サーコウイルスの精子への影響と繁殖障害への影響について
サーコウイルスの精子への影響と繁殖系への影響についてはまだはっきりとした文献が無い事が事実ですが、現場の状況を見る限りでは影響している可能性が高いと思います。サーコウイルスワクチンについても母豚や雄豚への使用は必須になると思います。K-N090406
マイコプラズマ性肺炎対策について
マイコプラズマ性肺炎にはマクロライド系、リンコマイシン系抗生剤が有効です。繁殖豚の定期的クリーニングと併せて発症ステージに投薬することが重要です。(T090323)
ミコバクテリウムについて
感染ルートは母子感染(垂直感染)、敷材(オガ粉、バーク材等)です。分娩舎や子豚、肉豚舎の石灰消毒が有効的です。(T090323)
豚パルボウイルス
PPVは多くの養豚施設に存在し、豚群における浸潤度はきわめて高い。ウイルスは主として口と鼻から感染し、鼻汁、唾液、糞便および精液中に排出される。ウイルスの体外排出期間は感染後2週間と短いが、排出されたウイルスは通常の消毒薬や飼養環境温度では容易に不活化されない。そのため、飼養施設内の汚染は数ヵ月以上の長期間に及ぶ。排出されたウイルスは豚と豚の直接感染、あるいは汚染された器具機材やヒトを介して口や鼻から感染する。また、精液にウイルスが排出されるため、感染雄豚との交配により雌豚の感染がおこる。交配による伝播はPPVの重要な感染経路になっている。<豚病学より抜粋>KK-N090703
豚胸膜肺炎に対する薬剤にはどのようなものがありますか?
例として、ペニシリン系、テトラサイクリン系あるいはST合剤を発症前に添加することがあげられます。(T090323)
豚丹毒の症状
症状は高熱、呼吸速迫、振戦を呈する敗血症型、赤色丘疹の出現をみる蕁麻疹型、心内膜炎型、関節炎型がある。<明解獣医学辞典より抜粋>KK-N090406
豚丹毒蕁麻疹型
皮膚の菱形疹が特徴である。発病初期は、食欲不振、40℃~41℃の発熱、呼吸促拍を認め、その後、菱形疹が出現する。菱形疹は1辺が1cm程度から大きいもので3cmを超えるものもある。小さな丘疹が全身に現れると全身発赤しているように見え、肺炎と間違えやすい。症状の進行が亜急性のため治療でき、死亡率は高くて20%程度である。<生産獣医療システムより抜粋>KK-N090406
PPV感染による死亡胎児発生のメカニズム
妊娠豚が感染すると、体内で増殖したウイルスは血液を介して胎盤に到達し、胎盤感染をおこす。次いで、胎児(胚)が感染し死亡(吸収)がおこる。母豚の感染から胎児の経胎盤感染までには通常10~14日を要し、母豚と胎児(胚)感染の間には日差が生じる。また、胎児の感染期間によって転帰が異なり、骨形成(胎齢約30日)以前に感染すると、胎児(胚)は死亡し子宮内で吸収される。胎齢30~70日の胎児が感染すると、若齢胎児と同様に死亡する。死亡胎児は吸収されることなく子宮内に残存し、ミイラ化胎児、黒子あるいは白子などとなり、分娩予定日に娩出される。胎児の死亡は胎児組織と胎盤におけるウイルス増殖に起因する機能障害、とくに胎児血管内皮系細胞の発達障害と胎盤機能障害などが原因と考えられている。<豚病学より抜粋>KK-N090703
豚抗酸菌の組織所見
類上皮細胞が集まり、その周囲をリンパ球が取り囲んでいる。類上皮細胞の集まりの中にはラングハンス巨細胞、好中球などが確認される。乾酪壊死がある場合には、(石灰化した)壊死層の周りに類上皮細胞、その周囲をリンパ球、線維芽細胞が取り囲む肉芽腫性炎像が確認される。病理組織はチールネルゼン染色で染色する。YK-N090703
豚胸膜肺炎の症状
急性例では突然の元気消失、食欲の廃絶、発咳、呼吸促迫などがみられ横になることがあります。急性経過で2~3日以内に死亡します。死亡を免れても慢性化し、時折発咳する程度で顕著な呼吸器症状はみられなくなりますが、食欲は減退し、発育が遅れる事があります。(T090323)
豚インフルエンザウイルスAの感染症状
豚インフルエンザは、インフルエンザウイルスAの感染によっておこる急性の呼吸器伝染病である。同じ飼育舎の豚が一斉に食欲減退、元気消失、鼻汁の漏出、発作性の咳、喘ぎ呼吸、発熱などの症状を示す。<豚病学より抜粋>KM-N090406
肥育舎のローソニア症状の対策
子豚期飼料にマクロライド系薬剤を2クール投薬を実施してみてください。YT-N090406
豚パルボウイルス病
パルボウイルス科パルボウイルス属に分類される豚パルボウイルス(PPV)の感染に起因する妊娠豚の繁殖障害。 <豚病学より抜粋>KK-N090703
離乳期以降の豚に下痢をおこす疾病
豚伝染性胃腸炎、豚流行性下痢、豚コレラ、サルモネラ症、豚赤痢、オーエスキー病、増殖性腸炎、胃潰瘍 (豚病学 近代出版)(T090316)
呼吸器症状をおこす疾病
