パツリン

検査項目パツリン
英名Patulin
別名マイコトキシン(パツリン)
分析方法

LC/MS/MS 法

分析期間 5-10 営業日
検体必要量100g
料金19,800 円

説明

パツリンとは

パツリンは1942年に発見され、当初は抗生物質として注目されていましたが、人に対する毒性が強い事が明らかとなったため、その利用は断念されました。細胞膜に対する膜透過性を阻害する特性を持ち、臓器出血性のほか、遺伝毒性や発がん性の可能性が示唆されています。
現在、パツリンはりんご果汁を汚染するかび毒として国際的にも規制の対象とされています。汚染の原因として
①台風等により、りんごが地上に落下して傷がつき土壌中のかびが損傷部から侵入し、果実の中で増殖してパツリンを生産する。
②りんご収穫後、包装や輸送時に受けた損傷部から侵入する。
などが考えられます。
 

残留基準値

コーデックス委員会ではりんご果汁について50μg/kgの設定。
国内においてはも食品衛生法に基づく清涼飲料水の成分規格としてりんごジュース及び原料用リンゴ果汁について基準値として 50μg/kgが定められています。

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