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病気

【ブロイラーの発育不良症候群とは】

主に生後2週齢までに起こる病気で下痢、沈鬱、発育遅延、羽毛発達不正が主な症状です。レオウイルス、ロタウイルス、エンテロウイルス、アストロウイルス、コロナウイルスなどが原因として挙げられています。<100227kk>

フードアクション ニッポン アワード2009

【常盤村養鶏農業協同組合が「大賞」を受賞】

農林水産省が設置した国民運動推進組織による食料自給率向上に寄与する事業所などの活動を表彰するものです。(k100416)

不顕性感染

【ふけんせいかんせん】

病原体が感染しているにもかかわらず、発病しない(症状が現れない)場合のこと。発病するかどうかは病原体の病原性と宿主の抵抗性との相関によって決まる。《参考文献:金芳堂「微生物学250ポイント」》

浮腫病

【 浮腫病とは】

4~12週齢の肥育豚に好発する細菌病で、大腸菌が作った毒素による毒血症です。眼瞼周囲や前頭部の顔面に浮腫が出現して急死します。t090213

【ウェットフィーディング】

不断給餌器の飼槽内に給水器がセットされたウェットフィーダーを用いて飼料と水とを同時に給与する飼養法で、子豚および肥育豚に用いられる。<養豚場実用ハンドブックより抜粋>N090501

【ためふん】

豚舎内の一角、特に湿った場所に糞をする習性があり、一般に豚が飼養されているような環境では排泄場所が限定されるため「ためふん」になることが多い。<養豚場実用ハンドブックより抜粋>N090501

【リキッドフィーディング】

飼料と水とをタンク内で混合した液状飼料(水分70~80%)を圧送ポンプによりパイプラインを通して桶状の飼槽に配餌する飼養法で、システム全体はコンピュータで制御される。<養豚場実用ハンドブックより抜粋>N090501

【異常産】

繁殖豚にとって生産を最も阻害するもので、妊娠中に発生する流産(妊娠後期は早産)や、分娩しても胎子が死亡している死産や虚弱仔がある。<養豚場実用ハンドブックより抜粋>N090501

【活性汚泥】

汚水を浄化する能力(活性)のある微生物のかたまり(汚泥)で、活性汚泥の微生物は送りこまれた酸素を利用して汚水中のBODを分解する。<養豚場実用ハンドブックより抜粋>N090501

【間欠給餌法】

不断給餌と断餌とを交互に繰り返す方法で、枝肉の厚脂防止と食いこぼしによる無駄の防止、および給餌労力の軽減化を目的に開発された給餌法で、肥育豚に用いられる。<養豚場実用ハンドブックより抜粋>N090501

【制限給餌法】

その豚に必要な1日量の飼料を計量して定時に給与する方法で、定量給餌法ともいわれ、主に繁殖豚や繁殖用育成豚に用いられる。<養豚場実用ハンドブックより抜粋>N090501

【屠場にて腸管廃棄】

腸管が肥厚したり、内容物に血液が混じったりしているようであればローソニアの疑いがあります。YT-N090406

【冬場の夜間分娩時の虚弱豚対策について】

夜間分娩での発症が多いようなので、熱源を母豚の尻側に設置し、また、PG製剤で昼間分娩をさせることも有効な場合があります。YT-N090406

【導入豚のクリーングについて】

導入時検査で導入先でのPm、Hps、Appの汚染が重篤なので、導入後1週間フロロコール5の添加。種豚舎移動前1週間フロロコール5の添加を実施してみてください。YT-N090406

【豚の胃潰瘍と小麦の関係】

小麦中のグルテンは粘性が高く、胃内で周囲の小麦粉を集め練り玉をつくります。この練り玉は胃排出されにくく、豚は食欲不振に陥ります。一方胃の中では、この練り玉が存在することにより胃液の分泌が起こります。練り玉は胃で消化されないため、代わりに胃壁が胃液に消化されるという機序が考えられています。ただし日本の飼料はトウモロコシを主体としているので、小麦による胃潰瘍は問題になっていません。小麦の含量がどの程度の割合まで許容されるのかについて明確な資料はありませんが、日本の飼料メーカーでは、粒度が細かくなりすぎないように注意すれば、10%程度までの小麦の配合であれば問題ないと判断しており、実際胃潰瘍の報告もありません。<豚病学より抜粋>YK-N090602

【豚の胃潰瘍に及ぼすストレス要因】

機械的ストレス(外傷、ワクチン接種など)、作業による心理的ストレス(輸送中の疲労、予防接種時の保定、体重測定など)、感情的ストレス(群舎飼によるフラストレーション、激怒、不安など)がある。<豚の胃潰瘍より抜粋>YK-N090602

【豚の胃潰瘍に及ぼす季節的要因】

気温、湿度、降雨量、風速などの気象上の影響がストレスとして作用し胃潰瘍になりやすくなる。恒温環境より、温度変化を与えられたものに多く胃潰瘍が発生するという報告がある。<豚の胃潰瘍より抜粋>YK-N090602

【豚の胃潰瘍に及ぼす飼養管理的要因】

餌切れ、水切れ、液状飼料の腐敗(通常の飼料より腐敗しやすいため)、微粒飼料は胃内全体に流動するため、胃壁(噴門付近)が胃酸の影響を受けやすくなるため、胃潰瘍になりやすくなる。<豚の胃潰瘍より抜粋>YK-N090602

【豚伝染性胃腸炎】

嘔吐と水曜下痢を主張とするコロナウイルス属の急性伝染病。年齢を問わず全ての豚に感染するが、発病率および致死率は幼齢豚ほど高い。TGEVの血清型は単一で、ウイルス株間に抗原性の相違は認められない。伝播方法は、キャリアー状態の豚によって侵入することが多く、豚への感染は経口および経鼻的に成立する。主な標的臓器は小腸で、呼吸器粘膜でも増殖する。発病豚の下痢便中には多量のウイルスが排出され、接触および汚染飼料や飲用水を介して感染が拡大する。エロゾール感染の可能性もある。また、ウイルスがヒトの着衣や靴、作業機具、車両などに付着して伝播することもある。発生の多くが晩秋から早春までの寒冷期に集中し、夏季には少ない。この理由として、TGEVは紫外線や熱、乾燥などの物理的要因に対し抵抗力が弱く、夏季には外界で生存しにくいことが指摘されている。<豚病学より抜粋>KK-N090806

