【サルモネラ】弁当で76人集団食中毒 愛媛県伊予市

7月2日、愛媛県伊予市の弁当店が製造した仕出し弁当を食べた男女76人が、下痢や腹痛、発熱などの症状を訴えました。
弁当にはハンバーグや目玉焼き、サラダなどが入っていたということです。
複数の患者の便からサルモネラ菌が検出され、患者が共通して食べていたものが他にないことなどから、保健所は弁当が原因の食中毒と断定しました。
愛媛県は、当該弁当店を7月14日から20日までの7日間、営業停止処分としました。
患者は快方に向かっているということです。
県は、食中毒予防3原則、食中毒菌を『付けない(洗浄・清潔)』『増やさない(冷却)』『やっつける(加熱)』 を徹底するよう呼びかけています。

 

サルモネラ菌とは

サルモネラ菌は乾燥や低温には強く、冷凍しても不活化しない性質を持っていますが、酸や熱には弱い為、調理器具等の塩素殺菌や、70℃・1分以上の食材加熱が効果的です。
卵の場合、養鶏場で産み落とされる際、母鶏の大便から卵の殻にサルモネラ菌がついており、数日後には殻を通って卵内に入りそこで増殖する場合もあります。
食肉の場合は飼料からサルモネラが移行し、家畜の腸内で増殖し、屠場で解体するときに食肉を広く汚染する場合があります。
よって、卵や食肉に関わる製品や食材について微生物検査をする際にサルモネラ菌を検査することは重要です。

 

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