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う歯

【うし】

歯のエナメル質や象牙質を侵す疾患で、馬、犬、猫、牛に発生がみられることがあり、先天的な歯質の脆弱、裂歯、不良な飼料給与などが発症誘因となるが、口内常在菌と食物によって産生された酸によって、歯質の脱灰現象が起こるとされている。<獣医学大辞典より抜粋>n090213

ウイルス

【HIVはどの分類に含まれますか?】

第6群 (Group VI) – 1本鎖RNA +鎖に含まれます。T090616

ウイルス

【インフルエンザウイルスはどの分類に含まれますか?】

第5群 (Group V) – 1本鎖RNA -鎖) 分節型-鎖RNAウイルスに含まれます。T090616

ウイルス

【ウイルスの化学組成】

ウイルスは主としてタンパク質と核酸により成り立っている。カプシドを構成しているのはタンパク質であり、また、増殖や代謝を営む時の酵素もタンパク質よりできている。エンベロープのあるウイルスでは、脂質も含んでいる。エーテルなどの有機溶剤を作用させると脂質が分解したり、消失したりするのでウイルスは失活する。したがって、エーテルに対する感受性の有無によりエンベロープの有無を推定することができる。エンベロープには、そのほかに炭水化物が含まれている。<微生物学250ポイントより抜粋>KK-N090904

ウイルス

【ウイルスの増殖】

課程①吸着。ウイルス粒子が細胞膜の特定の部位(レセプター)に付着。課程②侵入。ウイルス粒子は細胞の食作用によって取り込まれるか、ウイルス粒子表面のエンベロープと細胞膜が融合して、ウイルス粒子のヌクレオカプシドが細胞質内に入る。課程③脱穀。ヌクレオカプシドから蛋白質が取り除かれ、裸の核酸となる。多くのウイルスでは、細胞のリャームの蛋白分解酵素によって起こる。課程④素材の合成。ウイルス核酸の遺伝情報がmRNAに転写され、細胞のリボソームでカプシド蛋白やエンベロープ組成が生合成される。一方では、自己の核酸が複製される。課程⑤組立て(成熟)。生合成された核酸とカプシド蛋白が組み合わされ、ウイルス粒子(ヌクレオカプシド)ができる。課程⑥細胞外への放出。細胞の破壊によって、あるいはエンベロープを持つRNAウイルスの場合は、ウイルス蛋白で置き換えられた細胞膜をかぶって、またエンベロープをもつDNAウイルスは核膜を被って細胞外に遊離する。<シンプル微生物学より抜粋>KK-N090904

ウイルス

【ウイルスの特徴】

①最小の病原微生物である(20~300nm)。②DNAかRNAのどちらかひとつしかもっていない。③生きた細胞内でしか増殖できない。④二分裂では増殖せず、増殖過程中、電子顕微鏡でウイルス粒子が見えなくなる時期(暗黒期、エクリプス期)が存在する。⑤細菌や真菌の感染症の治療に用いられる抗生物質は効かない。<微生物学250ポイントより抜粋>KK-N090904

ウイルス

【ウイルスの分類】

ウイルスは含まれる核酸により、DNAウイルスとRNAウイルスに分類でき、さらに2本鎖と1本鎖のものに区別できる。また、エンベロープがあるものとないもの、形、大きさなどの性状により分類されている。エンベロープは一般に内側の膜タンパク質と外側のリポタンパク質複合体からできている。膜タンパク質はウイルスの遺伝子によってコードされている。リポタンパク質複合体は宿主細胞の細胞膜や核膜由来の成分とウイルスの遺伝子によってコードされるペプロマーよりできている。<微生物学250ポイントより抜粋>KK-N090904

ウイルス

【ウイルスの分類にみられるボルティモア分類とは何ですか?】

ウイルスゲノムは1本鎖であったり2本鎖であったりします。またDNAではなくRNAを用いている場合もある。1本鎖RNAを用いる場合には、さらに+鎖(mRNAと同様に遺伝子が5’→3’方向に読み取られる)を用いる場合と、-鎖(遺伝子が相補鎖を使って3’→5’方向に読み取られる)を用いる場合があります。ボルティモア分類とは、こうしたゲノムの種類と発現様式によってウイルスを以下の7群に分類するものです。これはウイルスによる逆転写を発見した功績でノーベル賞を受賞したデビッド・ボルティモア(1938 – ) によって提案されました。T090616

ウイルス

【ウイルスの分類はどのようになっているのですか?】

ウイルスの分類は、これまでに宿主や症状、伝染方法、ウイルス粒子の形状などを基準に分類されてきましたが、今日ではウイルスに含まれる核酸の型と、その発現形式に重点を置く分類が広く用いられるようになっています。T090616