【豚伝染性胃腸炎の症状】

哺乳豚では、12時間~1日の潜伏期の後、激しい水様下痢を示す。嘔吐は下痢の開始直前からみられ、下痢の間持続する。とくに離乳直後に激しい。下利便は初め乳白色であるが、次第に黄緑色を帯び、末期にはやや粘稠性となる。下痢とともに急速に脱水状態となり、体重は激減する。7日齢以下の豚は発病後2~7日以内にほとんど死亡する。致死率は日齢とともに低下するが、回復後の発育はきわめて悪く、ヒネ豚になるものが多い。育成豚では、2~3日の潜伏期を経て、突発的に水様下痢を呈する。初期には嘔吐をともなうことも多い。下利便は灰色または茶褐色を示し、下痢の極期には多量の水分と未消化の固形物をわずかに含むが、回復時には粘稠性となる。一般に下痢の持続期間は長くて5~7日で、多くの豚が回復する。発病率は高いが致死率は5%以下と低い。しかし、ほかの病原体の混合感染がある場合には致死率が25~30%に達することもある。体重は下痢のために減少する。成豚では、潜伏期間は3~4日であるが、発病しない豚が多い。症状も食欲不振、一過性の軟便または下痢、激しい水様下痢など個体によって異なるが、経過は一般に短い。 妊娠豚では、成豚よりも発病率は高く、症状も顕著である。分娩時に最も感受性が高く、母子ともに感染発病することが多い。母豚では泌乳が低下または停止することが多いため、哺乳豚の飢餓が誘発され致死率を高める原因となる。<豚病学より抜粋>KK-N090806

【乳つき順位】

豚は1腹が10頭を超える多胎動物で、母親の乳を巡って、生まれた直後から争いが繰り広げられ、一般に体重の大きい個体が乳の出の良い前方の乳頭につくような順位をいう。乳つき順位が確定するのは早くて2日から1週間くらいといわれる。<養豚場実用ハンドブックより抜粋>N090501

【不断給餌法】

飼料を常時給与しておく方法で、豚はいつでも自由に飽食するまで採食することができ、一般に増体は速まり、給餌に要する労力の軽減にも効果が高く、主に群飼されている子豚や肥育豚で用いられる。<養豚場実用ハンドブックより抜粋>N090501

【分娩時の胎児停滞について】

PG製剤、オキシトシン製剤の接種実施。母豚のケア(抗生剤、解熱剤など)も併せて行ってみてください。YT-N090406

豚異常産

【ミイラ変性とは】

妊娠初期に胎子が死亡すると、死亡した胎子は、水分を吸収されながら、分娩時にはミイラ化して娩出される。これをミイラ変性という。(T090316)

豚異常産

【黒子とは】

妊娠中期の死亡胎児で、水分の吸収が不十分な状態で分娩された場合をいう。(T090316)

豚異常産

【白子とは】

妊娠後期の死亡胎児をいう。(T090316)

豚検査

【PCV2の抗体検査方法】

弊社ではPCV2-IFA検査で行っています。KM-N090406

豚検査

【インフルエンザAウイルスの遺伝子】

ウイルスの遺伝子は、1本のマイナス鎖RNAで8分節に分かれている。<豚病学より抜粋>KM-N090406

豚検査

【インフルエンザAウイルスの形態】

直径100nm前後の球形ないし棒状で、宿主細胞に由来する脂質二重層のエンベロープが遺伝子RNAを含む直径9nmの螺旋状ヌクレオカプシドを囲んでいる。<豚病学より抜粋>KM-N090406

豚検査

【インフルエンザウイルス株の命名法】

WHO(1980)が提案した方法によって命名されている。抗原型/由来宿主動物種/分離された場所/株番号/分離年を順に記し、HAとNAの抗原亜型を括弧内に示す。<豚病学より抜粋>KM-N090406

豚検査

【サーコウイルス検査におけるリアルタイムPCRのベストな利用方法】

①野外感染状況の把握による自農場の汚染レベルを把握する事が出来る。(数年前の血液を保存している弊社なら過去の状況も診断が可煤j②ワクチン接種後の効果を正確に判定する事が出来る。③ワクチン接種時期、ワクチン接種プログラムの是非や改正に役立てられる。④ワクチン接種の終了時期の選択にも役立てられる。KY-N090501

豚検査

【サーコウイルス検査における抗体検査】

液性免疫の状態もサーコウイルスの防御には重要なため、リアルタイムPCRと併用したサーコウイルス抗体価測定は有効であると考えられます。KY-N090501

豚検査

【ペア血清で何が分かるのですか?】

疾病の発症時の血清と発症後1ヶ月ほどの血清の抗体価を比較することにより、抗体価が上昇していればその病原体が体内で増殖し、抗体が産生されたことが疑われ、その疾病による発症と考えられる。(T090323)

豚検査

【ペア血清とは】

発症時に発症豚の採血を実施し、その約4週後に同個体の採血を実施し、抗体価の上昇や下降を検証し、原因となった疾病を特定する検査方法をいいます。(T090323)

豚検査

【リアルタイムPCRの利点】

ウイルス量の定量が可能なため、ワクチン接種効果の確認、ワクチン接種時期の確認、野外感染状態の確認、ワクチン使用の必要性の有無の確認、等が可能になります。抗体検査との併用でさらに診断が解り易くなります。KY-N090501

豚検査

【育成豚のPRRS検査の意味と活用について】

陽性農場が陰性豚を導入する場合、PRRS抗体価が安定し、ウイルスの排泄が起こらない状態でストール舎へ移動されることが重要になります。これを判断する際にPRRS検査のエライザ検査とPCR検査を組み合わせて判断を行っていく必要があります。(T090323)

豚検査

【鏡検でスピロヘータを確認したとき、豚赤痢と識別しなければならないもの】

Brachyspira pilosicoli(結腸スピロヘータ)これはBJ培地で溶血を示さないので、豚赤痢との識別が容易。YK-N090406

豚検査

【豚インフルエンザの病原体】

オルトミクスウイルス科インフルエンザA属に属するインフルエンザAウイルスである。<病性鑑定マニュアルより抜粋>KM-N090406

豚検査

【豚の下痢検査をしたいのですがどうしたらよいですか?】

発症例があれば微生物学的検査を実施します(屠体・臓器・下痢便)。予防衛生管理であれば抗体検査を実施します。(例:PPE・TGE・PED)(T090316)

