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捏粉様硬度

【ねつふんようこうど】

触診時における被検体の硬さを表すもののひとつで、多くの浮腫または水腫に認められ、指圧を加えると陥凹して指痕を残すが、間もなく原形に戻る状態の硬さである。心臓、腎臓に障害がある場合、極度の栄養失調の場合、あるいは局所になんらかの形で血行障害を生じている場合で、炎性浮腫、うっ血性冷腫、リンパ性浮腫、牛の創傷性心膜炎に際する胸垂の冷性浮腫、過労、長時間の起立、運動不足などの場合に生じる四肢下部の浮腫に認められる。<獣医学大辞典より抜粋>N090818

ネコイラズ中毒

【ねこいらずちゅうどく】

黄リン中毒。ネコイラズは殺鼠剤で黄リンを8%含有し、これに糖蜜、デンプン、着色料などを混合したもので、黄リンは新陳代謝に変調をきたし、組織の破壊を亢進し、酸化、合成分解の障害をきたす。また、心臓、肝臓、腎臓に脂肪変性をきたす。症状は食欲減退、ニンニク臭のあいき、嘔吐、吐血、流涎、舌腫などをみる。<獣医学大辞典より抜粋>N090814

猫ウイルス性鼻気管炎

【ねこういるすせいびきかんえん】

猫ヘルペスウイルス1型による猫の呼吸器病で、罹患猫から健康猫への伝播はくしゃみなどの飛沫吸入による気道感染が主で、鼻汁を介しての直接接触感染の機会も多い。症状は、鼻炎、喉頭炎、気管支炎が主であるが、ときに肺炎に移行して死亡することもある。<獣医学大辞典より抜粋>N090814

ネジキ中毒

【ねじきちゅうどく】

日本各地の山林中に自生するツツジ科の喬木で、毒成分としては有毒配糖体アンドロメドトキシンが全木、特に新葉に多く含まれている。この毒は心臓毒で、初め迷走神経を刺激し、後にこれを麻痺させ、同時に運動神経末端を麻痺させる。毒力が極めて強く、牛、めん羊、山羊の中毒例が全国各地にあり、症状は、流涎、流涙、嘔吐に始まり、四肢の麻痺、呼吸困難、苦悶状態を示す。<獣医学大辞典より抜粋>N090814

ねずみ

【クマネズミ】

体重180gほどの大きさで、形態的な特徴はドブネズミと比較して耳が大きく、前に倒すと目に達するほどです。また、尾も体長より長いです。性格は臆病で、人を襲うようなことはまずありません。高所を好んで行き来できるほど、立体的行動が得意であり、天井裏、壁の内側を活動の場とします。養鶏場では、立体的な行動をしやすい場所が多く、その上餌や身を隠す天井や壁の隙間が十分すぎるほどあるため、クマネズミにとって、生息しやすい環境になっています。O-N090501

ねずみ

【ドブネズミ】

家ネズミの3種の中では最も大型で体重500gほどにもなります。形態的な特徴は耳が小さく前に倒しても目に達することはなく、尾が体長より短いことが挙げられます。性格は獰猛で人をあまり恐れません。水辺近くを好み、養鶏場では開封鶏舎などに多く、コンクリートの割れ目、土盛りした斜面、柔らかな土面や側溝などに穴を開けて営巣していることが多いです。このような非衛生的な場所に生息しているため、常に食中毒原因菌などに汚染されていることが多いです。O-N090501

ネズミ

【ネズミについて】

我が国に生息するネズミは現在、二亜科に分かれ、10属、20種類以上を数える。このうち主な種類は6種類(ドブネズミ、クマネズミ、ハタネズミ、ハツカネズミ、アカネズミ、エゾヤチネズミ)で養豚場や養鶏場の周辺に主として棲息するのはドブネズミ、クマネズミです。ドブネズミとクマネズミの寿命は約3年で妊娠期間は約21日、年分娩回数は5~6回、1回の産子数は平均6~8匹です。ネズミはサルモネラ菌汚染の原因となるばかりでなく大変な大食漢(毎日自分の体重の1/3~1/4の量の餌を食べます)のために1年間となると膨大な量の餌代となります。養豚場のネズミの密度は少ない農場で飼育頭数の5~10%、多い農場では30%といわれています。例えばネズミの数1500匹と仮定すると1年間のネズミの餌代は!1500匹 × 100g/日/匹 × 365日 =54750kg、54.75トン × 40000円 =2190000円/年 の計算となります。 膨大ですね。