鉄欠乏性貧血(哺乳期)、萎縮性鼻炎、グレーサー病、豚サイトメガロウイルス病(封入体鼻炎)、豚胸膜肺炎、パスツレラ病、マイコプラズマ肺炎、豚インフルエンザ、PRRS、肺虫病、回虫病、オーエスキー病、豚コレラ (豚病学 近代出版)(T090316)
豚抗酸菌症
主要原因は非定型抗酸菌に属するM.avium ssp.avium及び生化学性状の酷似するM.intracellulareで、主に腸間膜リンパ節(他顎下リンパ節、咽背リンパ節、肝、肺など)に抗酸菌特有の乾酪壊死病変を形成する。臨床症状をほとんど示さないため、屠場で腸病変を摘発されることが多い。YK-N090703
PCV2ワクチンは現在何商品あるか
現在、国内では『サーコフレックス』『サーコバック』『ポーシリスPCV』の3商品です。YT-N090406
ローソニア対策について
ローソニアにはマクロライド系、リンコマイシン系抗生剤が有効です。発症ステージに2クール投薬が有効的です。(T090323)
哺乳豚のコリネ対策について
切歯、断尾時にアンピシリン製剤の接種を実施してみてください。YT-N090406
パスツレラ性肺炎について
パスツレラ菌は健康な豚の上部気道粘膜に常在しており、換気不良、密飼い、環境の急変などのストレスによって抵抗力が弱まったときに発生しやすい日和見感染症です。発熱、発咳、呼吸困難などを示し、急性例では4~10日の経過で死亡します。慢性化すると、発熱はなくなり、発咳が頻繁にみられ、発育が遅延したり、痩せて衰弱死します。(T090323)
敗血症型丹毒の対応について。
①ワクチン接種プログラムの再確認。②ペニシリン、水性アンピシリン、メタシリン注射治療。③メイリッチ2PSの飼料添加。KY-N090703
豚パルボウイルス
PPVは豚以外の動物には感染しない。豚の腎臓由来細胞で培養が可能で、感染細胞の核内に好酸性封入体を形成する。ウイルスの増殖には細胞由来のDNAポリメラーゼを必要とするため、細胞分裂活性の高い細胞でよく増殖する。培養液中には赤血球凝集(HA)素が産生され、ヒト、サル、モルモット、猫、トリ、ラット、マウス、馬、豚などの赤血球を凝集する。PPVの血清学的性状は単一で、抗体の測定には赤血球凝集抑制(HI)テスト、エライザおよび中和テストを用いる。<豚病学より抜粋>KK-N090703
豚インフルエンザの主な症状について
発熱による元気消失や食欲不振などのほか、呼吸器症状として呼吸促迫、激しい咳、鼻汁漏出などが認められます。(T090323)
サルモネラコレラスイスは肥育舎にも発生しますか?
基本的には離乳前後の子豚に発生が集中しやすい疾病ですが、不顕性感染で経過しやすく、条件が重なれば肥育期での発病もありえます。条件として①哺乳子豚や離乳後子豚時期の疾病感染状況。②肥育舎の環境条件。③肥育舎でのストレス条件。④肥育舎での衛生条件。等があります。(T090323)
圧力と堆肥発酵との関係について
機械で発酵させる際に圧力をかける場合もありますが、自然界での発酵の場合も体積熱が重要になります。圧力を掛けると熱が発生し発酵しやすくなる理由については、気圧の変化によって物質の沸騰点が下がり、従来よりも低めの温度で熱がかかりやすくなるからだと思います。又、密閉された容器の場合は、外気の影響を受けにくくなることもあり、発酵が促進されるのだと思います。ただし気をつける必要があるのは、圧力を掛けすぎると微生物は死んでしまいますので注意が必要です。(T090323)
哺乳子豚初生時の股開き症状と圧死の発生原因について
分娩子豚が股開き症状を示す原因としてまず考えられるのはカビ毒です。圧死もこのカビ毒による影響から衰弱を招き発生している可能性があります。圧死は低温環境、乳量不足でも発生が見られますので注意して下さい。(T090323)
サーコワクチンとヘモフィルスオイルワクチンの接種間隔は何日くらいあれば良いですか?
ワクチン接種間隔については、殆どどのワクチンも1週間の間隔があいていれば良いと思います。(T090323)
AIカテーテルについて
深部注入タイプ、バルーンタイプ、スパイラルタイプ等多くの種類があるのでカテーテルは術者の使いやすさを考慮して選択するべきです。尚ディスポタイプは必ず使い捨てにして下さい。(T090323)
3回目のAIは必要ですか?
本交⇒AIの後、許容している様子ならば3回目も実施することをお勧めします。(T090323)
子豚舎の子豚がスノコ下へ落下しました。引き上げた後、何も処置せずにいたらその群から下痢を伴った死亡が発生しました。どう対処すれば良いですか?
実際には発生原因の究明検査が必要です。今後はこの手の事故が発生した後は子豚の体を洗浄し、薬剤注射、薬剤添加など事前の対応を行う様にして下さい。今現在の対策方法としては、①治療として水性アンピシリン、アモキシシリン、アドボシン等の効用範囲が広い薬剤を注射してみて下さい。②添加剤としてテトラサイクリン系とリンコマイシンかタイロシン系統との組合せでの使用を行ってみて下さい。(T090323)