豚検査

【豚の細菌検査用の鼻腔スワブを採取するにはどうしたらよいですか?】

最良はピアノ線のような鋼線の先に少量の綿を巻きつけた綿棒で採取しすぐに培地に移す方法です。すぐに培養できない場合は細身のスワブで採取します。(T090316)

豚検査

【豚の死亡原因を検査したいのですが、どうしたらよいですか?】

斃死例があれば屠体または摘出臓器をお送りください。微生物学的検査を実施します。予防衛生管理であれば抗体検査を実施します。(例:PPE・TGE・PED)(T090316)

豚検査

【豚の肺炎の病性鑑定を依頼する場合は、肺を送ればよいですか?】

はい。斃死後間もない新鮮な肺をお送りください。なお、採材後は水で洗わずそのままビニール袋などに入れて冷蔵でお送りください。(T090316)

豚検査

【豚の肺炎検査をしたいのですがどうしたらよいですか?】

発症例があれば微生物学的検査を実施します(屠体・臓器・スワブ)。予防衛生管理であれば抗体検査を実施します。(例:App・Pm・Hps・PRRS・PCV2・AR・IFなど)(T090316)

豚検査

【豚パルボウイルス病の病原体】

パルボウイルス科パルボウイルス属に属する豚パルボウイルス<病性鑑定マニュアルより抜粋>KM-N090406

豚検査

【豚抗酸菌の抗体検査は実施しているか】

弊社では実施していない。他でも豚抗酸菌の抗体検査を受注として実施しているところはないと思われる。人の抗体検査はあるのでそれが豚血清でも使えるものなのかを検討してもらっている。YK-N090703

豚検査

【豚抗酸菌分離培養法】

アクリフラビンまたは水酸化ナトリウムで処理した糞便やオガ粉を使用し、グリセリン加1%小川培地を用いて37℃で1ヶ月間分離培養を行う。豚抗酸菌コロニーは、白色または黄色のS型またはR型のコロニー。YK-N090703

豚検査

【豚赤痢の学名】

Brachyspira hyodysenteriae (以前はSerpulina hyodysenteriae)YK-N090406

豚検査

【豚赤痢の培養】

嫌気下で、37℃または42℃で4~5日間培養し、β溶血、灰色薄膜状のコロニーが特徴です。YK-N090406

豚検査

【豚赤痢の分離培地】

CVS培地、BJ培地(BJ培地のほうが選択性が強い)の2種類があります。BJ培地は抗生物質による発育抑制が強いため、発育促進の目的で20%糞便抽出液を入れます。YK-N090406

豚検査

【豚赤痢菌の保存方法】

寒天培地に発育した菌を寒天ごと切り出し、20%グリセリン加トリプチケースャCブロスに浸漬し、-80℃で急速凍結します(凍結乾燥は不適)。YK-N090406

豚検査

【豚丹毒の検査方法】

弊社ではMarienfelde株を用い、生菌凝集試験によって検査を行なっています。KK-N090406

豚検査

【豚丹毒菌とは】

Erysipelothrix rhusiopathiae。グラム陰性、通性嫌気性の小桿菌で、莢膜、鞭毛、芽胞を欠く。複数の血清型が知られているが、豚丹毒から分離されるのはほとんどが血清型1、2型である。<明解獣医学辞典より抜粋>KK-N090406

豚検査

【流産の病性鑑定を行うために必要な検体には何がありますか?】

産出された胎盤、胎児、母豚の鼻腔粘膜、血清などがあります。(T090323)

豚疾病

【PCV2ワクチンは現在何商品あるか】

現在、国内では『サーコフレックス』『サーコバック』『ポーシリスPCV』の3商品です。YT-N090406

豚疾病

【PPV感染による死亡胎児発生のメカニズム】

妊娠豚が感染すると、体内で増殖したウイルスは血液を介して胎盤に到達し、胎盤感染をおこす。次いで、胎児(胚)が感染し死亡(吸収)がおこる。母豚の感染から胎児の経胎盤感染までには通常10~14日を要し、母豚と胎児(胚)感染の間には日差が生じる。また、胎児の感染期間によって転帰が異なり、骨形成(胎齢約30日)以前に感染すると、胎児(胚)は死亡し子宮内で吸収される。胎齢30~70日の胎児が感染すると、若齢胎児と同様に死亡する。死亡胎児は吸収されることなく子宮内に残存し、ミイラ化胎児、黒子あるいは白子などとなり、分娩予定日に娩出される。胎児の死亡は胎児組織と胎盤におけるウイルス増殖に起因する機能障害、とくに胎児血管内皮系細胞の発達障害と胎盤機能障害などが原因と考えられている。<豚病学より抜粋>KK-N090703

豚疾病

【クロストリジウムに効果のある消毒剤】

現在、農場で使用している逆性石鹸製剤よりも、グルタアルデヒド系の消毒薬剤の方がクロストリジウムには効果的。YT-N090406

豚疾病

【サーコウイルスの精子への影響と繁殖障害への影響について】

サーコウイルスの精子への影響と繁殖系への影響についてはまだはっきりとした文献が無い事が事実ですが、現場の状況を見る限りでは影響している可能性が高いと思います。サーコウイルスワクチンについても母豚や雄豚への使用は必須になると思います。K-N090406

豚疾病

【サルモネラ症について】

発生原因はネズミや野鳥のほか、保菌豚の導入や汚染飼料などさまざまです。特に人工乳は栄養価が高く、こまめな取替えが必要です。下痢症状だけでなく、肺炎症状を呈することもあります。届出伝染病となります。(T090323)

豚疾病

【バイコックスとは】

バイエルから販売されているコクシジウム用薬品。経口投与するタイプ。生後約3日齢付近で投薬する。YT-N090406

豚疾病

【パスツレラ性肺炎について】

パスツレラ菌は健康な豚の上部気道粘膜に常在しており、換気不良、密飼い、環境の急変などのストレスによって抵抗力が弱まったときに発生しやすい日和見感染症です。発熱、発咳、呼吸困難などを示し、急性例では4~10日の経過で死亡します。慢性化すると、発熱はなくなり、発咳が頻繁にみられ、発育が遅延したり、痩せて衰弱死します。(T090323)

