【PFAS】発がん性指摘 血液検査 公費 岡山で全国初
11月25日、岡山県の吉備中央町は一部浄水場で発がん性が指摘されるPFASが高濃度の値で検出された問題を受け、住民ら約800人を対象に公費による血液検査を開始しました。
浄水場の水を継続的に飲んでいた約2000人のうち、11月25日時点で18歳以上の成人710人、子ども80人が検査を希望したとのことです。
また、25日の検査には50人が参加したとのことです。
PFAS血液検査・畜水産物検査 開始いたしました
弊社では、PFAS血液検査(血液・血漿・血清)、畜水産物検査を開始いたしました。
※血液検査:個人のお客様でも【ろ紙採血法】での検査が可能です。
血液検査、畜水産物検査のほか、水質検査もおこなっております。
▼下記クリックで、詳細をご覧いただけます。
PFASとは
有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS(ピーファス)」と呼び、多種類の物質があるとされています。
PFAS(ピーファス)の中でも、PFOS(ピーフォス)(ペルフルオロオクタンスルホン酸)およびPFOA(ピーフォア)(ペルフルオロオクタン酸)は幅広い用途で使用されています。
PFASによる人体への影響
人においてはコレステロール値の上昇や発がん、免疫系統と関連が報告されています。しかし、どのくらい入ると影響が出るのかは解明されておりません。
国際がん研究機関(IARC)では、PFOA(ピーフォア)を「ヒトに対して発がん性がある(グループ1)」、PFOS(ピーフォス)を「ヒトに対して発がん性がある可能性がある(グループ2B)」と評価しています。
分解されにくく、蓄積されやすい性質から人体に入ることで、体内に長期に渡り残留し、健康リスクを引き起こす可能性があることからも調査が進められています。
上記より、暫定目標値の取扱いについて、専門家による検討を進めている段階です。