【カンピロバクター】集団食中毒 下痢や腹痛 鳥取市の飲食店
5月15日、鳥取県鳥取市の飲食店で食事をした女性4人が下痢や腹痛、発熱などの症状を訴えました。
4人の便からカンピロバクターが検出されたことや、患者に共通するのが当該飲食店での食事のみであったことから、この食事を原因とする集団食中毒と断定されました。
保健所は飲食店を5月20日から5日間の営業停止としています。
また、保健所は食肉の十分な加熱や、食肉を扱った手指や調理器具のこまめな洗浄・消毒など食中毒予防対策をするよう呼びかけています。
カンピロバクターは家畜(牛・豚など)や家禽(鶏・うずら・七面鳥など)の腸管等で検出されることが多い細菌類で、食中毒の原因となることで有名な細菌類です。
カンピロバクターは乾燥に弱く、室温では次第に死滅していきますが、湿気があり、ある程度低温の冷蔵庫のような環境下では長期間生存することもある為、食品等の調理時はきちんと加熱調理して殺菌することが求められます。
人への感染は、カンピロバクターに汚染された食品・飲料水の摂取や、動物との接触によって起こります。
特に鶏肉からの感染が多く、そのほとんどが生や加熱不足の鶏肉を食べることによって発生しています。
食環境衛生研究所では、カンピロバクター検査を行っております。
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