豚疾病

【マイコプラズマ性肺炎対策について】

マイコプラズマ性肺炎にはマクロライド系、リンコマイシン系抗生剤が有効です。繁殖豚の定期的クリーニングと併せて発症ステージに投薬することが重要です。(T090323)

豚疾病

【ミコバクテリウム(抗酸菌)に効果のある生菌剤は】

文献では、酪酸菌の効果が認められている。YT-N090406

豚疾病

【ミコバクテリウムについて】

感染ルートは母子感染(垂直感染)、敷材(オガ粉、バーク材等)です。分娩舎や子豚、肉豚舎の石灰消毒が有効的です。(T090323)

豚疾病

【レンサ球菌症とは】

レンサ球菌の感染による細菌病で、主に生後5週齢までの子豚に発生します。敗血症、髄膜炎、関節炎、心内膜炎などを起こし、さまざまな症状を示します。(T090323)

豚疾病

【ローソニア対策について】

ローソニアにはマクロライド系、リンコマイシン系抗生剤が有効です。発症ステージに2クール投薬が有効的です。(T090323)

豚疾病

【呼吸器症状をおこす疾病】

鉄欠乏性貧血(哺乳期)、萎縮性鼻炎、グレーサー病、豚サイトメガロウイルス病(封入体鼻炎)、豚胸膜肺炎、パスツレラ病、マイコプラズマ肺炎、豚インフルエンザ、PRRS、肺虫病、回虫病、オーエスキー病、豚コレラ (豚病学 近代出版)(T090316)

豚疾病

【抗酸菌の細胞壁の特徴】

高分子脂肪酸であるミコール酸を多く含んでいる。YK-N090703

豚疾病

【出荷直前に発生が見られた皮膚型丹毒の対応について。】

①ワクチン接種プログラムの見直しと再考。②水性アンピシリン(休薬1週間厳守)、メタシリン(休薬2日厳守)による治療注射の実施。KY-N090703

豚疾病

【豚インフルエンザウイルスAの感染症状】

豚インフルエンザは、インフルエンザウイルスAの感染によっておこる急性の呼吸器伝染病である。同じ飼育舎の豚が一斉に食欲減退、元気消失、鼻汁の漏出、発作性の咳、喘ぎ呼吸、発熱などの症状を示す。<豚病学より抜粋>KM-N090406

豚疾病

【豚インフルエンザの主な症状について】

発熱による元気消失や食欲不振などのほか、呼吸器症状として呼吸促迫、激しい咳、鼻汁漏出などが認められます。(T090323)

豚疾病

【豚の胃出血を引き起こす可能性のあるもの】

栄養障害として、ビタミンK欠乏、セレン欠乏、ビタミンE 欠乏、食塩中毒があり、細菌として、サルモネラ、豚丹毒、ヘリコバクター(真菌の場合は、パツリンを産生する糸状菌の可能性もある)などがあります。YK-N090406

豚疾病

【豚パルボウイルス】

PPVは32個のカプャ<Aをもつ直径約20nmの小型球形ウイルスで、エンベロープや脂質をもたず、有機溶剤、トリプシン、胆汁酸塩などに対して抵抗性で、60℃ 2時間の加熱やpH2.8の酸、pH9のアルカリ処理でも感染性を失わない。<豚病学より抜粋>KK-N090703

豚疾病

【豚パルボウイルス】

PPVは豚以外の動物には感染しない。豚の腎臓由来細胞で培養が可能で、感染細胞の核内に好酸性封入体を形成する。ウイルスの増殖には細胞由来のDNAポリメラーゼを必要とするため、細胞分裂活性の高い細胞でよく増殖する。培養液中には赤血球凝集(HA)素が産生され、ヒト、サル、モルモット、猫、トリ、ラット、マウス、馬、豚などの赤血球を凝集する。PPVの血清学的性状は単一で、抗体の測定には赤血球凝集抑制(HI)テスト、エライザおよび中和テストを用いる。<豚病学より抜粋>KK-N090703

豚疾病

【豚パルボウイルス】

PPVは多くの養豚施設に存在し、豚群における浸潤度はきわめて高い。ウイルスは主として口と鼻から感染し、鼻汁、唾液、糞便および精液中に排出される。ウイルスの体外排出期間は感染後2週間と短いが、排出されたウイルスは通常の消毒薬や飼養環境温度では容易に不活化されない。そのため、飼養施設内の汚染は数ヵ月以上の長期間に及ぶ。排出されたウイルスは豚と豚の直接感染、あるいは汚染された器具機材やヒトを介して口や鼻から感染する。また、精液にウイルスが排出されるため、感染雄豚との交配により雌豚の感染がおこる。交配による伝播はPPVの重要な感染経路になっている。<豚病学より抜粋>KK-N090703

豚疾病

【豚パルボウイルスの感染症状】

一般の豚は不顕性感染で終わるが、免疫のない妊娠豚が感染すると垂直感染が起こり胎児(胚)の死亡、不妊、産子数の減少あるいは死産などの異常産が発生する。<豚病学より抜粋>KM-N090406

豚疾病

【豚パルボウイルス病】

パルボウイルス科パルボウイルス属に分類される豚パルボウイルス(PPV)の感染に起因する妊娠豚の繁殖障害。 <豚病学より抜粋>KK-N090703

豚疾病

【豚パルボウイルス病】

豚はPPVに高い感受性を示すが、一般の豚は不顕性感染に終わる。免疫のない妊娠豚が感染すると、垂直感染がおこり胎児(胚)の死亡、不妊、産子数の減少あるいは死産などの異常産が発生する。異常子にはミイラ化胎児、黒子、白子などの死亡胎児と起立不能、虚弱などの異常を示す生存子豚がある。異常子とともに正常に発育する生存子豚が同腹豚に混在することもある。異常生存子豚は分娩後まもなく死亡するが、奇形や神経症状はみられない。<豚病学より抜粋>KK-N090703

豚疾病

【豚胸膜肺炎に対する薬剤にはどのようなものがありますか?】

例として、ペニシリン系、テトラサイクリン系あるいはST合剤を発症前に添加することがあげられます。(T090323)

豚疾病

【豚胸膜肺炎の症状】

急性例では突然の元気消失、食欲の廃絶、発咳、呼吸促迫などがみられ横になることがあります。急性経過で2~3日以内に死亡します。死亡を免れても慢性化し、時折発咳する程度で顕著な呼吸器症状はみられなくなりますが、食欲は減退し、発育が遅れる事があります。(T090323)