ウイルス

【ウイルスはアルコールで死滅しますか?】

アルコールでは死滅しませんが、高濃度の塩素では効果があるといわれています。T090616

ウイルス

【サーコウイルスはどの分類に含まれますか?】

第2群 (Group II) – 1本鎖DNA に含まれます。T090616

ウイルス

【どのように消毒したらよいですか?】

塩素を用いた消毒、あるいは高温(85度以上、1分以上)による消毒が望ましいです。T090616

ウイルス

【ノロウイルスはどの分類に含まれますか?】

第4群 (Group IV) – 1本鎖RNA +鎖に含まれます。T090616

ウイルス

【感染の予防方法としてどんなものが効果的ですか?】

うがい、手洗い、マスクがもっとも効果が高いとされています。T090616

ウイルス血症

【ういるすけっしょう】

ウイルスが病巣から出て血流へ出ることをいう。通常、第一次病巣から局所のリンパ節に移り、血流へと出て第一次ウイルス血症を起こし、全身に広がる。その後、ウイルスは特定臓器中の特定細胞で大量に増殖し、第二次ウイルス血症を起こす。<獣医学大辞典より抜粋>n090213

ウイルス効果試験

【アルコール(エタノール)はウイルスに効果ありますか?】

大半に効果があります。インフルエンザなどエンベローブ(外套膜)保有のウイルスに対しては効果が高いです。(T090925)

ウイルス効果試験

【ウイルスはどのように増殖するのですか?】

細胞や発育卵内で増殖します。生体内に寄生して増殖します。(T090925)

ウイルス効果試験

【ウイルス効果試験はどのように実施するのですか?】

JIS等の抗菌試験法を参考に実施しますが、多様な試験に対応致します。(T090925)

ウイルス効果試験

【繊維製品のウイルス効果試験は可能ですか?】

JISの繊維製品抗菌性試験を参考に実施します。ただし、静菌効果のような増殖を抑える効果は確認できません。不活化(殺菌と同等)効果のみの確認です。(T090925)

ウイルス中和試験

【ウイルス中和試験による抗体価の測定について】

段階希釈した血清と一定力価のウイルスを混和し感作後、細胞と一緒に培養し、ウイルスの感染力低下をみることによって血清中の中和抗体価を測定する方法。中和抗体とはウイルスが宿主細胞内に侵入し増殖するのを阻止する抗体のことをいう。

ウイルス培養

【ウイルス培養について】

ウイルスは細胞質や核を持たず、蛋白や核酸の合成に必要な場と材料を欠いているため生きた細胞に寄生(感染)してその細胞の代謝酵素や材料、蛋白合成のための細胞のリボソームを利用してウイルスの自己成分を合成し増殖する。つまり、ウイルスはウイルスのみでは増殖できないので、ウイルス培養には、宿主となる細胞(動物、孵化鶏卵、培養細胞)を必要とする。

ウインドレス鶏舎

【ういんどれすけいしゃ】

窓がなく機械制御で温湿度や換気を調整する鶏舎。管理の手間がかからず、防疫的にも優れていますが、停電等の事故の際には被害が開放鶏舎よりも大きくなる場合もあります。 O140317

ウェスタンブロッティング

【うぇすたんぶろってぃんぐ】

ウェスタンブロッティングとは、電気泳動によって分離したタンパク質を膜に転写し、任意のタンパク質に対する抗体でそのタンパク質の存在を検出する手法。ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)や2-メルカプトエタノールを加えたバッファーにタンパク質を溶解させ、タンパク質の立体構造を破壊し、これをSDS-PAGEにて展開し、ニトロセルロース膜やナイロン膜に転写する。この膜に対して免疫染色を行うことで、タンパク質を検出する。また特定のタンパクに対する抗体を反応させることにより、抗原性なども確認できる。使用するブロッキング剤の種類には、ウェスタンブロッティングでスキムミルク、フィッシュゼラチン、BSA、血清、界面活性剤、市販キットがある。<ウェスタンブロッティング攻略ガイドより抜粋>YK-N090602

ウェステルマン肺吸虫

【うぇすてるまんはいきゅうちゅう】

肺吸虫の一種で、犬、猫の肺組織に虫嚢を作り、そのなかに通常2個体が寄生する。第一中間宿主はカワニナ、第二中間宿主はサワガ二、モクズガ二、終宿主は犬、猫、狐、虎、豹、ライオン、ヒトなどの肉食獣。待機宿主の猪の肉の生食による人体感染例がある。<獣医学大辞典より抜粋>n090213

ウエストナイル熱

【ウエストナイル熱とは】

日本脳炎ウイルスと極めて近い関係にあるウイルスで、アフリカ、西アジア、中東、ヨーロッパ、北米で見つかっています。蚊が媒介して、ヒトのほか、トリ、ウマなどの動物への感染がわかっています。ウエストナイル熱は、インフルエンザ様の症状で、比較的軽症の病気です。このウイルスが脳に感染して、さらに重篤な状態が、ウエストナイル脳炎です。t090213

