌です。特に、生または加熱が不十分な鶏肉料理を原因とする食中毒が多く報告されています。

厚生労働省によると、カンピロバクターは通常の加熱調理で死滅します。一方で、少ない菌量でも感染が成立することが知られています。

主な症状

カンピロバクター食中毒では、下痢、腹痛、発熱、吐き気、嘔吐、頭痛、悪寒、倦怠感などの症状がみられます。感染してから発症するまでの期間は、一般に1日から7日程度です。

多くの場合は1週間ほどで回復するとされていますが、体調に異変を感じた場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。

食中毒を防ぐためのポイント

カンピロバクター食中毒を防ぐためには、鶏肉などの食肉を中心部まで十分に加熱することが重要です。厚生労働省は、中心部を75℃で1分間以上加熱することを案内しています。

また、生の肉を扱ったまな板や包丁、容器を、サラダなど加熱しない食品に使うと二次汚染につながるおそれがあります。肉とほかの食品は、調理器具や容器を分けて扱いましょう。肉に触れた後は十分に手を洗い、使用した調理器具は洗浄・殺菌することも大切です。

飲食店などの食品事業者においても、肉類は専用の調理器具を用いるなど、ほかの食品への二次汚染を防ぐための衛生管理を徹底しましょう。

参考・出典

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