呼吸器症状をおこす疾病
鉄欠乏性貧血(哺乳期)、萎縮性鼻炎、グレーサー病、豚サイトメガロウイルス病(封入体鼻炎)、豚胸膜肺炎、パスツレラ病、マイコプラズマ肺炎、豚インフルエンザ、PRRS、肺虫病、回虫病、オーエスキー病、豚コレラ (豚病学 近代出版)(T090316)
豚抗酸菌症
主要原因は非定型抗酸菌に属するM.avium ssp.avium及び生化学性状の酷似するM.intracellulareで、主に腸間膜リンパ節(他顎下リンパ節、咽背リンパ節、肝、肺など)に抗酸菌特有の乾酪壊死病変を形成する。臨床症状をほとんど示さないため、屠場で腸病変を摘発されることが多い。YK-N090703
PCV2ワクチンは現在何商品あるか
現在、国内では『サーコフレックス』『サーコバック』『ポーシリスPCV』の3商品です。YT-N090406
ローソニア対策について
ローソニアにはマクロライド系、リンコマイシン系抗生剤が有効です。発症ステージに2クール投薬が有効的です。(T090323)
哺乳豚のコリネ対策について
切歯、断尾時にアンピシリン製剤の接種を実施してみてください。YT-N090406
パスツレラ性肺炎について
パスツレラ菌は健康な豚の上部気道粘膜に常在しており、換気不良、密飼い、環境の急変などのストレスによって抵抗力が弱まったときに発生しやすい日和見感染症です。発熱、発咳、呼吸困難などを示し、急性例では4~10日の経過で死亡します。慢性化すると、発熱はなくなり、発咳が頻繁にみられ、発育が遅延したり、痩せて衰弱死します。(T090323)
敗血症型丹毒の対応について。
①ワクチン接種プログラムの再確認。②ペニシリン、水性アンピシリン、メタシリン注射治療。③メイリッチ2PSの飼料添加。KY-N090703
豚パルボウイルス
PPVは豚以外の動物には感染しない。豚の腎臓由来細胞で培養が可能で、感染細胞の核内に好酸性封入体を形成する。ウイルスの増殖には細胞由来のDNAポリメラーゼを必要とするため、細胞分裂活性の高い細胞でよく増殖する。培養液中には赤血球凝集(HA)素が産生され、ヒト、サル、モルモット、猫、トリ、ラット、マウス、馬、豚などの赤血球を凝集する。PPVの血清学的性状は単一で、抗体の測定には赤血球凝集抑制(HI)テスト、エライザおよび中和テストを用いる。<豚病学より抜粋>KK-N090703
豚インフルエンザの主な症状について
発熱による元気消失や食欲不振などのほか、呼吸器症状として呼吸促迫、激しい咳、鼻汁漏出などが認められます。(T090323)
サルモネラコレラスイスは肥育舎にも発生しますか?
基本的には離乳前後の子豚に発生が集中しやすい疾病ですが、不顕性感染で経過しやすく、条件が重なれば肥育期での発病もありえます。条件として①哺乳子豚や離乳後子豚時期の疾病感染状況。②肥育舎の環境条件。③肥育舎でのストレス条件。④肥育舎での衛生条件。等があります。(T090323)
圧力と堆肥発酵との関係について
機械で発酵させる際に圧力をかける場合もありますが、自然界での発酵の場合も体積熱が重要になります。圧力を掛けると熱が発生し発酵しやすくなる理由については、気圧の変化によって物質の沸騰点が下がり、従来よりも低めの温度で熱がかかりやすくなるからだと思います。又、密閉された容器の場合は、外気の影響を受けにくくなることもあり、発酵が促進されるのだと思います。ただし気をつける必要があるのは、圧力を掛けすぎると微生物は死んでしまいますので注意が必要です。(T090323)
哺乳子豚初生時の股開き症状と圧死の発生原因について
分娩子豚が股開き症状を示す原因としてまず考えられるのはカビ毒です。圧死もこのカビ毒による影響から衰弱を招き発生している可能性があります。圧死は低温環境、乳量不足でも発生が見られますので注意して下さい。(T090323)
サーコワクチンとヘモフィルスオイルワクチンの接種間隔は何日くらいあれば良いですか?
ワクチン接種間隔については、殆どどのワクチンも1週間の間隔があいていれば良いと思います。(T090323)
AIカテーテルについて
深部注入タイプ、バルーンタイプ、スパイラルタイプ等多くの種類があるのでカテーテルは術者の使いやすさを考慮して選択するべきです。尚ディスポタイプは必ず使い捨てにして下さい。(T090323)
3回目のAIは必要ですか?
本交⇒AIの後、許容している様子ならば3回目も実施することをお勧めします。(T090323)
子豚舎の子豚がスノコ下へ落下しました。引き上げた後、何も処置せずにいたらその群から下痢を伴った死亡が発生しました。どう対処すれば良いですか?
実際には発生原因の究明検査が必要です。今後はこの手の事故が発生した後は子豚の体を洗浄し、薬剤注射、薬剤添加など事前の対応を行う様にして下さい。今現在の対策方法としては、①治療として水性アンピシリン、アモキシシリン、アドボシン等の効用範囲が広い薬剤を注射してみて下さい。②添加剤としてテトラサイクリン系とリンコマイシンかタイロシン系統との組合せでの使用を行ってみて下さい。(T090323)
トキャvラズマ陰性雄豚を出荷するために注意する点
代表的なものに①出荷1週間前頃の抗体検査チェック。②出荷前のフリートミン投薬(出荷2~3週間前頃に実施)。等があります。(T090323)
分娩当日(分娩前)にオキシトシン製剤を接種したら、分娩後無乳症状になってしまいました。原因として何が考えられるでしょうか?