ウェルシュ菌

【うぇるしゅきん】

グラム陽性桿菌で、鞭毛はなく、12種類の外毒素を産生し、その毒素の種類によってA~Fの6菌型にわけられる。A型菌はヒトにガス壊疽を起こし、B型菌は子羊と子馬に赤痢を起こし、D型菌はめん羊、山羊に腸性毒血症を起こす。<獣医学大辞典より抜粋>n090213

ウォーターカップ

【うぉーたーかっぷ】

常に飲水できるようにした自動給水器のことで、水道や貯水タンクからパイピングして給水器に導かれる。自動給水器にも多くの種類があるが、簡単にこぼれたり破損しないものを選ぶべきで、豚では特に給水装置の破損に伴い、水と糞で環境衛生上問題となるので注意を要する。<獣医学大辞典より抜粋>n090213

【牛コロナウイルスによる呼吸器感染の診断】

呼吸器感染の診断は、鼻腔拭い液を検査材料としてウイルス分離や蛍光抗体法などを行う。<最新ウシの病気より抜粋>KM-N090806

【牛コロナウイルス病】

牛コロナウイルスは、新生子牛に下痢を起こすほか、冬季赤痢と呼ばれている成牛の伝染性下痢の主原因であり、また呼吸器病にも関与している。伝染性が強く、成牛では集団発生する。冬季に多発し、日中と夜間の温度差の激しい時期に発生する傾向がある。潜伏期は、子牛では1~2日、成牛で2~3日。軽い発熱後、突発性の水様性下痢、子牛では白痢、成牛では淡褐色、ときに粘血便、乳牛では、重度の泌乳量低下または泌乳停止などがみられる。腸管以外にも上部気道に高い親和性があり、時に鼻汁漏出、くしゃみ、咳などの軽度な呼吸器症状を呈する。<最新ウシの病気および獣医伝染病学より抜粋>KM-N090806

【牛コロナウイルス病の診断】

臨床症状による牛コロナウイルスの診断は困難であり、病原診断が必要である。一方、成牛の下痢では冬季赤痢の特徴的な発生状況や臨床症状により、本病の推測は可煤B発病初期の糞便を用いて、電子顕微鏡法によるウイルス粒子の観察、ELISAによるウイルス抗原の検出、HRT-18細胞を用いたウイルス分離、あるいはPCRによるウイルス遺伝子の検出を行う。子牛の腸管材料が得られれば、小腸や大腸の凍結切片あるいは粘膜上皮細胞の塗抹標本を作製して、蛍光抗体法によりウイルス抗原を検出する。成牛の下痢では、ペア血清を用いた血清学的診断も有効である。<最新ウシの病気より抜粋>KM-N090806

【牛のケトーシスの疫学調査】

①分娩後の泌乳最盛期に好発 ②高能力牛に多発 ③長期にわたる低栄養飼料の給与牛に発生 ④飼料の急激な変化時に好発 ⑤不良醗酵サイレージの多給牛に発生 ⑥濃厚飼料多給で肥満している牛に多発。YK-N090904

【牛のケトーシスの臨床症状】

消化器型は、①般症状の悪化 ②異嗜、胃腸運動の減退 ③呼気、尿、乳汁のアセトン臭。神経型は、①軋り、前がき ②興奮、狂騒、痙攣、旋回、斜頚 ③前肢進退、後躯不全麻痺。乳熱型は、①痺、意識障害、起立困難などの乳熱様症状 ②乳熱の治療で回復しない。随伴型は、前胃疾患、第4胃変位、創傷性疾患、肺炎、腎炎、肝蛭病、繁殖性疾患、外科的諸疾患及び感染症の場合に尿、血中ケトン体(アセト酢酸、βヒドロキシ酪酸、アセトン)が増量。YK-N090904

牛RSウイルス

【うしあーるえすういるす】

パラミクソウイルス科、ニューモウイルス属に属する牛RSウイルス感染による呼吸器病。現在はホルスタイン雄子牛の集団飼育群などで、ほかのパラインフルエンザやアデノウイルスなどとともに混合感染の形をとっている。<獣医学大辞典より抜粋>n090213

牛アデノウイルス感染症

【うしあでのういるすかんせんしょう】

アデノウイルス科、マストアデノウイルス属に属する牛アデノウイルスにより牛に呼吸器系疾患および腸管系疾患を起こすが、正常で健康な牛からも分離される。<獣医学大辞典より抜粋>n090213

牛咽喉頭麻痺

【うしいんこうとうまひ】

イバラキウイルスを原因とするイバラキ病の後遺症状で、8~11月の間に新潟、福島以南の地に流行する。<獣医学大辞典より抜粋>n090213

牛ウイルス性下痢・粘膜病

【うしういるすせいげりねんまくびょう】

トガウイルス科、ペスチウイルス属に属する牛ウイルス性下痢・粘膜病ウイルス感染によって起こり、ウイルス株によって症状が異なる。一般に症状は軽度であるが、粘膜病では、下痢、潰瘍、糜爛、跛行などの症状を示し、白血球の減少を示す場合もある。また、胎子感染によって、小脳の発育不全、免疫学的寛容などを示すことがある。<獣医学大辞典より抜粋>n090213

