2023年12月20日

雲に浮かぶ富士山⁉

初めに大宮付近から西側を撮った写真です。

雲に浮かぶ富士山⁉

この写真で3つの空気の流れが確認できます。
低層の雲を作る上昇気流は富士山の5合目のあたりまで。
そこから山頂近くまでは下降気流。
そして、山頂付近は傘雲になっており、北から南（右から左）に強風が吹いていることが分かります。

冬場の乾燥期は、遠く離れたところでも富士山がよく見えることがありますね。

さて、今週のクリスマス寒波、特徴は2つです。

北陸地方では、次から次へと発達した雪雲が入り続けて、山沿いを中心に積雪が一気に増える地域がある。

真冬の空気が西回りで日本列島に入ってくる。

この２点。

札幌市では例年通り雪が降りやすいものの、西回りの寒気のため、下の予報の通り、鹿児島市や松山市でも雪の可能性があります。

ただ、気温を見ると氷点下の予報ではありません。
これは湿度が関係しています。
もともとの湿度が低い場合は、気温が０℃以下にならなくても雨ではなく、みぞれや雪になりやすいんです。

今回はそのパターン。
ちなみに、3～4℃の場合、
湿度が40％程度を下回っていれば「雪」、40～70％程度で「みぞれ」になり、それ以上の湿度になると「雨」といった具合です。