【カンピロバクター】焼き鳥や鶏たたき 食中毒 大分
12月13日、大分県大分市の飲食店で食事をした10~20歳代の男性5人が、下痢や腹痛などを訴えました。
患者らは、鶏のたたきや焼き鳥などを食べていたとのことです。
患者3人の便からはカンピロバクターが検出されており、また5人が共通して食べたものが当該飲食店の食事のみであることから、食中毒と断定されました。
大分市は十分な肉の加熱など、注意を呼びかけています。
カンピロバクターは家畜(牛・豚など)や家禽(鶏・うずら・七面鳥など)の腸管等で検出されることが多い細菌類で、食中毒の原因となることで有名な細菌類です。
カンピロバクターは乾燥に弱く、室温では次第に死滅していきますが、湿気があり、ある程度低温の冷蔵庫のような環境下では長期間生存することもある為、食品等の調理時はきちんと加熱調理して殺菌することが求められます。
人への感染は、カンピロバクターに汚染された食品・飲料水の摂取や、動物との接触によって起こります。
特に鶏肉からの感染が多く、そのほとんどが生や加熱不足の鶏肉を食べることによって発生しています。
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