鶏レバ刺し、砂ズリ刺し カンピロバクター食中毒
11月16日、福岡県北九州市の飲食店で提供された鶏レバ刺しや砂ズリ刺し、鶏もものタタキを食べた20代の男性3人が腹痛や下痢、発熱などの症状を訴えました。
検査の結果、3人の便からカンピロバクターが検出され、食中毒と断定されました。
3人のうち1人が入院しましたが、現在は全員快方に向かっているということです。
市保健所は、この飲食店を29日と30日の2日間、営業停止としています。
また、北九州市は肉類は中までしっかり加熱して食べるよう呼びかけています。
カンピロバクターは家畜(牛・豚など)や家禽(鶏・うずら・七面鳥など)の腸管等で検出されることが多い細菌類で、食中毒の原因となることで有名な細菌類です。
カンピロバクターは乾燥に弱く、室温では次第に死滅していきますが、湿気があり、ある程度低温の冷蔵庫のような環境下では長期間生存することもある為、食品等の調理時はきちんと加熱調理して殺菌することが求められます。
人への感染は、カンピロバクターに汚染された食品・飲料水の摂取や、動物との接触によって起こります。
特に鶏肉からの感染が多く、そのほとんどが生や加熱不足の鶏肉を食べることによって発生しています。
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