細菌検査(海水魚)
| 検査項目 | 細菌検査(海水魚) |
|---|---|
| 分析方法 | 菌分離 |
| 分析期間 | 10 営業日 |
| 検体必要量 | ー |
| 料金 | 22,000 円 |
説明
病原菌による病原因が疑われる場合に実施します。
実施可能な細菌検査は以下の通りです。
| 病名 | 細菌 |
| ラクトコッカス感染症 | Lactococcus garvieae |
| レンサ球菌症 | Streptococcus dysgalactiae |
| Streptococcus iniae | |
| Streptococcus parauberis(Ⅰ,Ⅱ型) | |
| 類結節症 | Photobacterium damselae subsp. piscicida |
| ノカルジア症 | Nocardia seriolae |
| 滑走細菌症 | Tenacibaculum maritimum |
| エドワジエラ症 | Edwardsiella tarda(定型、非定型) |
| ビブリオ病 | Vibrio anguillarum |
| Vibrio alginolyticus |
(注)5尾まで所見確認を含む
こんな時にお使い下さい
以下の症状が見られるとき
魚の健康状態を確認したいとき
補足説明 & 担当より一言
各病気の特徴について
| 病名 | 特徴 |
|---|---|
| ラクトコッカス感染症 | ・ブリやマアジなどに感染 ・外観症状として、眼球の突出・白濁・出血や、尾柄部の壊死が見られる ・心外膜炎も発症する |
| レンサ球菌症 | ・海水魚、淡水魚の両方に感染する ・外観症状として、体表の出血、眼球の突出・白濁・出血が見られる |
| 類結節症 | ・海水魚(特に0歳齢のブリ)に感染 ・急激な元気消失、摂餌不良となり、大量死を引き起こす ・外観症状として、体色黒化、脱鱗による青色化が見られる ・腎臓や脾臓に白色病巣が多数形成される |
| ノカルジア症 | ・海水魚、淡水魚の両方に感染する(特にブリに多発) ・外観症状として、体表に多数のこぶができたり(躯間結節型)、エラに結節を形成したりする(えら結節型) |
| 滑走細菌症 | ・マダイ、ヒラメ、ブリなどの海水魚に発生 ・遊泳緩慢になり、体色が黒化する ・外観症状として、体表の白濁、糜爛(びらん)、発赤、壊死が見られる ・内部臓器の病変はない |
| エドワジエラ症 | ・淡水魚、海水魚など、様々な魚種で発症する 日本ではウナギ、ヒラメ、マダイの被害が大きい ・外観症状として、体色黒化、接触不良、腹部膨満がみられる ・主に腎臓、脾臓、肝臓が腫大し、壊死、腫瘍が形成される |
| ビブリオ病 | ・多くの魚種が感受性を示す ・O抗原の違いにより、感染する魚種が異なる ・外観症状として、遊泳不活化、食欲不振、体色黒化、眼球充血や突出がみられる |
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