【PFAS】千葉県と3市が、海上自衛隊下総航空基地に流出防止策を依頼
4月11日、千葉県と柏市・鎌ケ谷市・白井市は、千葉県柏市内を流れる河川などから国の暫定基準値を超えるPFAS(有機フッ素化合物)が検出された問題を受けて、原因とされる海上自衛隊下総航空基地に対して、PFASの流出防止策や基地の排水口から基準値を超えて検出がされた原因の調査などを依頼しました。
この問題では、暫定基準値を超えるPFASが検出された河川流域にある井戸では、PFASが基準値の800倍を超えて検出されていたということです。
PFAS(有機フッ素化合物)をめぐっては、暫定目標値を超えて検出される事例が相次いでいます。
浄水場から暫定目標値を大きく超えてPFASが検出された岡山県吉備中央町では、全国初となる公費の血液検査がおこなわれました。
また、環境省は2026年4月の施行をめどに水道法の省令を改正し、水質基準項目に「PFOS」と「PFOA」を加える方針を固め、水道事業者を対象とした定期的な水質検査の実施と、基準値を超えた場合の原因特定や改善措置の義務付けをおこなうとしています。
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PFASとは
有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS(ピーファス)」と呼び、多種類の物質があるとされています。
PFAS(ピーファス)の中でも、PFOS(ピーフォス)(ペルフルオロオクタンスルホン酸)およびPFOA(ピーフォア)(ペルフルオロオクタン酸)は幅広い用途で使用されています。
PFASによる人体への影響
人においてはコレステロール値の上昇や発がん、免疫系統と関連が報告されています。しかし、どのくらい入ると影響が出るのかは解明されておりません。
国際がん研究機関(IARC)では、PFOA(ピーフォア)を「ヒトに対して発がん性がある(グループ1)」、PFOS(ピーフォス)を「ヒトに対して発がん性がある可能性がある(グループ2B)」と評価しています。
分解されにくく、蓄積されやすい性質から人体に入ることで、体内に長期に渡り残留し、健康リスクを引き起こす可能性があることからも調査が進められています。
上記より、暫定目標値の取扱いについて、専門家による検討を進めている段階です。
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