レプトスピラ症がアシカの間で大流行、人間やペットへの感染リスク懸念も
カリフォルニア沖のアシカの間で、腎臓に害を及ぼす細菌感染症であるレプトスピラ症が流行しています。
例年より早い時期に大規模な流行が確認されており、この病気は人獣共通感染症であるため、人間やペットへの感染が懸念されています。
世界中で年間約100万人がレプトスピラ症に感染しており、約6万人が死亡していると推定されています。
<感染源>
主に感染したアシカの尿を介して広がります。
汚染された水や土壌に触れることでも感染するため、海岸や水辺では特に注意が必要です。
<症状>
感染したアシカは腎臓機能が低下し、異常に水を飲む様子が見られます。
人間や犬が感染した場合も、腎障害や肝不全などを引き起こすことがあり、最悪の場合は死に至ることもあります。
<予防>
海岸にペットを連れて行く際はリードをつけ、アシカなどの海洋生物に近づけないよう注意しましょう。
また、アシカの尿で汚染された可能性のある場所では、裸足で歩いたり、手足をつけたりしないようにしましょう。
レプトスピラ症は今後もアシカの間で拡大すると予測されており、人間やペットへの感染が引き続き懸念されます。
レプトスピラ症検査
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