牛エンテロウイルス

【うしえんてろういるす】

ピコルナウイルス科のエンテロウイルス属に属し、血清学的に7型に分類されている。臨床上健康な牛の腸管および、呼吸器疾患や繁殖障害等を呈する牛から分離されているが、病原性は確認されていない。<獣医学大辞典より抜粋>n090213

牛回虫

【うしかいしゅう】

回虫科の大型回虫で、主に6か月齢以下の牛、水牛の小腸に寄生する。感染は経乳感染が主で、胎盤感染も見られる。<獣医学大辞典より抜粋>n090213

牛潰瘍性乳頭炎

【うしかいようせいにゅうとうえん】

牛ヘルペスウイルス2型の感染によって乳頭部に限局性炎症性の病巣を作り、搾乳機、搾乳者などの手指により伝染する。病状は、乳頭が斑状に盛り上がり、破れて潰瘍となり、病皮形成、瘢痕化する。初産牛、特に乳房の発達した牛では重症となりやすいとされいる。<獣医学大辞典より抜粋>n090213

牛カンピロバクター症

【うしかんぴろばくたーしょう】

牛ビブリオ病。カンピロバクター・フィタスによる牛の生殖器病で、雌牛の不妊および流産を起こす。流産は胎齢5~7か月の妊娠中期に集中し、主として、感染雄牛との自然交配が感染源となる。<獣医学大辞典より抜粋>n090213

牛丘疹性口内炎

【うしきゅうしんせいこうないえん】

ポックスウイルス科、コルドポックス亜科、パラポックスウイルス属に属する牛丘疹性口内炎ウイルスの感染により、口粘膜に丘疹を発する疾病で、潜伏期は3~13日で、伝染力が強く、子牛での発病率が高い。鼻鏡、口唇、舌下面、頬、歯肉粘膜に黄白色小豆大扁平結節様の丘疹が多発する。<獣医学大辞典より抜粋>n090213

牛クラミジア症

【うしくらみじあしょう】

クラミジアの感染に基因する牛の病気で多様な形をとり、牛散発性脳脊髄炎、子牛の多発性関節炎(線維素性滑膜炎)、牛流行性流産、牛クラミジア肺炎などの病気がある。<獣医学大辞典より抜粋>n090213

牛結核

【うしけっかく】

牛結核菌によって起こる牛の家畜法定伝染病で、呼吸器感染によって起こる肺結核および漿膜結核(真珠病)、消化器感染による腸結核がある。<獣医学大辞典より抜粋>n090213

牛鉤虫

【うしこうちゅう】

鉤虫科に属する線虫で、牛の小腸、特に藷w腸に寄生する。経皮的に感染した幼虫は肺で4期幼虫となり小腸に移行し、感染後55~62日で成熟する。経口感染では約13%が発育する。腸粘膜からの吸血により下痢、貧血、浮腫を起こす。<獣医学大辞典より抜粋>n090213

牛コロナウイルス感染症

【うしころなういるすかんせんしょう】

牛コロナウイルスの感染による下痢と泌乳減を主徴とする急性伝染病。<獣医学大辞典より抜粋>n090213

牛サルモネラ症

【うしさるもねらしょう】

サルモネラ菌の感染による急性ないし慢性伝染病で、幼牛では流行的発生をみることがある。一般に発熱、腸炎、敗血症などを示し、流産例もある。<獣医学大辞典より抜粋>n090213

牛散発性脳脊髄炎

【うしさんぱつせいのうせきずいえん】

オウム病クラミジアに属する牛由来の牛クラミジアの感染により、病原体が中枢神経系に感染増殖した場合に発すると考えられ、比較的子牛が発病し、突然の発熱、食欲不振、元気喪失、跛行、神経症状などを示し、死亡することがある。<獣医学大辞典より抜粋>n090213

牛住血吸虫

【うしじゅうけつきゅうちゅう】

住血吸虫科の吸虫で、牛、めん羊、山羊、馬、ロバ、ヒヒ、マカカ属の猿、まれに豚の門脈、特に腸間膜静脈に寄生する。アフリカ、中近東、コスタリカに分布する。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛出血性敗血症

【うししゅっけつせいはいけつしょう】

パスツレラ・ムルトシダの血清型(6:B;6:E)の感染による全身の漿膜面に点状出血を伴う敗血症性の急性伝染病で、東南アジア、アフリカなどでは今なお流行病として猛威を振い、畜産経済上大きな損害を与えている。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛食皮ヒゼンダニ

