識別とトレーサビリティ
A. 経営の基本
番号 | レベル | 管理点 | 適合基準 | 解説(取組例・備考) | 参考帳票 | リンク |
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10.1.1 | 必須 | 商品への表示 | 出荷する商品、送り状、納品書、規格書等に下記の表示を行っている。 (1) 農場名 (2) 名称 (3) 原産地 | |||
10.1.1.1 | 必須 | 適切な表示 | (1) 出荷する商品が販売予定国の食品規制に従って表示されていることを確認している。 (2) 意図的にまたは潜在的にアレルギー物質を含むすべての出荷する商品が販売予定国のアレルゲン表示規制に従って表示されていることを確認している。 | |||
10.1.2 | 必須 | 出荷記録 | 出荷した商品の出荷と収穫のつながりがわかる出荷の記録がある。記録には、下記の項目を含む。 (1)出荷先・販売先 (2)出荷日 (3)品名 (4)出荷数量 (5)収穫ロットまたは収穫ロットと結びついている保管ロット | |||
10.1.3 | 必須 | 収穫記録 | 収穫の履歴として、下記を記録している。 (1) 収穫ロット (2) 品名 (3) 収穫日 (4) 収穫数量 (5) 収穫した圃場 | ①収穫ロットには例えば収穫日、収穫圃場番号等がある。 | ||
10.1.6 | 必須 | 出荷量の 妥当性確認 | 収穫数量と出荷数量から歩留まりを算出し、出荷数量の妥当性を確認している(並行取扱いの出荷量の妥当性確認を含む)。 | |||
10.2 | 必須 | 他農場の 農産物の 取扱い | (1)他農場の農産物を取り扱っている場合、 生産した農場ごとの識別管理と他農場の農産物の意図しない混入を防止する対策ができており、記録から確認できる。 (2) 他農場の農産物を販売する場合は、生産した農場の情報について、販売先に誤解を与えるような表示をしていない。 | ①例えば、意図しない混入には、認証農産物にそうでない農産物が混入する場合、自分の農産物に受託した農産物が混入する場合などがある。 対策として、例えば、保管場所を分ける。 農産物に農場名を明記した表示をする。混入防止のために異なる農場の農産物に切り替えるたびに清掃を行う。 | ||
10.2 | 必須 | トレーサビリティテスト | 年1回以上、資材(管理点5.3のインプットにかかわるもの)の購入から商品の出荷までトレーサビリティが機能しているかテストし、結果を記録している。 |