沖縄県のホテルで25人がノロウイルス食中毒|夏場も注意
沖縄県は2026年9月8日、恩納村のリゾートホテル内のレストランで提供された食事を原因とする、ノロウイルス食中毒が発生したと発表しました。
8月29日および9月1日に同施設で提供された食事をしたグループのうち、36人中25人が発症しました。患者は8月30日から9月3日にかけて、おう吐、下痢、腹痛などの症状を訴えています。
調査では、患者9人と施設の調理従事者など16人の便からノロウイルス(GI)が検出されました。また、遺伝子検査を行った患者2人と調理従事者9人で遺伝子型が一致したことなどから、ノロウイルスによる食中毒と判断されました。
沖縄県は同施設に対し、9月8日から11日までの4日間、営業停止を命じています。
夏場でもノロウイルス食中毒に注意
ノロウイルスによる食中毒は冬に多いイメージがありますが、一年を通して発生する可能性があります。
沖縄県は、県内では夏場でもノロウイルスによる食中毒が発生しているとして注意を呼びかけています。
また、沖縄県によると、2025年はノロウイルスによる食中毒が、それまで県内で最も多かったカンピロバクターによる食中毒を上回り、最も多く発生しました。
症状がない「不顕性感染者」もいることから、食品を取り扱う際には、体調にかかわらず日頃から衛生管理を徹底することが重要です。
ノロウイルスの主な症状
厚生労働省によると、ノロウイルスの潜伏期間は一般的に24~48時間で、主な症状として吐き気、おう吐、下痢、腹痛などが挙げられます。発熱は軽度とされています。
健康な方は軽症で回復することが多い一方、子どもや高齢者などでは重症化したり、おう吐物を誤って気道に詰まらせたりする場合もあるため、注意が必要です。
ノロウイルス食中毒を防ぐためのポイント
ノロウイルスによる食中毒を防ぐためには、食品を取り扱う人の健康管理や手洗い、食品の十分な加熱、調理器具などの洗浄・消毒といった基本的な衛生管理を徹底することが重要です。
沖縄県では、次のような対策を呼びかけています。
・食品に触れる前には十分に手洗いを行う
・食品は中心部まで十分に加熱する
・調理器具は洗剤で十分に洗浄し、適切に消毒する
・おう吐物を処理する際には使い捨て手袋やマスクを着用し、適切に処理・消毒する
厚生労働省も、ノロウイルス食中毒を防止するため、食品取扱者や調理器具などからの二次汚染を防ぐことや、加熱が必要な食品を中心部まで十分に加熱することが重要としています。
食品を取り扱う事業者においては、日頃から従業員の健康状態を確認するとともに、手洗いや調理器具の衛生管理など、基本的な食中毒予防対策を継続して行うことが大切です。
ノロウイルス検査について
食環研では、食品取扱従事者などを対象としたノロウイルス検査を承っております。
食品衛生管理や感染拡大防止のためにノロウイルス検査をご検討の方は、下記ページをご確認ください。