【うししょくひひぜんだに】

無気門類(亜目)、吸吮ダニ類(科)のダニで、馬、牛、めん羊、山羊、ラマなどの尾根、後肢、背部などの皮膚表面に寄生し、皮膚の落屑を食べる。病害は一般に軽微で、主に冬期にみられ、世界各地に分布する。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

ウシジラミ

【うしじらみ】

シラミ目、ケモノジラミ科に属し、牛のみに寄生する。成牛に寄生することが多く、頭部、胸垂、内股、陰嚢、乳房などに寄生するが、重症の場合は全身におよぶ。寄生時期は晩秋、冬季に多く、世界各地に分布している。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛腎盂腎炎菌

【うしじんうじんえんきん】

グラム陽性、松葉状の特徴的配列を示す無芽胞桿菌で、牛の化膿性腎盂腎炎の原因菌。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛大腸菌症

【うしだいちょうきんしょう】

大腸菌の感染が原因となる牛の病気の総称で、各国で多発するのは、2~3日齢の初生牛の敗血症と哺乳牛の下痢症で、育成牛や成牛の大腸菌症は肺炎、子宮内膜炎、乳房炎などがあるが、いずれも他の原因で誘起された炎症に二次感染する場合が少なくない。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛タイレリア病

【うしたいれりあびょう】

ピロプラズマ目、タイレリア科、タイレリア属の住血性原虫によって起こる、発熱と貧血を主徴とする牛の疾病で、日本の牧野に広く認められるのはタイレリア・セルゲンティで、家畜法定伝染病に指定されているタイレリア・パルバとタイレリア・アヌラタは日本には生息しない。前者はフタトゲチマダニによって媒介され、大型ピロプラズマとの混合感染も多く、放牧病のひとつとして重要。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛地方病性血尿症

【うしちほうびょうせいけつにょうしょう】

血尿症とは尿中に血液が混入して排泄され、尿が血色を呈する疾病である。牛では腎炎、腎盂腎炎、腎腫瘍、膀胱炎、膀胱結石、尿道炎、白血病、再生不良性貧血、ワラビやスイートクローバーなどによる中毒、レプトスピラやピロプラズマによる感染病などの際に認められる。このような原因が明確でなく、特定の地域に限局して認められる牛の血尿症をいうが、正式な病名ではない。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛伝染性角膜結膜炎

【うしでんせんせいかくまくけつまくえん】

ピンク・アイの通称で知られ世界各国に分布し、日本でも全国的に発生がみられる。牛モラクセラにより流涙、羞明、眼瞼閉鎖する。結膜は充血し、角膜周縁部から血管新生がみられることからピンク・アイの名がつけられているが、経過が長く失明することがある。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛伝染性血栓塞栓性髄膜脳炎

【うしでんせんせいけっせんそくせんせいずいまくのうえん】

ヘモフィルス・ャナス感染症。日本では1977年以降各地で発生している牛の急性伝染病で、発生は散発または集団的。発病牛は最初、体を強直させ、運動失調や跛行を示し、やがて麻痺を発して片側性に横臥し、後弓反張、痙攣を呈し、昏睡状態に陥ってへい死する。発病後2日程度で急死する例が多い。本菌は健康牛の外陰部や気道に生息しており、発症の機序は明らかでない。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛伝染性膿疱性外陰膣炎

【うしでんせんせいのうほうせいがいいんちつえん】

牛ヘルペスウイルス1の感染によって起こる牛の急性熱性伝染病で、ウイルスが外陰部に感染して起こる。外陰部は発赤腫脹し、膣粘膜は充血して、ときには灰黄色粟粒大の膿疱が散発し、多量の粘液膿様慘出物が膣内にみられる。重症例では膣粘膜は偽膜で覆われ、潰瘍の形成がみられ、局所のリンパ節は腫脹する。病牛は疼痛のため尾根部を高く保持し、排尿が頻繁である。妊娠牛では流産がみられる。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛伝染性鼻気管炎

【うしでんせんせいびきかんえん】

IBR。 牛ヘルペスウイルス1の感染によって起こる牛の急性熱性伝染病で、ウイルスが上部気道に感染して起こる届出伝染病のひとつ。高熱(40~41℃)ではじまり元気消失、食欲不振、多量の流涙、粘液膿様の鼻汁がみられ、鼻粘膜は高度に充血し、灰黄色の小豆大膿疱性顆粒が散発し、ときにはチーズ様儀膜あるいは潰瘍などもみられる。重症例では鼻鏡が乾燥して痂皮を形成し、痂皮の脱落後は充血した下部組織が露出し赤い鼻となる。結膜炎を併発し、妊娠牛では流産がみられる。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛トリコモナス病

