【カビとカビ毒】高校で販売 カビ発見で回収 高菜の油炒め 熊本
10月19日と20日に、熊本県内の高校で販売実習イベントのために仕入れられ販売された、高菜の油炒めに白いカビが発見されました。
2日間で28個が販売され、購入した人がカビの発生に気づき判明しました。
これまでに健康被害は確認されておらず、カビ発生の原因は調査中となっています。
販売した高校は、カビ発生の有無にかかわらず返金対応するとして、商品の回収を進めています。
食品中の生えるカビ と カビ毒
「カビ」は約10万種以上あるといわれ、さまざまな種類や色のものがあります。
下記が食品に生える主なカビとその色です。
・クラドスポリウム属(暗緑色~黒色)
・ペニシリウム属(青緑色)
・アスペルギウス属(黒・緑・黄など)
・フザリウム属(灰白色~深紅)
・ワレミア属(チョコレート色)
一方で、「カビ毒」はカビが作りだす代謝産物のうち、人や家畜の健康に悪影響を及ぼす化学物質のことです。
カビ毒は食品などに生えるカビと異なり見た目では分かりません。
しかし、カビ毒には自然界最強の発がん性物質とされる「アフラトキシン」などが存在します。
そのため、カビ毒を産生させないよう、食品や農作物にカビが生えないよう管理することが重要です。
カビ毒に関する動画
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