徳島県でウエルシュ菌による食中毒が発生 46人が下痢や腹痛を発症
2026年11月2日、徳島県は、県内の給食施設でウエルシュ菌による食中毒が発生したと公表しました。食事をした389人のうち46人が、下痢や腹痛などの症状を訴えました。
ウエルシュ菌は、大量調理した食品をゆっくり冷ましたり、室温に長時間置いたりすると増殖することがあります。給食施設や食品製造施設では、調理後の温度管理が重要です。
徳島県で発生した食中毒の概要
徳島県は、徳島市内の給食施設を原因施設とし、病因物質はウエルシュ菌と公表しました。食事をした389人のうち、症状が出たのは46人で、主な症状は下痢や腹痛でした。
県の発表では、原因となった個別の料理や具体的な汚染経路は明らかにされていません。
ウエルシュ菌とは?
ウエルシュ菌は、土壌や水、人や動物の腸管などに広く存在する細菌です。熱に強い「芽胞(がほう)」をつくるため、通常の加熱調理でも芽胞が生き残る場合があります。
加熱調理後の食品を室温で長時間放置すると、菌が増殖し、食中毒につながるおそれがあります。主な症状は腹痛や下痢です。大量に作った煮込み料理などは中心部まで冷えるのに時間がかかるため、温度管理が重要です。
ウエルシュ菌による食中毒を防ぐには
調理済みの食品はできるだけ早く提供しましょう。冷やして保存する場合は、清潔な容器に小分けするなどして速やかに冷却します。
徳島県は、保存する場合は10℃以下または65℃以上で管理し、再加熱する場合は十分に加熱して早めに食べるよう呼びかけています。学校や病院の給食、社員食堂、弁当製造施設などでは、調理から提供までの時間と温度を管理しましょう。
食品微生物検査による衛生管理の重要性
食品微生物検査は、食品の衛生状態や製造工程の管理状況を把握する手段の一つです。適切な加熱、冷却、保存などの日常の衛生管理と組み合わせ、管理方法の見直しに活用できます。