豚疾病

【豚抗酸菌の組織所見】

類上皮細胞が集まり、その周囲をリンパ球が取り囲んでいる。類上皮細胞の集まりの中にはラングハンス巨細胞、好中球などが確認される。乾酪壊死がある場合には、(石灰化した)壊死層の周りに類上皮細胞、その周囲をリンパ球、線維芽細胞が取り囲む肉芽腫性炎像が確認される。病理組織はチールネルゼン染色で染色する。YK-N090703

豚疾病

【豚抗酸菌症】

主要原因は非定型抗酸菌に属するM.avium ssp.avium及び生化学性状の酷似するM.intracellulareで、主に腸間膜リンパ節(他顎下リンパ節、咽背リンパ節、肝、肺など)に抗酸菌特有の乾酪壊死病変を形成する。臨床症状をほとんど示さないため、屠場で腸病変を摘発されることが多い。YK-N090703

豚疾病

【豚丹毒とは】

豚丹毒菌による豚の熱性伝染病で、野鳥や家禽の敗血症、まれに牛およびめん・山羊に関節炎を起こす。<明解獣医学辞典より抜粋>KK-N090406

豚疾病

【豚丹毒に対する対策】

豚丹毒による症状にはペニシリンが著効なので、発症豚群全体にペニシリンを3万単位/kg投与する。しかし、肥育豚で集団発生した場合は致死率が高いので、ワクチンで予防し、発症させないことが重要である。<生産獣医療システムより抜粋>KK-N090406

豚疾病

【豚丹毒の感染経路】

感染は主に経口感染である。発症豚は豚丹毒菌を糞、尿そして唾液中に多量に排泄するため、水平感染が容易に起こり集団発生する。しかも、豚丹毒菌は死体、糞尿、土壌中でも長期間生存するため、一度発生したら環境汚染を起こし、再発を繰り返す可能性が高い。また野鳥、特にカラスやハトが伝播させることがある。<生産獣医療システムより抜粋>KK-N090406

豚疾病

【豚丹毒の症状】

症状は高熱、呼吸速迫、振戦を呈する敗血症型、赤色丘疹の出現をみる蕁麻疹型、心内膜炎型、関節炎型がある。<明解獣医学辞典より抜粋>KK-N090406

豚疾病

【豚丹毒関節炎型】

関節に非化膿性繊維素性病変を形成するため、跛行を呈する。しかし跛行の程度はさまざまで、発育不良になるものから外見上以上を認められないものまである。と畜場で発見されることが多い。<生産獣医療システムより抜粋>KK-N090406

豚疾病

【豚丹毒心内膜炎型】

と畜検査で発見されることがほとんどで、内臓と枝肉は全部廃棄となる。<生産獣医療システムより抜粋>KK-N090406

豚疾病

【豚丹毒敗血症型】

症状が急性のため、突然死または瀕死の状態で発見されることが多い。その症状は、食欲廃絶、41℃を超える高熱と全身のチアノーゼなどが特徴で、発症豚の治癒率は低い<生産獣医療システムより抜粋>KK-N090406

豚疾病

【豚丹毒蕁麻疹型】

皮膚の菱形疹が特徴である。発病初期は、食欲不振、40℃~41℃の発熱、呼吸促拍を認め、その後、菱形疹が出現する。菱形疹は1辺が1cm程度から大きいもので3cmを超えるものもある。小さな丘疹が全身に現れると全身発赤しているように見え、肺炎と間違えやすい。症状の進行が亜急性のため治療でき、死亡率は高くて20%程度である。<生産獣医療システムより抜粋>KK-N090406

豚疾病

【敗血症型丹毒の対応について。】

①ワクチン接種プログラムの再確認。②ペニシリン、水性アンピシリン、メタシリン注射治療。③メイリッチ2PSの飼料添加。KY-N090703

豚疾病

【肥育舎のローソニア感染で、豚房間が接触できる状態での感染力について】

ローソニア感染に限る事ではありませんが、鼻汁や糞尿との接触回数が感染力を増幅させる事は事実です。肥育舎の疾病発生が全ての疾病感染増加の引き金になる要因もここから来ていると思われます。K-N090406

豚疾病

【肥育舎のローソニア症状の対策】

子豚期飼料にマクロライド系薬剤を2クール投薬を実施してみてください。YT-N090406

豚疾病

【肥育豚の血便の原因として何が考えられますか?】

ローソニア、豚赤痢、腸管の出血をおこす寄生虫などが考えられます。(T090323)

豚疾病

【離乳期以降の豚に下痢をおこす疾病】

豚伝染性胃腸炎、豚流行性下痢、豚コレラ、サルモネラ症、豚赤痢、オーエスキー病、増殖性腸炎、胃潰瘍 (豚病学 近代出版)(T090316)

豚疾病

【離乳豚の神経症状について】

病性鑑定結果により、連鎖球菌が原因であると考えられる場合、離乳時にアンピシリン製剤の接種をお勧めします。(T090323)

豚疾病

【哺乳豚に下痢を起こす疾病】

大腸菌性下痢、豚伝染性胃腸炎、豚流行性下痢、コクシジウム症、ロタウイルス病、クロストリジウム病 (豚病学 近代出版)(T090316)

豚疾病

【哺乳豚に神経症状をおこす疾病】

低血糖、オーエスキー病、先天性痙攣症、レンサ球菌髄膜炎、日本脳炎、血球凝集性脳脊髄炎、テッシェン病(エンテロウイルス)、鉄中毒、母豚のビタミンA欠乏症、先天性奇形 (豚病学 近代出版)(T090316)

豚疾病

【哺乳豚に嘔吐を起こす疾病】

豚伝染性胃腸炎、豚流行性下痢、オーエスキー病、血球凝集性脳脊髄炎、豚コレラ、中毒 (豚病学 近代出版)(T090316)

豚疾病

【哺乳豚のコリネ対策について】

切歯、断尾時にアンピシリン製剤の接種を実施してみてください。YT-N090406

豚総合

【3回目のAIは必要ですか?】

本交⇒AIの後、許容している様子ならば3回目も実施することをお勧めします。(T090323)

豚総合

【AIカテーテルについて】

深部注入タイプ、バルーンタイプ、スパイラルタイプ等多くの種類があるのでカテーテルは術者の使いやすさを考慮して選択するべきです。尚ディスポタイプは必ず使い捨てにして下さい。(T090323)