【うしとりこもなすびょう】

胎子トリコモナスの感染による生殖器の疾病で、感染は交尾時に起こり人工授精により感染することがある。1~16週の早期流産が特徴で、それにより胎盤が完全に排出されると自然治癒するが、不完全の場合は内膜炎を起こし不妊となる。流産しなければ胎子は死亡し子宮蓄膿症となる。雄では虫体は包皮腔に寄生するが精巣、精巣上体、精嚢などに侵入することもある。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛乳頭腫

【うしにゅうとうしゅ】

牛乳頭腫ウイルスの感染によって起こる皮膚の伝染性良性腫瘍で、育成放牧牛に多発する傾向がある。外傷部からの汚染あるいは吸血昆虫によるウイルスの機械的伝播により、汚染部に病巣を形成し、周辺の皮膚に波及していく。主として顔面特に目や耳の周囲にみられるが、頸側部、乳房、乳頭にもみられ、4~6か月後には病巣の基部が壊死し、脱落して治る。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛乳房炎

【うしにゅうぼうえん】

牛の乳房内常在細菌や、乳頭感染ないし体内感染性移行微生物の異常増殖、あるいはミルカ≠フ不適、残乳、暑熱や恐怖などのストレスが乳腺を刺激し、牛体の炎症反応を誘起した状態。急性期には罹患分房が発赤腫脹するが、慢性例では外見上の異常は明らかでない。原因、症状等により多くの型に分けられる。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

ウシヌカカ

【うしぬかか】

ブルータング病の媒介者であり、イバラキ病、流行熱などの媒介の可能性もある。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛捻転胃虫

【うしねんてんいちゅう】

毛様線虫科の線虫で、牛、こぶ牛、水牛、まれにめんひつじ、山羊の第四胃に寄生する。虫卵は外界で感染幼虫に発育し、経口的に感染して胃粘膜内に侵入し、6日後に胃腔内に出て成虫にまで発育し、60日後に産卵を始める。症状は乏血性の貧血のため、可視粘膜は蒼白となり削痩衰弱し、浮腫が現れる。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛の細菌性腎盂腎炎

【うしのさいきんせいじんうじんえん】

コリネバクテリウム・レナーレなどが尿路感染することによって起こる腎盂腎炎で、血尿が特徴的症状であり、凝血および偽膜片などを混じる場合がある。最初、出血性膀胱炎が起こり、次いで尿管炎、腎盂炎、および腎炎と、炎症が上行する。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛の発育

【牛の哺乳期の発育は何が影響しますか?】

母牛の大きさ、産次、生乳の給与などが影響します。

牛の品種

【牛の品種は何が強いですか?】

和牛は肺炎等、疾病にかかりやすく、発育も遅い場合があります。F1、ホルスタインの雄は哺乳期を比べるとややホルスタインのほうが若干疾病に強い場合があります。

牛肺虫

【うしはいちゅう】

変円虫科(牛肺虫科)の糸状の線虫で、牛、鹿、水牛、野牛、トナカイの気管、気管支、細気管支に寄生する。感染は感染幼虫に汚染された牧草を食べることによって起こる。経口的に感染した幼虫は小腸で脱鞘し、腸間膜リンパ節で4期幼虫となり、血行性に肺胞に達し、気管支に移行しつつ成虫になり、約22日で成熟する。気管支炎、気管支閉塞、気管支肺炎、肺水腫、肺気腫を起こす。初放牧の子牛に多く、発咳と削痩がみられ、重感染ではしばしば死亡する。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

ウシバエ幼虫症

【うしばえようちゅうしょう】

ウシバエ、キスジウシバエの幼虫の寄生による牛の疾病で、牛の被毛に産みつけられた卵が孵化し、幼虫は皮膚に侵入し、体内移行の後、背部皮下に達して嚢を形成する。幼虫の体内移行中、脊髄硬膜下や食道粘膜に寄生し、神経麻痺や嚥下障害を表すことがある。食肉も寄生部分が廃棄される。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

ウシハジラミ

【うしはじらみ】

ハジラミ目、ケモノハジラミ科に属し、牛に寄生する。不完全変態を営み、卵→若虫→成虫(卵~成虫は約2~3週間)となる。牛の部軆の剥片や皮脂などを食べるが、牛から直接吸血しない。牛の体表で全生涯を過ごす。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛白血病

【うしはっけつびょう】

ほとんどがリンパ性白血病で、地方病性成牛型と散発性の子牛型、胸腺型、皮膚型に分類される。地方病性白血病は牛白血病ウイルス(レトロウイルス科、オンコウイルス亜科、C型オンコウイルス群)に起因し、感染は水平および垂直伝播による。発病は4~6歳に多く、感染牛は常に汚染源となる。リンパ節の腫大、眼球突出のほか、全身に病巣がみられる。子牛型は多中心性病巣を、胸腺型は胸腺病巣を、皮膚型は皮膚病巣をそれぞれ特徴とし、それらの伝染性は知られていない。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛バベシア病

