O157重症化で4歳女子 溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症 熊本市
11月6日、熊本県熊本市は市内に住む4歳の女の子がO157に感染したのち、溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症したことを公表しました。
市によると、女の子は10月29日に発熱と下痢、腹痛、血便などがあったことから医療機関を受診し、嘔吐の症状も出たことから入院となりました。
入院中に溶血性尿毒症症候群(HUS)の発症が確認され、その後の検査でO157への感染が判明したということです。
溶血性尿毒症症候群(HUS)は急性腎不全のひとつで、O157重症化時に発症しやすいということです。
熊本市の今年のO157感染数は21件で、溶血性尿毒症症候群(HUS)の発症は本例が初ということです。
腸管出血性大腸菌O157とは?
O157の原因と特定あるいは推定されたものは国内では、井戸水、牛肉(牛レバー)、ハンバーグ、サラダ、キャベツ等、食品がほとんどですが、動物と接触した事により感染したり、ハエから検出された例もあります。
O157の恐ろしさは発症のしやすさと症状の重さにあります。O157は食品1g中約100個の菌量で発症すると言われ、吐き気、嘔吐、激しい下痢、血便、発熱等を引き起こし、乳幼児の場合死に至る事もあります。
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