豚総合

【サーコワクチンとヘモフィルスオイルワクチンの接種間隔は何日くらいあれば良いですか?】

ワクチン接種間隔については、殆どどのワクチンも1週間の間隔があいていれば良いと思います。(T090323)

豚総合

【サルモネラコレラスイスは肥育舎にも発生しますか?】

基本的には離乳前後の子豚に発生が集中しやすい疾病ですが、不顕性感染で経過しやすく、条件が重なれば肥育期での発病もありえます。条件として①哺乳子豚や離乳後子豚時期の疾病感染状況。②肥育舎の環境条件。③肥育舎でのストレス条件。④肥育舎での衛生条件。等があります。(T090323)

豚総合

【トキャvラズマ陰性雄豚を出荷するために注意する点】

代表的なものに①出荷1週間前頃の抗体検査チェック。②出荷前のフリートミン投薬(出荷2~3週間前頃に実施)。等があります。(T090323)

豚総合

【圧力と堆肥発酵との関係について】

機械で発酵させる際に圧力をかける場合もありますが、自然界での発酵の場合も体積熱が重要になります。圧力を掛けると熱が発生し発酵しやすくなる理由については、気圧の変化によって物質の沸騰点が下がり、従来よりも低めの温度で熱がかかりやすくなるからだと思います。又、密閉された容器の場合は、外気の影響を受けにくくなることもあり、発酵が促進されるのだと思います。ただし気をつける必要があるのは、圧力を掛けすぎると微生物は死んでしまいますので注意が必要です。(T090323)

豚総合

【子豚舎の子豚がスノコ下へ落下しました。引き上げた後、何も処置せずにいたらその群から下痢を伴った死亡が発生しました。どう対処すれば良いですか?】

実際には発生原因の究明検査が必要です。今後はこの手の事故が発生した後は子豚の体を洗浄し、薬剤注射、薬剤添加など事前の対応を行う様にして下さい。今現在の対策方法としては、①治療として水性アンピシリン、アモキシシリン、アドボシン等の効用範囲が広い薬剤を注射してみて下さい。②添加剤としてテトラサイクリン系とリンコマイシンかタイロシン系統との組合せでの使用を行ってみて下さい。(T090323)

豚総合

【早産の発生原因について教えて下さい】

代表的な発生原因として以下の事があげられます。①子数が多い時にストール舎の幅が狭いときや、隣りの母豚との間隔が窮屈だった場合、圧迫流産が起こる危険性があります。②子数が少ないときに低温環境や風当たりが酷いと早産しやすい傾向があります。③栄養不足、ボディコンディション悪化④カビ毒⑤インフルエンザ、サーコ、PRRS等の疾病関与の可能性もあります。(T090323)

豚総合

【分娩当日(分娩前)にオキシトシン製剤を接種したら、分娩後無乳症状になってしまいました。原因として何が考えられるでしょうか?】

オキシトシン製剤は分娩前に接種を行うものではありません。基本的な利用目的は難産や陣痛不足への対応になります。もう一つの利用目的として射乳促進があります。これはオキシトシンの副作用的な効能ですが、接種してから30分から1時間程度しか持続しません。あまり早い時期に接種されてしまうと実際に初乳を飲ませる段階になってから無乳や減乳になってしまう危険性があるので注意して下さい。(T090323)

豚総合

【哺乳子豚初生時の股開き症状と圧死の発生原因について】

分娩子豚が股開き症状を示す原因としてまず考えられるのはカビ毒です。圧死もこのカビ毒による影響から衰弱を招き発生している可能性があります。圧死は低温環境、乳量不足でも発生が見られますので注意して下さい。(T090323)

豚丹毒

【豚丹毒とは】

豚丹毒菌の感染によって起こる細菌病で、敗血症型、蕁麻疹型、関節炎型および心内膜炎型があります。敗血症型では発熱のほか耳翼、腹部などが赤味を失い、青黒くなり、急性経過で死亡します。蕁麻疹型では発熱のほか菱形の丘疹が背部、苺能などに好発します。関節炎型では跛行がみられ四肢の関節部が腫脹します。心内膜炎型では、ほとんど症状を示すことなく、と畜検査で初めて豚丹毒と診断されることもあります。t090213

豚病気

【豚の日本脳炎】

豚の日本脳炎は、フラビウイルス科フラビウイルス属に分類される日本脳炎ウイルス(JEV)を病原体とし、繁殖豚の死流産と種雄豚の造精機能障害を主徴とする疾病である。JEVは、発育鶏卵の漿尿膜で増殖し、また、哺乳マウスの脳組織で最もよく増殖し、感染マウスは死亡するため、哺乳マウスの脳内接種法はJEVの最も鋭敏なウイルスの検出法として広く用いられる。JEVの宿主域は広く、哺乳類から鳥類、爬虫類に至るすべての動物種に感染するが、そのほとんどは不顕性感染である。一般の豚では、臨床症状をほとんど示すことはないが、妊娠豚が感染すると高率に死流産がおこる。<豚病学より抜粋>KM-N090501

豚病気

【豚皮膚炎腎症症候群(PDNS)】

PCV2関連疾病のひとつ。10から16週齢の豚に発生するが、発生率は1%以下で死亡率が高い。皮膚に不定形の赤、紫の斑点及び丘疹が主に後肢、会陰部、腹部、苺能にみられ、時に全身に及ぶ。元気消失、食欲減退、呼吸困難、時に突然死する。解剖所見として腎皮質の点状出血を伴う腎の腫大、リンパ節の暗赤色腫大がみられる。YK-N090501

豚分娩

【昼間分娩について】

夜間無看護分娩で事故(圧死、窒息死等)が多い場合は、妊娠112日若しくは113日の午前中にPG製剤を接種し、翌日の看護が可能な昼間に分娩させる事が重要です。(T090323)

豚流行性下痢(PED)

【ぶたりゅうこうせいげり】

豚の届出伝染病の一つ。水様性下痢、脱水症状、食欲不振を引き起こす。ごく若齢では死亡率が高い。 O140129

豚流行性下痢ウイルス

【ぶたりゅうこうせいげりういるす】

豚流行性下痢の原因ウイルス。コロナウイルス科コロナウイルス属。エンベロープを持つ。  O140130

豚流産

【流産の多発に関係するウイルスにはどのようなものがありますか?】

代表的なものにオーエスキーウイルス、豚インフルエンザウイルス、PRRSウイルス、豚日本脳炎ウイルス、豚パルボウイルス等があげられます。(T090323)

