酵素標識抗体法(ELISA)
本検査は、ごくわずかな血清で、多数の検体の免疫反応を迅速に測定できるのが特徴です。結果は吸光度による明確な数値で表され、一定の基準値以上を陽性と判定するため、客観的で精度の高い診断が可能です。
寒天ゲル内沈降反応(AGP)
本検査では、抗原抗体反応によって寒天ゲル内に現れる白い線(沈降線)の有無をチェックします。この線が確認された場合を「抗体陽性」と判定し、個体ごとに「陽性・陰性」の結果を表示します。農場での適切な衛生管理や、感染症対策の指標としてご活用いただけます。
赤血球凝集抑制反応(HI)
ウイルスが赤血球をくっつける性質を、血液中の抗体がどれだけ邪魔(抑制)できるかを調べる検査です。血清を段階的に薄めて測定し、抗体の強さを「HI抗体価(倍率)」という指標で判定します。
中和抗体反応(NT)
血清中のウイルスの感染性を失わせる能力(中和活性)を測定する検査です。他の簡易検査に比べ、『実際に病気を跳ね返せる力』がどれくらいあるかを知ることができるのが大きな強みです。
補体結合反応(CF)
免疫に関わる「補体」という成分の性質を利用し、抗体の量を数値として測る検査です。血清を段階的に薄めて調べることで、感染の有無だけでなく、病気の勢いや進行状況を把握できます。
定量凝集反応(AG)
病原体と抗体が「くっついて塊(かたまり)になる」性質を利用した検査です。血清を段階的に薄めて調べることで、体の中にどれくらいの抗体量があるかを数値化します。特別な機器を使わずに判定できるため、多くの検体を迅速に検査し、病気の疑いがあるものを「ふるい分け」できるのが強みです。
生菌凝集反応(WP)
「抗原抗体反応」の仕組みを用い、生きた菌が血液成分とくっついて塊になる現象を捉える検査です。血清の希釈倍率をもとに抗体の濃度を測定し、現在の汚染状況を数値として可視化します。
蛍光抗体法(IFA)
抗原あるいは抗原感染細胞を使用し、蛍光標識抗体を蛍光顕微鏡で確認。群間の陽性率などで判定。
ラテックス凝集反応(Latex)
人工の小さな粒子(ラテックス)を使い、病原体と出会うと「肉眼でもわかる塊」を作る性質を利用した検査です。複雑な前処理や特別な検査機器を必要とせず、スピーディーに結果(陽性・陰性)を判定できます。大量の検体を短時間で効率よく判定したいスクリーニング(ふるい分け)に最適な検査です。