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P」 の検索結果は 22 件です

P.multocida

【パスツレラ】

感染豚の口や鼻からの分泌物や滲出物を含んだ飛沫を吸入したり、それらで汚染されたものと接触することで感染し、豚の上部気道の粘膜に定着して増殖する。宿主の体外では数週間しか生存できず、熱や日光にも弱い。豚以外の媒介動物は、ネズミ、ウサギ、牛、犬、猫、ヒト、鳥類である。肺炎罹患豚の一般的な症状は元気・食欲の消失に始まり、重症例は群から離れ、豚舎の一隅で横臥して発咳および激しい腹式呼吸を示す。急性の症状は40~42℃の発熱がみられ、発病後数日で死亡するものが多いが、ときに2週間以上にわたる例もある。経過の長い例では貧血、食欲不振、削痩、元気消失などがみられる。出血性敗血症の症状は突然発病し、数時間から2~3日で死に至る。発熱(40~42℃)、元気・食欲消失、呼吸困難を来たし、歩行困難、チアノーゼ(とくに、耳、頚部、側腹部、鼻端や下腹部)などの症状を示す。さらに咽頭部の腫脹が認められる場合がある。<豚病学より抜粋>O-N100215

Pasteurella multocida

【Pasteurella multocida】

豚パスツレラ症の原因菌。グラム陰性球桿菌。 O140318

PCR

【PCR】

PCRのdNTPの至適濃度は、0.2mM。基質濃度が低い方がDNAポリメラーゼによるヌクレオチドの誤った取り込みが少なくなる。Mg2+の至適濃度は、通常1.5mMで行うが、プライマーやEDTAなどのキレート剤によっても変化する。Taq DNA ポリメラーゼ反応の至適温度は72度、至適温pHは8.3~8.8. である。<PCR実験ノートより抜粋>KM-N090602

PCR

【PCR(Polymerase Chain Reaction)法とは】

検出したいウイルスや細菌等の遺伝子のターゲットとした一部分を耐熱性DNAポリメラーゼを用いて、3つの温度ステップを繰り返すことでDNA断片を増幅させる反応である。ターゲットとしたDNA配列が存在していれば、反応が繰り返される度にDNA断片は指数関数的に増幅され、電気泳動によって確認することができる。特異性と感度の高い検査法である。

PCR

【RT-PCRとは】

ウイルスなどのRNAを逆転写してcDNAを合成し、PCRを実施する反応系をいいます。(T090316)

PCR

【リアルタイムPCRとRT-PCRとの違いは?】

通常リアルタイムPCRは定量PCR、RT-PCRは逆転写PCRのことをいいます。(T090316)

PCV1

【ぴーしーぶいいちがた】

1974年にPK-15細胞(豚腎細胞系)で非病原性のPCV1型が最初に発見された。

PCV2

【PCV2の遺伝子は?】

約1.8kbの長さの1本鎖環状DNAゲノム

PCV2

【サーコだけで豚が死ぬことはありますか?】

サーコだけで死亡するより複合感染による死亡が多いと思います。090207

PCV2

【ぴーしーぶいにがた】

1990年代中頃、6-15週齢の豚を集中的に攻撃するPMWSという病気が認識され、その豚から分離された今までのPCVとは遺伝子的にも抗原性的にも異なる病原性PCVをPCV1型と名づけた

PCVAD

【PCVADには、どんな疾病がありますか?】

・PMWS(離乳後多臓器性発育不良症候群;Postweaning Multisystemic Wasting Syndorome)。 ・PDNS(豚皮膚炎腎不全症候群;Porcine Dermatitis and Nephropathy Syndrome) 。 ・PNP(増殖性壊死肺炎;Proliferative Necrotic Pneumonia) 。 ・PRDC(豚呼吸器複合感染症;Porcine respiratory disease complex) があります。

PEC

【ピーイーシー】

予測環境中濃度(Predicted Environmental Concentration) 140509M

PED(豚流行性下痢)