【うしばべしあびょう】

ピロプラズマ目、バベシア科、バベシア属の住血原虫の感染によって発する疾病で、放牧病のなかではもっとも罹患率が高い。沖縄には家畜法定伝染病に指定されているバベシア・ビゲミナ、バベシア・ボービスが分布し、感染牛は発熱、黄疸、血色素尿などの急性症状を示す。オウシマダニが媒介する。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛パラインフルエンザ

【うしぱらいんふるえんざ】

PI3。パラインフルエンザ3ウイルスの感染によって起こる伝染病で、感染した牛は軽い発熱のほか、鼻汁・咳などの呼吸器症状を呈する。重症例では肺炎を発することもある。牛RSウイルス、牛アデノウイルスなどとの混合感染が多い。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛パルボウイルス感染症

【うしぱるぼういるすかんせんしょう】

牛パルボウイルスの感染によって起こる伝染病で、子牛が感染すると軽度の発熱、鼻汁、流涙、咳などの呼吸器症状を呈するほか、水様あるいは粘液性、ときには血液を混じえる下痢を呈する。妊娠牛が感染すると、流産または死産がみられ、流産胎子または死産胎子では全身性の浮腫がみられる。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛ブルセラ病

【うしぶるせらびょう】

牛流産菌による牛の流産で、粘膜を介し、あるいは経口、経気道または経皮感染により妊娠牛が感染すると、妊娠7~8か月で死・流産を起こし、かつ母牛は保菌牛となる。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛鞭虫

【うしべんちゅう】

鞭虫科の鞭状の線虫で、牛、めん羊、山羊、ラクダ、水牛などの反芻動物の盲腸や結腸に寄生する。ヨーロッパ、アジア、アフリカ、ャrエト、南北アメリカに分布する。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛放線菌

【うしほうせんきん】

アクチノミセス属の一種で、放線菌症を起こす。牛の口腔内正常菌叢のひとつで、創傷を通じて肉芽腫を作る内因性の感染形態をとる。好発部位は下顎骨で、発症部の膿汁中に菌塊を作り、その内に棍棒状の分岐した菌糸が配列する。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

ウシホソジラミ

【うしほそじらみ】

シラミ目、ケモノホソジラミ科に属し、牛のみに寄生する。不完全変態を営み、卵→若虫→成虫(卵~成虫まで約25日)となる。幼牛に寄生することが多く、背部を除く全身に寄生する。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛マイコプラズマ

【牛マイコプラズマ分離するための培地には何がありますか?】

Hayflick培地、DNA添加Hayflick培地、TR培地、BHL培地の4つがあります。

ウシマダニ

【うしまだに】

マダニ亜目、マダニ科の一属で、日本にはオウシマダニのみが存する。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛ライノウイルス感染症

【うしらいのういるすかんせんしょう】

ピコルナウイルス科、ライノウイルス属に属するウイルスに起因する牛の感染病で、呼吸器症状を主徴とし、鼻汁排出、発咳、呼吸速迫、元気消失、食欲減退および発熱がみられ、通常数日で回復しへい死することはほとんどない。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛流行熱

【うしりゅうこうねつ】

ラブドウイルス科に属する牛流行熱ウイルスによる急性熱性伝染病で、イバラキ病とあわせて流行性感冒といわれた。一過性の高熱、肺気腫と気管支炎による呼吸器症状、流涎あるいは四肢の関節痛による歩行困難を主徴とし、また、流・死産の原因となることもある。一般に8~11月にかけて流行し、吸血昆虫による媒介が疑われ、致死率は低い。家畜法定伝染病。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛レプトスピラ病

【うしれぷとすぴらびょう】

レプトスピラ・インターロガンスによる亜急性または慢性伝染病で、多くの型が存在する。血色素尿、貧血、黄疸、発熱を主徴とし、妊娠後期では流産もみられる。不顕性感染が多く、これらの牛や保菌野生動物の尿に排出された菌が地武?ナ増殖し、新たな感染源となる。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

牛ロタウイルス感染症

【うしろたういるすかんせんしょう】

レオウイルス科、ロタウイルス属に属するウイルスにより、主として新生子牛の伝染病で水様下痢を特徴とし、脱水、衰弱する。冬期に多く、致死率は一般に低い。小腸の絨毛上皮細胞の変性が著しいが、通常1~2週間で回復する。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

右心室拡張

【うしんしつかくちょう】

先天性心臓疾患、呼吸器疾患(肺水腫、慢性気管支炎、胸部癒着など)、慢性貧血などの場合の必発所見であり、肺への血液の駆出力が低下するので、肺の循環障害を招くことが多い。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

右心室肥大

【うしんしつひだい】

右心室の壁の厚さが正常と比べて増加した病態で、心筋の容積が増加するため重量も増加する。右心室の負荷が持続的に増加することによって発生し、肺動脈および肺動脈弁の狭窄や肺動脈弁閉鎖不全に継発する。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

