寄生性肺炎

肺に寄生虫が寄生するとき、あるいは感染幼虫が体内移行の過程で肺を通過する際に、それぞれ病巣を形成し炎症を起こし、発熱、咳、呼吸困難などがみられる。牛肺虫や豚肺虫などは気管支に寄生して慢性カタル炎を起こし、無気肺もしくは限局性肺気腫を伴うカタル性気管支肺炎がみられる。豚回虫の感染幼虫が体内移行をするとき、肺に点状出血や出血斑が出現するが、多数寄生の場には出血肺炎を起こす。<獣医学大辞典より抜粋>N090224

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