オキシトシン製剤は分娩前に接種を行うものではありません。基本的な利用目的は難産や陣痛不足への対応になります。もう一つの利用目的として射乳促進があります。これはオキシトシンの副作用的な効能ですが、接種してから30分から1時間程度しか持続しません。あまり早い時期に接種されてしまうと実際に初乳を飲ませる段階になってから無乳や減乳になってしまう危険性があるので注意して下さい。(T090323)
早産の発生原因について教えて下さい
代表的な発生原因として以下の事があげられます。①子数が多い時にストール舎の幅が狭いときや、隣りの母豚との間隔が窮屈だった場合、圧迫流産が起こる危険性があります。②子数が少ないときに低温環境や風当たりが酷いと早産しやすい傾向があります。③栄養不足、ボディコンディション悪化④カビ毒⑤インフルエンザ、サーコ、PRRS等の疾病関与の可能性もあります。(T090323)
豚丹毒とは
豚丹毒菌の感染によって起こる細菌病で、敗血症型、蕁麻疹型、関節炎型および心内膜炎型があります。敗血症型では発熱のほか耳翼、腹部などが赤味を失い、青黒くなり、急性経過で死亡します。蕁麻疹型では発熱のほか菱形の丘疹が背部、苺能などに好発します。関節炎型では跛行がみられ四肢の関節部が腫脹します。心内膜炎型では、ほとんど症状を示すことなく、と畜検査で初めて豚丹毒と診断されることもあります。t090213
豚の日本脳炎
豚の日本脳炎は、フラビウイルス科フラビウイルス属に分類される日本脳炎ウイルス(JEV)を病原体とし、繁殖豚の死流産と種雄豚の造精機能障害を主徴とする疾病である。JEVは、発育鶏卵の漿尿膜で増殖し、また、哺乳マウスの脳組織で最もよく増殖し、感染マウスは死亡するため、哺乳マウスの脳内接種法はJEVの最も鋭敏なウイルスの検出法として広く用いられる。JEVの宿主域は広く、哺乳類から鳥類、爬虫類に至るすべての動物種に感染するが、そのほとんどは不顕性感染である。一般の豚では、臨床症状をほとんど示すことはないが、妊娠豚が感染すると高率に死流産がおこる。<豚病学より抜粋>KM-N090501
豚皮膚炎腎症症候群(PDNS)
PCV2関連疾病のひとつ。10から16週齢の豚に発生するが、発生率は1%以下で死亡率が高い。皮膚に不定形の赤、紫の斑点及び丘疹が主に後肢、会陰部、腹部、苺能にみられ、時に全身に及ぶ。元気消失、食欲減退、呼吸困難、時に突然死する。解剖所見として腎皮質の点状出血を伴う腎の腫大、リンパ節の暗赤色腫大がみられる。YK-N090501
昼間分娩について
夜間無看護分娩で事故(圧死、窒息死等)が多い場合は、妊娠112日若しくは113日の午前中にPG製剤を接種し、翌日の看護が可能な昼間に分娩させる事が重要です。(T090323)
ブタリュウコウセイゲリ(PED)
豚流行性下痢(PED)
カテゴリへぶたりゅうこうせいげり
豚の届出伝染病の一つ。水様性下痢、脱水症状、食欲不振を引き起こす。ごく若齢では死亡率が高い。 O140129
ブタリュウコウセイゲリウイルス
豚流行性下痢ウイルス
カテゴリへぶたりゅうこうせいげりういるす
豚流行性下痢の原因ウイルス。コロナウイルス科コロナウイルス属。エンベロープを持つ。 O140130
流産の多発に関係するウイルスにはどのようなものがありますか?
代表的なものにオーエスキーウイルス、豚インフルエンザウイルス、PRRSウイルス、豚日本脳炎ウイルス、豚パルボウイルス等があげられます。(T090323)
サーコワクチンの選択方法
一概には言えませんが、1つの考え方として、提案は可能です。事故が酷い農場の場合、まずは子豚用ワクチンを使用し、その後母豚用ワクチンへの利用へスイッチを目指します。最初の半年間~1年間は両方を併用し、半年~1年後に子豚用を中止するパターンもあります。事故が少ない農場の場合は、母豚用のワクチンを使用します。ただし、1~2年くらい掛けて成果の判断を見る姿勢が重要です。(T090323)
豚パルボウイルス病のワクチンは打ったほうがいいのですか?
未経産豚は抗体の保有にばらつきがあるので、ワクチン接種が必要です。経産豚は自然感染により抗体価を持続できるのでワクチン接種は特にはしなくても良いです。ただ、定期的な抗体検査によるモニタリングは必要です。(T090323)
ぶどまり
生鳥の処理場にて、生鳥より可食部の肉がどのくらい生産できるかの割合です。歩留りが高いほど、処理場の利益に繋がります。 O140319
Fumonisin
カビ毒の一種で、主にフザリウム属のカビの一種が産生する。カビの生えたとうもろこしで確認されている。ABPC等の群があるがB1、B2がよく検出され毒性もみられる。豚の肺水腫や馬の白質脳症、人の食道がんや新生児神経管障害との関連が示唆されている。国内では現時点(2014.10)で規制はない。M141024