【ぶたりゅうこうせいげり】

豚の届出伝染病の一つ。水様性下痢、脱水症状、食欲不振を引き起こす。ごく若齢では死亡率が高い。 O140129

PG製剤

【PG製剤の使用方法】

妊娠期間を114で捉える場合と115日で捉える場合、又自農場での実際の分娩日数の癖等を考慮し、早い時期での接種を避ける事が重要。又、発情再帰や子宮回復を見込む場合での接種は、分娩後36時間以内での局部接種(半ドース)か、離乳後での接種がある。

PL試験

【PLしけん】

CMT変法。乳汁中の白血球数とpHを同時に検出可能な迅速、簡易な牛の乳房炎診断法のひとつ。<獣医学大辞典より抜粋>N100507

PMWS

【PMWS(離乳後多臓器性発育不良症候群;Postweaning Multisystemic Wasting )とは?】

通常2-4ヶ月齢の豚で観察され、臨床症状として元気消失、増体重の減少、削痩、被毛粗剛および呼吸困難が一般に認められる。

PMWS

【PMWS(離乳後多臓器性発育不良症候群;Postweaning Multisystemic Wasting )の組織学的病変】

リンパ濾胞でのリンパ球消失と傍リンパ領域の含めた組織球や多核巨細胞による肉芽腫病変がPCV2抗原を伴って認められる。

PMWS

【PMWS(離乳後多臓器性発育不良症候群;Postweaning Multisystemic Wasting )の肉眼病変】

全身リンパ節の種大、特に浅そ径、腸管膜、肺門および縦隔リンパ節で著しく、時に2~5倍に達する。

PM試験

【PMしけん】

表現型混合試験。鳥白血病ウイルス検索法のひとつで、A~E亜群の鳥白血病ウイルスに感受性の細胞にE亜群のラウス肉腫ウイルスと検査材料とを接種して培養し、フォーカスの形成をみる。<獣医学大辞典より抜粋>N100507

PRRS

【ぴーあーるあーるえす】

PRRSとは豚繁殖・呼吸障害症候群、porcine reproductive and respiratory syndromeの略で、豚繁殖・呼吸障害症候群ウイルスによって感染する。主な症状は、繁殖障害と呼吸器障害の2種類。不顕性感染が多く、妊娠中に感染すると早産や流産の原因になる。また子豚が感染すると他の病気の引き金になり、複合感染によって症状が悪化する。届出伝染病に指定されている。食環研では、ELISA、PCR、ウイルス分離によって検査を行っている。《参考文献:メディカルサイエンス社「伝染病学」、ウィキペディア》

PSE筋

【PSEきん】

退色し、しまりの悪い、水っぽい肉の略で、豚にみられる異常肉のこと。生前、健康状態にまったく異常がみられないにもかかわらず、と殺直後に主に胸最長筋や半膜様筋を好発部位として変性がみられる。原因としては強いストレスが挙げられる。<獣医学大辞典より抜粋>N100507

パスツレラ

【P.multocida】

型特異的な莢膜及び菌体抗原を有し、莢膜抗原はABDEFの5種の型に分類され、菌体抗原は16種の型に分けられる。病原性は菌株によって異なり、有莢膜株は通常強い病原性を示し、無莢膜株のそれは弱い。豚由来株の莢膜の厚さの違いはA型の株では厚く、D型の株では比較的薄い。A型株のコロニーは水様性のムコイド状を示す。透過斜光を当てて弱拡大で鏡検すると、橙、桃、灰白色と輝度iridescenceが弱い。D型株のコロニーは比較的小さくて、橙色の強いiridescent typeの集落を形成することが多い。B及びE型株のコロニーは小さくて、鮮やかな蛍光色の強いiridescent typeである。判別方法はA型:ヒアルロニダーゼ処理による脱莢膜試験。D型:アクリフラビンによる綿状物形成試験。<豚病学より抜粋>O-N100108

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