ツキノワグマ 群馬県で人身被害が多数発生

10月に入り、群馬県利根沼田地域でツキノワグマによる人身被害が複数発生しています。
クマは冬眠に備え、エサを求めて行動範囲が大幅に拡大することが予想されます。
人里への出没が増え、遭遇リスクが高まるため注意が必要です。

 

▷10月7日
沼田市内のスーパーにツキノワグマが侵入し、男性が負傷
 
▷10月13日
みなかみ町の道路上で、散歩中の親子がツキノワグマに遭遇し負傷
 
▷10月18日
みなかみ町の森林内でキノコ狩り中に、男性がツキノワグマに襲われ負傷
みなかみ町で犬の散歩中に、女性がツキノワグマと遭遇し負傷

 

クマに関する豆知識

日本に生息するツキノワグマやヒグマの肉は、古くから貴重な食材として利用されており、現代ではジビエ(野生鳥獣の肉)の一つとして食されています。
適切に処理・加熱されたクマ肉は、稀少な食材として楽しまれています。
 
一方で、クマ肉を原因食品とする、トリヒナ(旋毛虫)症という人畜共通感染症も発生しています。
クマ肉を調理する際は、中心部の温度が75℃で1分間以上、十分に加熱するようにしましょう。
また、表面だけ炙って食べることや、生食といった喫食方法は絶対にやめましょう。
 
▷1981年 三重県 【原因食品】冷凍ツキノワグマの刺身 
患者数:172人
 
▷2016年 茨城県 【原因食品】クマ肉のロースト
患者数:15人

 

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