ウスイロイエバエ

【うすいろいえばえ】

イエバエ科に属するハエで、完全変態を営み、卵から幼虫にまで発育するには10~14日を要し、成虫は13℃以下の気温では活動しない。沖縄糸状虫の中間宿主である。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

ウズラ気管支炎ウイルス

【うずらきかんしえんういるす】

ウズラの気管支炎から分離されたアデノウイルスで、抗原的には鳥アデノウイルスの1型と一致する。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

ウズラ条虫

【うずらじょうちゅう】

両鱗条虫科に属する条虫で、ウズラの小腸に寄生する。重度感染の幼雛は泡沫性の粘液下痢便を排し、発育不良となる。日本でもみられる。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

うつ熱

【うつねつ】

家畜環境の湿度が高すぎると、生体の不感蒸泄に影響し、熱代謝を阻害し、うつ熱状態、ひいては熱射病を引き起こす。特に発汗機能の悪い動物は、舌を出してあえぎ呼吸を呈する(露舌)。露舌が続くと過呼吸によるアルカローシスに陥ることがある。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

馬インフルエンザ

【うまいんふるえんざ】

馬インフルエンザウイルス(オルトミクソウイルス科、インフルエンザウイルス属A亜型ウイルスに属するウイルスの感染による馬の呼吸器病で、主に冬期に流行し、伝染性が強い。通常ウイルス感染後1~6日の潜伏期を経て発熱(39~41℃)、鼻汁漏出、発咳、流涙などの症状が出現する。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

馬ウイルス性動脈炎

【うまういるすせいどうみゃくえん】

馬動脈炎ウイルス(トガウイルス科)に起因し、主に小動脈の中・内膜または細網系の壊死・変性を特徴とする馬の急性伝染病。妊馬が感染すると胎齢9から10か月で流産がみられる。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

馬ウイルス性流産

【うまういるすせいりゅうざん】

馬のヘルペスウイルス1型の感染による流産で、妊娠末期に前駆症状など突発的に起こり、母体に影響はなく、子宮や胎盤には著変を欠く。流産胎子では皮下組織の水腫、体腔内の漿液貯留、肺炎、白脾髄の増生、肝表面の粗?化、肝臓の粟粒大壊死、上部気道粘膜における斑状出血がみられる。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

馬回虫

【うまかいちゅう】

回虫科の線虫で、馬、ロバ、ラバ、シマウマの小腸に寄生する。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

馬吸吮ヒゼンダニ

【うまきゅうせんひぜんだに】

馬、牛、めん羊、山羊の、馬では長毛部、牛、めん羊、山羊では頭、肩、肛門周囲に寄生することが多い。脱毛を起こし、水疱や痂皮を形成し、全世界に分布する。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

馬伝染性貧血

【うまでんせんせいひんけつ】

レトロウイルス科に属するウイルスによる馬科固有の慢性感染症で、家畜法定伝染病に指定されている。回帰熱と貧血を特徴とし病馬の血液・分泌液などにより伝播し、特にアブやサシバエにより媒介される。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

馬日本脳炎

【うまにほんのうえん】

フラビウイルス属のウイルス感染によって起こる流行性脳炎で、馬、豚、牛、水牛、めん羊、山羊、ヒト等にも感染する家畜法定伝染病。ウイルス血症時の動物の血液を吸血したコガタアカイエカの体内でいったん増殖したウイルスが健康動物の吸血の際に伝播され、不顕性に終わるものが多い。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

ウラシル(U:uracil)

【うらしる】

RNAを構成する4種類の塩基のひとつ。アデニン(A)と塩基対を構成します。 O140507

瓜実条虫

【うりざねじょうちゅう】

二孔条虫科の条虫で、犬、猫、野性肉食獣まれに猿、ヒトの小腸に寄生する。重感染では嘔吐、下痢、痙攣および肛門掻痒による肛門周囲炎を起こす。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

運営管理者

【運営管理者とは】

試験施設の運営および管理について責任を有する者。(動物用薬事関係法令集より抜粋)

運搬RNA

【うんぱんRNA】

tRNAと同意です。 O140408

牛舎

【牛舎の飼育環境はどうすればよいですか?】

屋根が高く風の通りがよい場合、夏場はいいですが、冬場は直接風が牛体にあたり体感温度はかなり下がるので入ってくる風を防ぐよう工夫するとよいです。

牛腸結節虫

【うしちょうけっせつちゅう】

円虫科の線虫で、牛、水牛の盲腸、結腸に寄生する。経口的に感染した幼虫は小腸で脱鞘し、小腸と盲腸壁に侵入して結節を形成し、約10日後に4期幼虫に発育し、腸腔に出て5期虫となり、感染37~41日で成熟する。重感染例では食欲減退、下痢、腹痛を起こす。<獣医学大辞典より抜粋>N090216

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