豚ワクチン

【サーコワクチンの選択方法】

一概には言えませんが、1つの考え方として、提案は可能です。事故が酷い農場の場合、まずは子豚用ワクチンを使用し、その後母豚用ワクチンへの利用へスイッチを目指します。最初の半年間~1年間は両方を併用し、半年~1年後に子豚用を中止するパターンもあります。事故が少ない農場の場合は、母豚用のワクチンを使用します。ただし、1~2年くらい掛けて成果の判断を見る姿勢が重要です。(T090323)

豚ワクチン

【豚パルボウイルス病のワクチンは打ったほうがいいのですか?】

未経産豚は抗体の保有にばらつきがあるので、ワクチン接種が必要です。経産豚は自然感染により抗体価を持続できるのでワクチン接種は特にはしなくても良いです。ただ、定期的な抗体検査によるモニタリングは必要です。(T090323)

歩留り(ブロイラー)

【ぶどまり】

生鳥の処理場にて、生鳥より可食部の肉がどのくらい生産できるかの割合です。歩留りが高いほど、処理場の利益に繋がります。 O140319

フモニシン

【 Fumonisin】

カビ毒の一種で、主にフザリウム属のカビの一種が産生する。カビの生えたとうもろこしで確認されている。ABPC等の群があるがB1、B2がよく検出され毒性もみられる。豚の肺水腫や馬の白質脳症、人の食道がんや新生児神経管障害との関連が示唆されている。国内では現時点(2014.10)で規制はない。M141024

プラセボ

【 プラセボとは】

有効成分を含まず、治療効果のない偽薬で、治験薬の有効性や安全性などと比較するために用いられる。

ブリード氏法

【ブリード氏法について】

(細菌数の基準や数値の判断について)

プリオン

【ぷりおん】

プリオンとは、感染性を有するタンパク質様の病原体を意味する造語(proteinaceous infectious particles)で、牛海綿状脳症(BSE)やヒトのクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の原因と考えられています。その本体とされる感染型プリオンタンパク質とは別に、正常個体内にはもともと正常型プリオンタンパク質が存在します。両者のアミノ酸配列は同じであるが、唯一立体構造が相違していることが知られています。

フレーム法

【ふれーむほう】

原子吸光分析法のひとつ。フレーム(化学炎)を用いて試料を原子化し元素濃度を測定する方法。 O140303

フレームレス法

【ふれーむれすほう】

原子吸光分析法のひとつ。フレーム(化学炎)を用いないで試料を原子化し元素濃度を測定する方法。 O140304

ブロイラー

【ぶろいらー】

肉用鶏。 O140210

文献対照

【文献対照とは】

使用する試験系に無処置でも発生する反応率に関する過去のデータで、バックグラウンドデータともいう。これには2種類あり、1つはその試験系を用いた試験の文献データであり、もう1つは試験を実施している施設の過去のデータであるが、後者の信頼性の方が高い。090207

分散分析

【ぶんさんぶんせき】

各因子に複数のグループがある場合に、各因子のグループ間の平均に差があるかどうかを検定する統計学的手法。(140328M)

分析機器

【CI法とは?】

GC/MSのイオン化法で試薬ガスの存在下でイオン化を行う方法をいいます。(T090518)

分析機器

【EI法とは?】

GC/MSのイオン化法で真空中で化合物に電子を照射することによりイオン化させる手法をいいます。(T090518)

分析機器

【UPLC/MS/MSとは?】

短時間で多成分の化合物(農薬)を分析するUPLC (Ultra-Peformance Liquid Chromatography)とタンデムMSを結合した測定機器をいいます。(T090814)

分析機器

【ガスクロマトグラフ(GC)の特徴】

分離能が高く、短時間で各成分の分析が可能、適用範囲が広い、試料が少なくて良い、等の長所がありますが、試料が気体状になる必要があり、金属、高分子、高沸点物や高温で分解してしまう物に適用ができません。(T090518)

分析機器

【キャプラリーカラムの特徴には何がありますか】

充填カラムに対して通気性が優れていることから、長いカラムの使用が可能なため、高分離能を得ることが出来ます。

分析機器

【スプリットレス注入法とは?】

GCにおける注入法であり、インサ<g内で気化した試料のほぼ全量をカラムに導入する方法をいいます。(T090518)

分析機器

【高速液体クロマトグラフ(HPLC)の特徴】

移動相が液体である事から多種類の溶媒が使用でき、混合溶媒も使用することが出来る。また移動相の組成を連続的に変えていく方法もあり無数の条件変化が出来ることから目的に応じて最適方法を考察することが出来ますが、ガスクロマトグラフGCと比較して高感度の検出器がありません。(T090518)

分析機器

【分離度とは?】

クロマトグラフィーにより正確な定性、定量を行うためには、基本的に単一ピークとしての分離を前提とし、その分離の度合を示しています。(T090518)

分析機器

【理論段数とは?】

カラム性能の指標の一つです。(T090518)

分析器具

【イオン交換カラムとは?】

イオン交換樹脂を充填剤として用いるカラムの事をいいます。(T090814)

分析器具

【ガードカラムとは?】

HPLCのカラムの寿命を長くするために、主カラムの前に設置するプレカラムの事をいいます。(T090814)

分析全般

【テーリングとは?】

検出されたピークが左右対称とならず、ピークの前に尾を引いた状態になることいいます。(T090721)

分析全般

【バリデーションとは?】

試験の妥当性を確認するための検証をいいます。(T090721)

分析全般

【フラグメントイオンとは?】

分子がイオン化する際に分裂して生成するイオンをいいます。(T090721)

分析全般

【ブランク試験とは?】

試料を用いないで一連の分析操作を行い、試薬、器具あるいは環境からの汚染状況を確認するための試験をいいます。(T090721)

分析全般

【リーディングとは?】

検出されたピークが左右対称とならず、ピークの後に尾を引いた状態になることいいます。(T090721)

分析全般

【揮発性とは?】

液体の蒸発しやすい性質をいいます。(T090721)

分析全般

【極性とは?】

分子内に存在する電気的な偏りをいいます。(T090721)

