レプトスピラ検査

獣医師の方へ
ワンちゃんやネコちゃんの血液で検査可能

レプトスピラ症とは

  • 病原性レプトスピラと呼ばれる細菌に感染することによる人獣共通感染症です。
  • レプトスピラはドブネズミなどの保菌動物の腎臓に保菌され、尿中に排出されます。
    尿で汚染された水や土壌、あるいは尿との直接的な接触による経皮感染、または経口感染の報告があります。
  • 病原性レプトスピラ症は急性熱性疾患であり、感冒様症状のみの軽症型から、黄疸、出血、腎障害を伴う重症型まで、いろいろな症状を示します。潜伏期は5 ~14 日間で、発熱、悪寒、頭痛、筋痛、腹痛、結膜充血などが生じ、重症化すると、黄疸が出現したり、出血傾向も増強する場合があります。
  • 飼っているペットに上記のような症状がみられるようであれば、河川などの近くや湿地へ行っていないか、流行地域への旅行歴がないか、などが診断の手掛かりとなるかもしれません。
  • レプトスピラ犬イメージ画像

    検査の特徴

    遺伝子検査

    PCR法により、尿や血液中のレプトスピラを確認できます。

    血清型別の抗体検査

    弊社では以下の血清型ごとの抗体検査(顕微鏡下凝集反応)により、どのようなレプトスピラが感染した可能性があるかを推察できます。
     
    L. Canicola
    L. Icterohaemorrhagiae
    L. Grippotyphosa
    L. Pomona
     
    検査を申し込むと専用キットが届きます、専用容器に検体を分注して良く混ぜて送るだけ!
     
     

    検査のご利用にあたって

    検査内容の補足・ご注意事項

    1.検査方法
    本検査は、PCRによるレプトスピラの遺伝子検出、抗体検査によるレプトスピラ抗体価を検出するものです。
    医療機関ではないため「感染陰性証明書」等は発行できません。ご了承ください。
     
    2.検査料金
    動物病院様…下記お問い合わせフォームまたは、お電話にてお問い合わせ下さい。
     

    飼い主様…動物病院にお問い合わせ下さい。
     
     

    検査依頼の流れ

    レプトスピラ検査は以下のような流れで実施いたします。

    1.ご依頼

    (◎お客様) 下記の「ご依頼フォーム」へ必要事項をご記入、ご送信ください。

    (△弊社) ご依頼内容確認後、ウイルス採取・送付キット検査専用容器の発送をいたします。
    (概ね1~2営業日内の発送作業を予定しておりますが、受注状況などにより日数を要する場合もございます。予めご了承ください。)

    2.獣医師の先生方による検体採取

    届いた専用容器に検体を分注してください。
    ※採取後の保管、検体発送は冷蔵でお願いいたします。
    ※感染拡大防止の為、検体採取後の容器外側、発送前の段ボール表面などは消毒用アルコールや次亜塩素酸ナトリウム含有消毒剤等にて消毒をお願いいたします。
     
    レプトスピラ検体採取マニュアルはこちらから▽

    3.弊社へ検体発送

    (◎お客様) 専用キットにてサンプルを包装し、「ゆうパック便(郵便局)」でお送りください。

    重要!:
    検体送付前に、到着予定日について下記アドレスにメール送信をするか、電話連絡をお願いいたします。
    ・検体送付 事前連絡メールアドレス info★shokukanken.com
    ※上記の「★」記号を「@」記号に置き換えて下さい。
    ・電話番号:027-230-3411
    (会社名、発送検体数、発送予定日、検体到着予定日時をお伝えください。)
     
    (△弊社) 弊社にサンプル到着後、PCRは5~7営業日、抗体検査は15~20営業日でご報告いたします。
     
    ※検体の受注状況により、納期が遅れる場合がございます。ご了承ください。
    ※弊社が送付する専用キット以外での検体の受け入れはお断りいたします。
    ※PCR検査の精度は高いですが、存在する遺伝子量がごく微量であったりすると不検出となることもあります。また、PCR検査は感染性、非感染性の判別はできません。病原体の遺伝子が残存しているだけで陽性になることがあります。あらかじめご了承ください。

    4.料金お支払い

    (◎お客様) お支払い手続きをお願いいたします。
    ※ お支払い方法は「銀行振り込み」がご選択いただけます。
    ※ ご入金確認後、検査キットをお申込み住所にお送りいたします。

     
     

    その他について

    弊社では人と動物のつながりを大切にする観点から、まだ症例の少ない人獣共通感染症である新型コロナウイルス、重症熱性血小板減少症(SFTS)の国内感染状況について、国立感染症研究所獣医科学部及び東京大学獣医臨床病理学教室と情報共有を行っているため、ご協力をお願いする場合がございます。
    共有事項は動物病院様、飼い主様のプライバシーを侵害するものではございませんので、ご安心ください。

    youtube