韓国のスクイーズなど9製品から有害物質を検出 可塑剤が玩具安全基準の6.6倍を超過
韓国消費者院は2026年9月23日、インターネット上で販売されているスクイーズなどの触感玩具15製品を調査した結果、9製品から韓国の玩具安全基準で使用が禁止されている物質や、基準値を超える有害物質が検出されたと発表しました。
調査対象は、柔らかい感触を楽しむ「マランイ(スクイーズ)」7製品と、ワックス状の外皮に包まれた「ワップボール」8製品です。
スクイーズ1製品では、フタル酸エステル系可塑剤が韓国の玩具安全基準の6.6倍を超える濃度で検出されました。
触感玩具15製品の安全性を調査
韓国消費者院は、オンラインで販売されている触感玩具15製品について、有害物質の含有状況や表示内容などを調査しました。
調査の結果、ワップボール8製品すべてから、韓国の玩具安全基準で使用が禁止されているメチルイソチアゾリノン(MIT)およびメチルクロロイソチアゾリノン(CMIT)が検出されました。これらは、アレルギー性の皮膚反応や眼への刺激を引き起こす可能性がある物質です。
また、ワップボールのうち1製品では、ホウ素の溶出量が韓国の許容基準の1.3倍を超えていました。
一方、スクイーズ7製品のうち1製品からは、フタル酸エステル系可塑剤が韓国の玩具安全基準の6.6倍を超える濃度で検出されました。
なお、今回の調査結果は韓国で販売されている特定の製品を対象としたものであり、日本国内で販売されているすべてのスクイーズや触感玩具に同様の問題があることを示すものではありません。
電子レンジでの加熱による破裂・やけどにも注意
韓国消費者院は、スクイーズ7製品を電子レンジで加熱する試験も実施しました。
その結果、4製品が加熱開始から25秒~2分30秒以内に破裂しました。
韓国では、スクイーズを柔らかくする目的で電子レンジに入れて加熱し、やけどを負った事故も報告されています。
スクイーズなどの触感玩具を電子レンジで加熱したり、火気や高温の場所に近づけたりしないよう注意が必要です。
購入時は対象年齢や安全表示を確認
今回の調査では、15製品のうち14製品に対象年齢が14歳以上と表示されていました。
韓国消費者院は、子どもが使用する可能性があることを踏まえ、これらの製品についても韓国の玩具安全基準に照らして安全性を調査しています。
また、15製品中8製品では、製品名や製造年月、輸入者情報、対象年齢などの表示に不備が確認されました。
韓国消費者院は、子ども向けの触感玩具を購入する際には、韓国の安全認証マークである「KCマーク」を確認し、製品を本来の用途以外に使用しないよう呼びかけています。
日本国内で玩具を購入する際にも、対象年齢や使用上の注意、製品に適用される安全表示などを確認し、子どもの年齢や使用状況に合った製品を選ぶことが大切です。
参考・出典
韓国消費者院(2026年9月23日公表)
「スクイーズ、ワップボールなど一部の触感玩具から有害物質を検出」(韓国語)