分析全般

【固相抽出(順相)とは?】

「基材にSI(シリカゲル)やFL(合成ケイ酸マグネシウム)を使用している」「固定相の極性が移動相の極性より高い」等が特徴として挙げられます。(T091221)

分析全般

【順相のコンディショニング溶媒には何がありますか?】

ヘキサン等の低極性溶媒を流します。(T091221)

分析全般

【順相の試料負荷条件には何がありますか?】

「ヘキサンなどの低極性溶媒を使う」「洗浄効果を高めるためヘキサンに、アセトンまたはIPA等を適量添加した混合溶媒で洗浄する」等があります。(T091221)

分析全般

【順相の溶出溶媒には何がありますか?】

「アセトン、メタノールなどの極性溶媒で溶出する」「ヘキサン、ジクロロメタンなどの低極性溶媒にアセトン、メタノールなどを溶出可能な範囲で添加する」等があります。(T091221)

分析全般

【精度管理システムとは?】

正しい分析結果を得るためには、分析法がきちんと検証されたものであることが必要ですが、その検証結果を活かして分析を行い、正しい分析結果を維持しているか、正しい分析結果が出る仕組みがとられているかを検証するための体系が制度管理システムをいいます。(T091221)

分析全般

【添加回収試験とは?】

分析対称物質を含まない試料に添加を行い、その回収率から精度を確認する方法をいいます。(T090721)

分析全般

【内部精度管理とは?】

分析値の品質を保証するために行う精度管理。主に添加回収試験等を行い、回収率を確認します。(T090721)

分析その他

【ディスクリミネーションとは?】

化合物の沸点によってカラムへの導入のされ方が異なる現象をいいます。(T090814)

分析その他

【粒子径とは?】

HPLCの充填剤の粒子の大きさのこと。一般的には3-5μmのものが多く利用されており、粒子径の小さなものほど理論段数が高くなるが、カラム圧が高くなることから、耐圧性の高い装置が必要となります。また、試料中や装置中のごく微小の粒子により詰まりやすくなります。(T090814)

分析方法

【APCI法とは?】

LCから導入された対象化合が移動相と共にイオン源の気化器で気化され、生成した気体分子を噴霧近くに設置した針電極のコロナ放電によりイオン化する手法をいいます。(T090814)

分析方法

【APPI法とは?】

紫外線ランプを利用したイオン化法であり、イオン源構造はAPCI法と類似しています。(T090814)

分析方法

【ESI法とは?】

試料溶液を移動相と共に高電場中の大気圧下に噴霧することにより試料をイオン化する手法をいいます。(T090814)

分析方法

【エンドキャップとは?】

カラムの処理方法で、アルキル基を付加した後、未反応のシラノール基をアルキル基の短いシリル化剤で封鎖する方法をいいます。(T090814)

分析方法

【カプセル化とは?】

カラムの処理方法で、シリカ表面全体をシリコーンポリマーの単分子膜で被覆してシラノール基を封鎖する方法をいいます。(T090814)

分析方法

【バリデーションで検証を行うべき項目には何がありますか?】

「標準品(純度)、標準溶液は、製造年月日の古いものや保存の仕方によっては分解していることがあるので注意を要する」「機器の感度(クロマトグラム)」「各操作のチェック(抽出、精製、測定)」「添加回収試験(添加する濃度と繰り返し回数:分析法全体を検証するために最も適した手法で、よく使われている。コントロール試料に測定対象物質を一定量添加し、作成した分析法に従って操作し測定を行う。一般的には添加した濃度の70~120%の回収率が得られることが要件とされる。)」「測定検液中の安定性」「検液中の貯蔵安定性に関する知見」「ブランクの検出と数値の処理」等があります。(T091221)

分析方法

【バリデーションとは?】

分析法の検証の事をいいます。採用する分析法で正しい結果を得るためには、その分析法がきちんと検証されていることが重要で、特に新たに作成あるいは組み立てた分析法については必須といえます。(T091221)

分析方法

【固相抽出の形態は?】

カートリッジ型、ルアーデバイス型、ディスク型の3種類に大別されます。(T090814)

分析方法

【固相抽出の使用方法は?】

クリーンアップ手法と抽出手法の2種類に大別されます。(T090814)

分析方法

【固相抽出の充填剤の種類は?】

大きく3つに大別されます。無極性固相、極性固相、イオン交換固相です。またこれらを複数組み合わせた物や、専用に開発された物は特殊型といえます。(T090814)

分析方法

【固相抽出を導入することによってどの様な効果がありますか?】

前処理にかかる行程を簡略化し、より選択的なクロマトグラムを得る事ができます。(T090815)

分析方法

【固相抽出基本的操作、クリーニングとは?】

目的物質を保持させたまま、夾雑物を洗い流す事をいいます。(T090814)

分析方法

【固相抽出基本的操作のコンディショニングとは?】

あらかじめ固相を活性化させておき、試料を流しやすい状態にする事をいいます。(T090814)

分析方法

【固相抽出基本的操作の保持とは?】

試料溶液を流して目的成分を固相に吸着させます。この時、一部の夾雑物も保持されてしまいます。(T090814)

分析方法

【固相抽出基本的操作の溶出とは?】

精製された目的成分を回収する操作をいいます。(T090814)

分析方法

【固相抽出法とは?】

化学結合型シリカゲル、アルミナ及び活性炭などの担体を充填したミニカラムでサンプル中の目的成分を分離、抽出、精製する手法の事をいいます。(T090814)

分析方法

【主な固相抽出剤における分離モードは?】

主なものには、逆相固相抽出、順相固相抽出、イオン交換固相抽出があります。(T090814)

分娩

【産子数が多い母豚群に対する成績維持と向上のための対応について】

①分割授乳。②ミルク液、練餌給与。③鉄剤2回接種。④初生時ブドウ糖注射。⑤母豚への重曹添加。⑥母豚への飼料給餌量プログラムの再考。

分娩

【冬場の夜間分娩時の虚弱豚対策には何がありますか?】

対策の一つとして熱源を母豚の尻側に設置することがあります。t090213

分娩

【分娩時の胎児停滞について】

PG製剤の接種実施。母豚のケア(抗生剤、解熱剤など)も併せて行うとよいです。t090213

分娩舎

【分娩舎の管理を行う上での意識について】

①腹毎の作業に使用する器具機材はなるべく併用しないように心掛ける。②下痢や病気の発生群からの作業の開始は避ける。③常に病気を拡げない意識が重要。

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