2023/08/02寄生性肝硬変肝臓が感染寄生虫によって実質の消失とともに間質に進行性増殖性炎が持続し、線維性に硬く縮小する状態。豚回虫の感染幼虫が門脈を介して肝臓に達すると実質の破壊や出血を起こし、やがて線維化した限界明瞭な白斑(milk spot)の寄生性間質性肺炎がみられる。感染幼肝蛭は肝被膜を穿刺して実質を破壊する外傷性肝炎を起こし、経過とともに結合組織が増生して線維化となり慢性間質性肝炎(肝蛭性肝硬変)を呈する。<獣医学大辞典より抜粋>N090224