鼻腔・臓器細菌検査(肺炎)

検査項目鼻腔・臓器細菌検査(肺炎)
分析方法

スワブ法・スタンプ法

分析期間 要相談
検体必要量
料金6,600 円

説明

臓器や鼻腔より、Actinobacillus pleuropneumoniaeHaemophilus parasuisPasteurella multocidaを目標として細菌分離を実施します。
Actinobacillus pleuropneumoniaeは豚膜性肺炎の原因菌で主要な症状としては、食欲不振や沈鬱、発熱、呼吸困難等の症状が認められ、死亡する場合もあります。
Haemophilus parasuisは、グレーサー病の原因菌です。
4~9週齢頃の子豚に好発しやすい疾病ですが、飼養環境及び飼養種豚の種類によっては、この日齢以外での被害も報告されています。
子豚へのストレスが誘引となる日和見感染症ですが、その症状は多岐にわたり、咳、肺炎、関節炎、神経症状、貧血症状等を起こします。Pasteurella multocidaは、豚のパスツレラ感染症の原因菌で、鼻炎、肺炎を引き起こします。ボルデテラとの相性がいいので注意が必要です。パスツレラは主に扁桃に多く存在し、正常な鼻粘膜には定着せず、ボルデテラやアンモニア等の起因する粘膜の損傷により定着が可能となり、産生する毒素はボルデテラの皮膚壊死毒に類似した毒素作用を有して病変形成を加速させるとともに本病の症状を著しく悪化させます。
これらの細菌を分離することで、感染症や死亡の原因を推定する検査になります。

こんな時にお使い下さい

① 病性鑑定として原因菌を同定したいとき
② 上記のような病変や症状が認められるとき
③ 原因菌の薬剤感受性を知りたいとき

補足説明 & 担当より一言

食環境衛生研究所では、畜産分野の総合コンサルティングを行っております。
下記より、病状やこういった現象があるなど疑問点をご連絡いただければ、弊社スタッフがお客様の疑問点、問題点からの無駄のない検査、的確な飼養管理及び環境改善の提案をアドバイスさせていただきます。
又、弊社には常駐の獣医師が多数在籍していますので、疾病に関するすべての相談事、ワクチン接種プログラムの作成や指導など、ご希望に沿ったご提案をさせていただきます。
動物に関する疑問・質問等を含め、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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