【PFAS】イタリア化学品メーカー 日本人含む幹部らに有罪判決

発がん性が指摘されるPFAS(有機フッ素化合物)をめぐり、6月26日イタリア裁判所はイタリアの化学品メーカーの元幹部らに対し、1960年代から2018年までに、PFASにより地下水などを汚染したとして有罪判決を言い渡しました。
イタリアの化学品メーカーは、PFASを含む製品をイタリア北部の工場で生産しており、その廃水で地下水や土壌を汚染し、3つの州にわたる住民約35万人に影響を及ぼしたとされています。
元幹部ら11人に、禁錮2年8ヶ月から17年6ヶ月の判決が言い渡され、そのなかには派遣されていた日本人3人も含まれているということです。
また、裁判所はこの化学品メーカーなどに対し、水質汚染に関与したとして、イタリア環境省に5700万ユーロ(約96億円)を賠償すること命じました。

 

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PFASとは

有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS(ピーファス)」と呼び、多種類の物質があるとされています。
PFAS(ピーファス)の中でも、PFOS(ピーフォス)(ペルフルオロオクタンスルホン酸)およびPFOA(ピーフォア)(ペルフルオロオクタン酸)は幅広い用途で使用されています。

 

PFASによる人体への影響

人においてはコレステロール値の上昇や発がん、免疫系統と関連が報告されています。しかし、どのくらい入ると影響が出るのかは解明されておりません。
国際がん研究機関(IARC)では、PFOA(ピーフォア)を「ヒトに対して発がん性がある(グループ1)」、PFOS(ピーフォス)を「ヒトに対して発がん性がある可能性がある(グループ2B)」と評価しています。
分解されにくく、蓄積されやすい性質から人体に入ることで、体内に長期に渡り残留し、健康リスクを引き起こす可能性があることからも調査が進められています。
上記より、暫定目標値の取扱いについて、専門家による検討を進めている段階です。

 

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