ネズミ

【ネズミの防除方法】

計画性を持ち、無駄なく実施することが重要です。闇雲にやっても効果は上がりません。環境的・化学的・物理的・生物的防除方法を併用して実施しなければなりません。環境的防除方法には、餌となるものの排除(餌を与えない)、営巣場所の撤去、維持管理(巣を作らせない)、侵入防止対策(通路を塞ぐ)があり、他に化学的防除方法(殺鼠剤、忌避剤)、物理的防除方法(生け捕りトラップ、粘着トラップ、超音波忌避器)、生物的防除方法(天敵利用)などがある。O-N090602

ねずみ

【ネズミ類(げっ歯類)とは】

全哺乳類約3700種の半数の種を含む盛大なグループで、活動場所は空中を滑走するムササビ、水辺ではビーバー、土の中ではデバネズミなど、至るところに生活しています。O-N090406

ねずみ

【ネズミ類(げっ歯類)の大きさ】

大きさは中型犬ほどのカピパラから大人の親指大のカヤネズミまで千差万別です。O-N090406

ねずみ

【ネズミ類(げっ歯類)の特徴】

上下一対の門歯(前歯)が一生伸び続けます。繁殖能力は一般に多産で、理論上一組の夫婦から一年で9千4百匹、三年で3億5千万匹に増える能力を持っています。この驚異的な繁殖能力は、自らが餌となるような動物にはなくてはならない種の保存方法です。日本には約20種類のネズミ類(げっ歯類)がいます。なお、これだけ増えるのは、生まれた子が1~2か月で繁殖能力を持つためである。ネヅミ算とは、よくいったものだ。O-N090406

ねずみ

【ハツカネズミ】

成獣でも体重20gほどのネズミでドブネズミやクマネズミの幼獣よりも小さいです。形態的特徴としては、耳が大きく尾が体長より短いか同じくらいです。また、腹部が白いことも特徴の一つです。温厚で人にも慣れやすい性格です。半野生的に生活していることが多く周辺に畑や草地などが残る場所や港湾部に生息しています。このネズミは、非常に乾きに強く、水のないような環境でも生存できます。養鶏場では、周囲に畑や草地のような環境がある場合に侵入してくることがありますが、経済的な被害は非常に少ないです。O-N090501

ねずみ

【ヒトと接触の多いネズミは】

家ネズミといわれる3種類(ドブネズミ Rattus notvegicus、クマネズミ R.rattus、ハツカネズミ Mus musculus)がヒトと接触が多く、トラブルを引き起こします。この3種は、世界中に分布し、衛生動物として重要種です。O-N090406

ねずみ

【養鶏場におけるネズミの害】

鶏卵や飼料を直接食べられる食害や、食中毒、サルモネラ菌による鶏卵・鶏肉への汚染、鶏への伝染病の伝播、配線ケーブルの咬害、飼料用・鶏卵用運搬ベルトの咬害、鶏のストレスなど衛生的・経済的・精神的な被害を多く与えます。O-N090406

ねずみ

【養鶏場に被害を与えるネズミの種類】

養鶏場に被害を与えるネズミも3種類の家ネズミ(ドブネズミ Rattus notvegicus、クマネズミ R.rattus、ハツカネズミ Mus musculus)です。それぞれ生態は、大きく異なります。それぞれの生態を把握し、どの種による被害かを把握することが的確な防除に繋がります。O-N090406

ネズミ駆除

【ねずみくじょ】

ネズミの駆除法には、生態的駆除(生息環境の整備)、生物学的駆除(天敵利用:イタチ、狐、猫、ノスリ、トビ、フクロウ、ヘビ類)、機械的駆除(バネ式圧殺器、補鼠籠、粘着剤処理捕鼠紙)、化学的駆除(黄リン製剤、亜ヒ酸製剤、アンツーおよびクマリン製剤、ノルボルマイド製剤、カイソウ製剤など)がある。<獣医学大辞典より抜粋>N090814

熱型

【ねつがた】

体温の時間的変動を記録した体温曲線を熱型といい、病性の判定および洛繧フ推察に重要である。定型的なものとして日差が1℃以下で、高熱が持続する稽留熱(炭疽、牛疫、クループ性肺炎など)、日差が1℃以上で高低の差が顕著であり、容易に平温に回復しない弛張熱(敗血症、馬パラチフスなど)、平温の時期と高温の時期がそれぞれ定期的に交互に出現する間欠熱(馬の實u、ヒトのマラリア)がある。<獣医学大辞典より抜粋>N090814

熱虚脱

【ねつきょだつ】

高温迄Iにより起こる虚脱で、高温による脱力、食欲不振、失神などが先行した後に虚脱状態となる。血圧低下、頻拍などが現れる。<獣医学大辞典より抜粋>N090814

熱経過

【ねつけいか】

熱の経過は上昇期、極期および下降期の3期にわけられ、上昇期とは発熱してから上昇する時期をいい、発熱すると急激に上昇する迅速上昇(馬の伝染性貧血、急性熱性伝染病、敗血症、クループ性肺炎など)と、徐々に上昇する緩慢上昇(膿瘍の化膿期、腹膜炎、胸膜炎など)がある。<獣医学大辞典より抜粋>N090814

熱痙攣

【ねつけいれん】

暑熱環境下での多量の発汗による主として塩類欠乏に起因する筋の痙攣、疼痛を主徴とする症状をいい、体温の上昇はみられない場合が多い。家畜の場合は、熱中症の重症例で神経症状の一端として全身性の痙攣を示すことが多い。<獣医学大辞典より抜粋>N090814

熱睾丸

【ねつこうがん】

一般に夏季の高温多湿、疾病による発熱、精巣炎などにより精巣温度が上昇し、造精機能が低下または停止することをいう。この場合、交尾動作などの性行動は正常な雄畜と外観的には変化なく発現するが、精子形成に携わる精細胞が障害を受けるため、精液中には精子は含まれておらず、精漿のみである。<獣医学大辞典より抜粋>N090814

熱射病

【ねっしゃびょう】

換気不良な飼育舎や長期輸送時の高温・高湿の環境下などで、体温の放散が妨げられたときや、さらに急激な運動等で熱生成が異常に亢進したときに起こる高熱障害で、どの家畜にも起こり得るが、牛は暑熱感作に弱く、症状は、熱性多呼吸、泡沫性流涎、体温上昇、可視粘膜の充血、胃腸運動の停止、皮膚の知覚麻痺、起立困難または不能などがみられる。<獣医学大辞典より抜粋>N090818

熱性膿瘍

【ねっせいのうよう】

起炎菌の種類によって差はあるが、膿瘍が形成される過程で局所に熱感・疼痛・種脹を主徴し、炎症性浮腫を伴い、その膿瘍を放置すれば自潰、排膿して自然治癒するか、体腔内では膿胸あるいは化膿性腹膜炎を継発して死を招くこともある。<獣医学大辞典より抜粋>N090818

ネッタイトリサシダニ

【ねったいとりさしだに】

中気門類、オオサシダニ科の一種で、世界の熱帯、亜熱帯に広く分布し、鶏その他の家畜、野鳥に寄生する吸血性のダニで、日本でも採集例がある。<獣医学大辞典より抜粋>N090818

ネブラスカ子牛下痢症ウイルス

【ねぶらすかこうしげりしょうういるす】

レオウイルス科、ロタウイルス属に属する新生子牛下痢症ウイルスで、主として冬期にみられ、生後4日以内の子牛が感受性が高い。黄色水様便が特色で、脱水による死亡率が高く、回復しても成長遅延などで経済的損失は大きい。<獣医学大辞典より抜粋>N090818

捻転胃虫

【ねんてんいちゅう】

主としてめん羊、ほかに山羊、牛などの反芻動物の第四胃に寄生する線虫で、世界各地に分布する。めん羊の捻転胃虫の感染の多くは夏の放牧期間に起こり、発症は晩秋から冬で、貧血と栄養障害がみられ、被害も大きい。<獣医学大辞典より抜粋>N090818

粘膜型鶏痘

【ねんまくがたけいとう】

鶏痘ウイルスの感染によって口腔、鼻腔、喉頭、気管および気管支などの粘膜に発痘する病気で、体表し発痘を起こす皮膚型鶏痘より死亡率が高い。特に喉頭、気管および肺気管支に発痘すると、乾性の開口呼吸症状を示し、ほぼ100%死亡する。皮膚型は蚊の発生の多い季節に多発するが、粘膜型は冬季にも発生する。<獣医学大辞典より抜粋>N090818

年齢抵抗

【ねんれいていこう】

宿主の加齢に伴う寄生虫感染に対する抵抗性の増加をいう。その原因としては宿主の免疫獲得など多くの要因が考えられるが、ピロプラズマのように、母体からの移行免疫が関与する場合には、幼齢動物のほうが抵抗性があることもある。<獣医学大辞典より抜粋>N090818

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